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2011-03-24

〔★★★★★ 原発NEWS〕 「4号機の圧力容器の鋼鉄に欠陥」 製造過程で「歪み」 上司が隠蔽指示 日本人エンジニアが20年以上前に告発

 ブルームバーグは、元「日立」合弁会社の日本人エンジニアが、自身がかかわった「4号機」の格納容器の鋼鉄に欠陥がある恐れがあると言明していることを明らかにした。⇒ http://www.bloomberg.com/news/2011-03-23/fukushima-engineer-says-he-covered-up-flaw-at-shut-reactor.html

 日本人エンジニア(タカナ・ミツヒコ=田中三彦氏)は、作業に従事していた1974年の時点において、自ら「製造欠陥(a manufacturing defect )」隠しに関与したことを認めているという。
 
 「4号機」を日本人エンジニアは「時限爆弾」だと指摘している。

 田中氏によると、「4号機」の圧力容器は「バブコック日立」社の呉工場(鋳造所)での製造最終工程で損傷した。

 圧力容器(格納容器 直径6メートル、高さ20メートル))を大型溶鉱炉に中に据え、「溶接によるストレス(welding stress)」を最終的な仕上げの作業で損傷した。

 仕上げの処理は、圧力容器の鉄鋼を600度以上に熱し、やわらかにするものだった。

 圧力容器を炉に内部に送り込む最中、圧力容器を内側から支えてた留め金(brace)がそのまま放置されたか(内部で)落下した。

 そのまま溶鉱炉への送風が行われ(熱処理が行われ)たが、作業後、冷却した圧力容器を調べたところ、鉄鋼の側壁が歪んでいるのが確認された。

 この結果、圧力容器の高さと直径に3センチ4ミリ以上の歪みが出た。

 これは原子力の規制で、廃棄処分にしなければならない欠陥だった。田中氏の上司は氏に誰にも気付かれないよう形を整える(reshape)よう命じた――という。

 Tanaka says the reactor pressure vessel inside Fukushima’s unit No. 4 was damaged at a Babcock-Hitachi foundry in Kure City, in Hiroshima prefecture, during the last step of a manufacturing process that took 2 1/2 years and cost tens of millions of dollars. If the mistake had been discovered, the company might have been bankrupted, he said.

 Inside a blast furnace the size of a small airplane hanger the reactor pressure vessel was being treated one last time to remove welding stress. The cylinder, 20 meters tall and 6 meters in diameter, was heated to more than 600 degrees Celsius (1,112 degrees Fahrenheit), a temperature that softens metal.

 Braces that were supposed to have been placed inside during the blasting were either forgotten or fell over when the cylinder was wheeled into the furnace. After the vessel cooled, workers found that its walls had warped, Tanaka said.

 The vessel had sagged so that its height and width differed by more than 34 millimeters, meaning it should have been scrapped, according to nuclear regulations. Rather than sacrifice years of work and risk the company’s survival, Tanaka’s boss asked him to reshape the vessel so that no-one would know it had ever been damaged.

 田中氏は、日立はこの製造に2年半を数十万ドルを投入しており、欠陥が明らかになっていたら、会社は破産していたかも知れない、と語った。

 田中氏はこの問題を岩波新書をすでに詳しく書いており、その結果、1988年には通産省が関心を示していたという。

 この問題について「日立」のスポークスマンは、田中氏が修繕しおうとした格納容器の鋼鉄の「へこみ(dent)」について同氏と議論し、(日立として)何の問題もないと結論付けたと言っている。

 しかし同スポークスマンはそれ(1988年の議論)以来、日立としの見解の見直しをかけていないことも認めた。

 大沼 : 田中氏は「チェルノブイリ」の惨事を見て、原発エンジニアとしてのキャリアを投げ打ち、警告を鳴らし続けてきた人だ。

 氏の捨て身の警告に耳を傾けておくべきだった。 

Posted by 大沼安史 at 11:35 午前 |

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