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2010-10-25

〔いんさいど世界〕 太陽燦々 愛のKYOTO・BOX

 キョート・ボックスってご存知ですか?
 僕が知ったのはこの夏。酷暑の盛りの頃でした。
 書くには暑すぎる季節。冷涼な秋の到来を待っていたわけです。

 旧聞(昨年、世界的に有名になりました)に属する話ですが、遅ればせながら、(まだご存知ない方のために)紹介したいと思います。

 KYOTO BOXって人々の暮らしを助け、地球環境を守る、すぐれもの。

 百聞は一見にしかず、で、写真を見てください。⇒ 

 ☆☆

 ⇒ http://www.google.co.jp/imglanding?imgurl=http://www.greenlaunches.com/entry_images/0309/20/Kyoto_Box.jpg&imgrefurl=http://www.greenlaunches.com/alternative-energy/cheap-solarpower-kyoto-box-cooker-for-rural-africa.php&h=414&w=450&sz=47&tbnid=3lQwCkQBDXqmJM:&tbnh=117&tbnw=127&prev=/images%3Fq%3DKyoto%2BBox&zoom=1&q=Kyoto+Box&usg=__bqhBu7MoBp9bovqlOMtxxQ6pLP8%3D&sa=X&ei=FPXETP6zJseGcf6bwM0N&ved=0CCoQ9QEwAw

 長方体のダンボール箱の水槽に入っているのは、クッキングの鍋です。周りは熱湯。全体を長方形の透明なアクリル・ガラスで蓋しています。ダンボールの4つの耳(蓋)にはアルミホイルが貼ってあり、水槽はくまなく真っ黒に塗られている。

 アルミホイルは太陽光の反射板。
 水槽の黒塗装で、太陽光線を吸収する。

 たったこれだけで、水槽の水温はたちまち80度以上の熱湯に達するそうです。その熱を利用して、お鍋で煮炊きする。

 キョート・ボックス(京都箱)って、つまり、燃料の入らない――薪もいらない、ソーラー・クッカーなわけ。

 水槽の水は熱湯消毒(殺菌)されるので、飲料水にできる。病気にならなくてすむ……。

 ☆☆

 実はこのKYOTO・BOXって、英国の新聞、フィナンシャル・タイムズの2009年環境発明賞に輝いたものなのです。

 アフリカのケニアに住む、ヨン・ボーマーさんって、ノルウェーの方の発明。⇒ http://www.greenbiz.com/news/2009/04/09/solar-cooker-heats-75k-climate-change-contest

 で、どうして、これを考え出したかというと、アフリカの女性って、煮炊きの燃料にする枯れ枝の採集に難儀しているのを見たことから。

 片道1時間以上、歩いて、拾い集めて、持ち帰って来る。

 歩くだけで大変。猛獣が出て来ないとも限らない、危険な仕事。

 何より、大切な日中の働く時間を、とられてしまう。

 そこで考案したのが、コレ。黒のペンキ塗りは、小さなお嬢さんが手伝ってくれたそう!

 ☆☆

 カンタン・ローテク・ローコストだから、貧しい人でもゲットできる。

 地元ケニアの人々に歓迎されたは当然のことですね。

 気をよくしたボーマーさん、キョート・エネルギー社を立ち上げ、ダンボールよりもっと耐久性のあるポリプロピレン製のものを商品化した。

 一個約1700円と手ごろな値段。人気も「沸騰」し、いまではケニアのほか、インドネシアや南アにも拠点を構えるようになった。⇒ http://www.kyoto-energy.com/kyoto-box.html
 
 ☆☆

 でも、ボーマーさんて、よほど太陽光につかれた人らしく、BOXだけじゃないんです。

 次々にアイデア商品を開発して、商品化している。

 その中で僕が特に感心したのを1個だけあげると、KYOTO・BAGもなかなか凄い。

 これ、水を10リットル入れることができるプラスチックの袋ですが、バッグの色は例によって、太陽光を吸収する黒。その熱で水をお湯にし、消毒もしてしまう。

 バッグにはシャワー・ノズルもついていて、夜、温水シャワーを楽しむことができるんだそうです。 
 ⇒ http://www.kyoto-energy.com/kyoto-bag.html

 ☆☆

 KYOTO・BOXのキョートって、もちろん、地球温暖化防止の京都議定書のキョート。

 日本発で、いろんなキョート製品が、どしどし、どんどん出て来てほしいですね。
 

Posted by 大沼安史 at 01:40 午後 1.いんさいど世界 |

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