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2011-05-27

〔フクシマ・For the Record〕 永田町「海水の怪」捕物控―― 「原子の国」 トホホ笑劇場 

 ドイツのシュピーゲル誌に「原子の国(Der Atomstaat)」(5月23日)という記事が掲載されています。そこに、こんなくだりがありました。

  「3・11」を境に、「原子力ロビー」の「安全」科白は「ファルス(笑劇)」に変わった、と。   ⇒ http://www.spiegel.de/spiegel/0,1518,764069,00.html
 Ein ums andere Mal hat die Realität seither die Sicherheitsparolen der Atomlobby zur Farce gemacht……

 今回の「海水」注入劇も、そんな続編のひとつ。お粗末な(情けない……)「永田町&霞ヶ関一座によるトホホ笑劇場」だったようです。

 ★ 幕開け  

 産経新聞(21日付け)⇒ http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110521/plc11052100440001-n1.htm

 東日本大震災で被災した東京電力福島第1原発1号機に関し、3月12日に東電は原子炉への海水注入を開始したにもかかわらず菅直人首相が「聞いていない」と激怒したとの情報が入り、約1時間中断したことが20日、政界関係者らの話で分かった。
 ……自民党の安倍晋三元首相は20日付のメールマガジンで「『海水注入の指示』は全くのでっち上げ」と指摘。「首相は間違った判断と嘘について国民に謝罪し直ちに辞任すべき」と断じた。これに対し、枝野幸男官房長官は20日夜「安倍氏の発言が偽メール事件にならなければいいが」と牽制(けんせい)。首相周辺も「激怒はしていない。安全を確認しただけだ」と強調した。

 ★ 台本役者(?)

 【メルマガ】安倍晋三です  2011/5/21(土) 午前 0:59
 ⇒ http://blogs.yahoo.co.jp/dedeoisaho/43319205.html

 福島第一原発問題で菅首相の唯一の英断と言われている「3月12日の海水注入の指示。」が、実は全くのでっち上げである事が明らかになりました。

 複数の関係者の証言によると、事実は次の通りです。

 12日19時04分に海水注入を開始。
 同時に官邸に報告したところ、菅総理が「俺は聞いていない!」と激怒。
 官邸から東電への電話で、19時25分海水注入を中断。
 実務者、識者の説得で20時20分注入再会。

 実際は、東電はマニュアル通り淡水が切れた後、海水を注入しようと考えており、実行した。
 しかし、 やっと始まった海水注入を止めたのは、何と菅総理その人だったのです。

 この事実を糊塗する為最初の注入を『試験注入』として、止めてしまった事をごまかし、そして なんと海水注入を菅総理の英断とのウソを側近は新聞・テレビにばらまいたのです。

 これが真実です。

 菅総理は間違った判断と嘘について国民に謝罪し直ちに辞任すべきです。

 ★ 劇評

 ツイッター情報 ①

 報ステ。「菅首相の指示で海水注入を中断した」は『経産省幹部』から安倍晋三元総理へのリーク。週刊ポストの中村審議官更迭ネタも『経産省幹部』情報だった。

 ツイッター情報 ②

 【今回のデマ拡散の流れ】安倍晋三がメルマガで「菅総理が海水注水を中止させた」というデマを配信→産経新聞が裏も取らずに記事→読売新聞が裏も取らずに後追い→おめでたい谷垣が国会で質疑→東電が「海水注水は中止していない」と否定←今ココ

 大沼 こうした「原子の国」の亡者どもはいずれ「一網打尽」にしなければなりません。

Posted by 大沼安史 at 11:11 午前 |

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