〔フクシマ・For the Record〕 劇作家の平田オリザさん 18日 ソウルで言明 「汚染水の処理問題では韓国の方々にも大変な迷惑をかけた。流された水は非常に低濃度で、量も少ない。米国政府からの強い要請で(海に)流れた」
毎日新聞 ⇒ http://mainichi.jp/select/today/news/20110519k0000m010138000c.html?inb=tw
(この)発言について平田氏は「内閣官房参与であるが、この問題には全くかかわっておらず、事実関係を確認できる立場でもない」と語り、事実誤認であることを強調した。18日朝、東京からの電子メールで報道を知り、仙谷由人官房副長官に電話で「申し訳なかった」と謝罪したという。
大沼: ブッシュ大統領の「水責め拷問」を批判して、CIAを離れた人たちがいた。拷問では「質の高い情報」をとることはできないと考える人たちだ。「真実」に迫るには、「拷問」ではなく、相手の「言葉」を分析するのが一番だと考える人たちだ。
彼らは「TBA(戦術的行動評価)」という分析法で「真実」に迫るのだが、それをこの平田オリザ氏にあてはめると、どうなるか?
ポイントは、平田氏が「米政府から……」の前段で、「流された水は非常に低濃度で、量も少ない」と言っていることだ。
これは明らかに事実誤認である。ウソである。
平田氏は内閣官房参与として、こう言わざると得なかった。その後ろめたさがあったのだろう。
だから平田氏は、そのあと、「真実」を告げ、前段発言のウソからの離脱を図った。良心の平衡を図ったのだ。
つまり、結論を言えば、「米国政府からの強い要請で(海に)流れた」は「真実」である。
ここから、もうひとつの真実が浮かび上がる。
「フクシマ」の事故対策の「主導権」は、汚染水の放流時点ですでにアメリカ側にあった、ということである。
米政府が日本に派遣した原子力規制委(NRC)の「原子炉チーム」を中心とした専門家グループが事実上の「指揮権」を握っていたのである。
もたもたとして決断できない日本政府・東電に「早くしろ。排水して注水しろ」と命令したのは、アメリカである。
☆
「平和哲学センター」の乗松聡子さんによれば、東京新聞(4・8)はこう伝えている。
日本側関係者によると、米エネルギー省の意を受けた同省関係者が日本人研究者とともに一日、官邸で政府高官と面会。「汚染水を海に放出し、早く原子炉を冷却できるようにしないといけない。放射性物質は海中に拡散するので問題ない。米政府は放出に抗議しない」とのメッセージを伝えたという。
Posted by 大沼安史 at 08:19 午前 | Permalink
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