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2011-01-27

〔いんさいど世界〕 最大不幸国家=アメリカ オバマ State of the Disunion 演説

 オバマの一般教書(State of the Union)演説を、サラ・フーロさんという女性が、ボストン・グローブ紙への投書で痛烈に批判していた。

 巨額の戦費を費やし、数千人の若いアメリカ人兵士をカタワにしているイラク・アフガン戦争を、オバマはまるで「進歩と平和のための、もうひとつの、素晴らしきアメリカのプログラム」のように語ってみせた、と。

 サラさんの息子さんは米軍の兵士。米軍兵士の母の言葉は、ストレートに、真実へと向かう。

 We can’t win this war, and we can’t afford it.
 (勝てないし、戦い続けることもできない)

 そしてこう結論づける。

 「愛する者が戦争に中にいる私たちは、イラク・アフガン戦争が財政的・道徳的な破産で終わるほかないことを知っています。この国の負債を積み上げたのは福祉ではなく、終わりなき戦争です」

 ⇒ http://www.boston.com/bostonglobe/editorial_opinion/letters/articles/2011/01/27/state_of_the_union_gets_lost_in_the_fog_of_war/

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 サラさんは、「発言する軍人家族(Military Families Speak Out)」のメンバーだそうだ。

 2002年に出来た組織で、4000人近くが参加している。

 そのサイトに、オバマの一般教書演説に対する会としての声明が出ていた。⇒ http://www.mfso.org/article.php?id=1436

 イラク戦争の戦費650億ドルがあれば、それだけで、100万人以上の失業者を雇うことができる、と。

 声明の中で、モンタナの帰還兵士の妻の訴えが紹介されていた。「夫は3回目の手術を受けたばかりだが、体の75%が不自由なまま。失業手当もカットされた。私がフルタイム働いた稼ぎではやってゆけない」

 モンタナの妻の批判もストレートだ。

 「議員たちはオバマ演説に拍手しているけれど、私はね、請求書を払えればいいだけなの」

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 オマバが米国民にバラ色に語った、「アメリカの現状(State of the Union )」の真実の姿は、日本の総理大臣流に表現すれば、こうなる……。

 「最低不幸国家=アメリカ」

 「最大不幸国家=アメリカ」

 「最悪不幸国家=アメリカ」

 そこにはネーションとしての「Unionn(統一)」は、ない。

  Disunion(分裂)、あるのみ。

  

 

Posted by 大沼安史 at 09:40 午後 1.いんさいど世界 |

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