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2011-03-29

〔フクシマ・ノート〕  桜・校庭・子どもたち

 スーパーに並んでミネラル・ウォーターを買って来た。帰り道、ああ、やはりそうだった、と思い出した。

 僕はたしかに、たしか福島の富岡町(だったと思う)を車で走ったことがあるのだ。仙台に帰って、雑誌の取材のアルバイトをした時、出かけていた……。14・5年前のことだ。

 桜の並木道だった。青葉の季節だった。満開なら桜色のトンネルになるな、と思った。

  ☆

 福島の桜といえば、郡山市の隣、三春町の滝桜は、たった一本で、壮麗な、宮殿のようのように、咲き誇る。

 その三春町にもその頃、出かけた。花見ではなく、町の武藤義男・教育長に会いに行ったのだ。

 武藤さんは三春で教育改革に取り組んでいた。それで話を聞きに行ったのだ。

 学校を見学し、自宅にもおじゃました。

 誠実な方だった。静かな決意の人だった。文科省の管理教育を打ち破ろうとしていた。

  ☆

 三春にも、原発難民が「自主的に」避難して来て、学校の体育館はきっと避難所になっていることだろう。

 きっと、子こどもたちが逃げて来ていることだろう。

 その姿を、今は亡き、武藤さんが目の当たりにしたら、きっとお怒りになることだろう。

 家族を、子どもたちを放射能で追い立てる、この日本という国をお怒りになるだろう。

  ☆

 今朝、6時台のNHKラジオで、経済評論家の内橋克人さんが、静かに、怒りをこめて、お話しになっていた。

 その中に、国が「原発安全教育」を組織的に進めて来た、という、手厳しい指摘もあった。

 そんな安全教育の場で、放送局の解説委員は、子どもたちに向かって、こう行ったそうだ。

 「さあ、ここは論理的に考えましょう」

  ☆

 「フクシマ」周辺の無人の学校の校庭にも桜があり、間もなく開花する。

Posted by 大沼安史 at 05:06 午後 |

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