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2011-05-23

〔フクシマ・For the Record〕 武田邦彦・中部大学教授 参考人陳述 衆院文部科学委員会 5月18日

 ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=miVcYx8nJ-g&feature=related

 (2006年に「新しい地震指針」が決まった。「残余のリスクを認めた」ものだ。この「残余のリスク」とはいわゆる「想定外」のことである。「残余のリスク」として、①施設壊れる②放射能が漏れる③住民が「著しく」被曝する――この3つを認めた。)

 □ これは日本国が 原発は想定外(の事故)であれば倒壊して、大量の放射線が漏れて、住民が被曝する装置であって構わないということを認めたことでありまして、私はビックリいたしまして……これはもうダメだ、と」

 □ どこに問題があるかというと、原子炉は比較的強く守られておりますが、原子力発電所全体の安全は非常に弱い。これ何故かといいますと、「地震指針」の時に、私専門委員で「地震指針」の審査にしておるんですが、その冒頭にこう質問したことがあるんです。この指針は原子炉を守るための指針なのか、付近住民を守るための指針なのか、という質問をしております。この意味はですね、原子炉だけを守るのと、原子力発電所の全体を守り、かつ付近住民が被曝しないということを守るのとでは設計上、大きく違ってまいります。どちらをとるかとうことがきわめて重要な問題だろうと思っています。

 □ 福島原発では論理的に原子力発電所が壊れるという設計通りのことが行われたわけですね。設計通りのことが行われてそれで壊れたわけですから、これはやはりですね、日本の他の原発を全部止めて、そして設計の見直しを行って、安全の見直しを行って再開するのが、政治的にはどういう影響があるか分かりませんが、技術的には正しい方法であろうと私は思っています。それによって原子力発電所は安全に動くことができる。

 □ この前、ある電力会社とプライベートな会合がありまして、私はこういうふうに質問しました。原子力発電所が壊れたら、われわれの市は水源を失うんだけど、電力会社はペットボトルを用意されていますか?――と。「してない」。そのうちには空間線量が上がって、子どもたちを疎開させねばならないけど、電力会社は疎開先の小学校をどこに用意してますか? 「用意してない」と。そのうちには土地が汚れて、土地の土を持っていかなければならないけど、その土を持っていくところはどこにありますか? 「ない」と。え~と私は現在の社会で技術的に適用されている巨大技術というのは、すべからくその実施者が、それに何かあったときにですね、ちゃんと始末を持つ責任を持つ。もしくは実施能力を持っているがゆえに認められている、と思っています。ある技術でやって、製品をつくってですね――僕は技術を長くやって来ましたけれども――それが壊れたら何も知らないというような技術が存在すると。それがしかも国策でやられているということはですね、私は非常な違和感を感じます。

Posted by 大沼安史 at 08:33 午前 |

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