〔ウィキリークス NEWS〕 ブッシュ政権下のNZ大使館、マイケル・ムーア監督の「華氏9・11」、ニュージーランドの現職閣僚「主催」上映会の噂でパニック
ブッシュ政権が「9・11」をめぐる疑惑の広がりをいかに恐れていたかを物語る秘密電が、英紙ガーディアンの分析で明らかになった。
2004年7月30日、ニュージーランド・ウェリントンのアメリカ大使館発の秘密(コンフィデンシャル)電。
同紙によると、ニュージーランド政府の現職閣僚の一人が、マイケル・ムーア監督のドキュメンタリー映画、「華氏9・11」の上映会を主催するとの噂を聞き付け、バーネット公使が直々にニュージーランドの首相府と、当該閣僚に、と電話を入れていたそうだ。
「大変な事態になりうる」と。
が、ニュージーランドの首相のオフィスの返事は、「聞いてもいない」。
次いで、当該閣僚(女性)のオフィスに確認の電話を入れたが、電話交換手から、そういうご用件ではつなげません、と門前払いを食ったそうだ。
女性閣僚のオフィス、なかなかやるじゃないか!
この女性閣僚、労働党のマリアン・ホッブス、という方だそう。
バーネット公使から電話が入ったあと、マリアンさんは自分から米大使館に電話を入れ、地元選挙区の資金集めで「華氏9・11」の上映会があり、それに出席しただけですが……と言ったそうだ。
⇒ http://www.guardian.co.uk/world/2010/dec/22/wikileaks-cables-michael-moore-nz
ウェリントン大使館発秘密電 ⇒ http://www.guardian.co.uk/world/us-embassy-cables-documents/19257
Posted by 大沼安史 at 07:16 午後 | Permalink
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