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2011-05-10

〔フクシマ For the Record〕 IRPN(核戦争防止国際医師会議)の高木文科相あて公開書簡 「福島の子どもたちの被曝許容量は有害であり、保護義務を放棄している」

 「平和哲学センター」、乗松聡子さんによる対訳 ⇒ http://peacephilosophy.blogspot.com/2011/05/ippnw-ippnw-to-japanese-government.html

 4月29日付の公開書簡である。いずれ、高木大臣の責任が問われる日も来よう。

 以下は書簡の一部。

 「米国国立科学アカデミーBEIR VII 報告書によると、被曝1ミリシーベルトにつき1万人に1人、固形癌(白血病以外の癌)にかかるリスクが増し、10万人に1人、白血病になるリスクが増し、1万7500人に1人が癌で死亡するリスクが増すと予測されています。しかし決定的な要素は、人によってリスクが異なるということです。放射線被曝によって生じる癌のリスクは乳児(1歳未満)の場合は大人の3倍から4倍であり、女の乳児は男の乳児よりも2倍影響を受けやすいのです」

 「ドイツの最新の研究では、25年間の小児癌の記録を調べた結果、正常運転をしている原子力発電所でさえ、半径5キロ以内に住んでいる5歳以下の子どもは白血病になるリスクが倍以上だったという結果が出ました。原発から50キロ以上離れている場所でもより高いリスクが確認されました。これは予想を大きく上回る結果で、子どもと胎児が特に放射線に弱いということが明らかになりました」

 「私たちは医師として、福島の子どもたちに有害なレベルの被曝を許容するということは許し難く、子どもたちと将来の世代を保護する義務の放棄であると考えます」

 「私たちが日本政府に強く要求することは、すでに健康を害し安全を脅かされている人々の被曝許容量を引き上げるのではなく、この悲劇の結果として汚染された福島原発周辺の避難区域を更に拡大し、日本の人たちの健康と安全確保を他の何よりも優先させるためにあらゆる手を尽くすことです」

Posted by 大沼安史 at 06:53 午後 |

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