〔NEWS〕「道路のアスファルトさえも……」 英紙がロシア・火炎地獄インフェルノをルポ 「アメリカの気象兵器のせいだ」
森林火災の煙がモスクワの街を覆っている。
猛暑。道端の草も枯れて、散歩の犬も家でごろごろしている。風邪のシーズンでもないのに、マスクをして歩くモスクワ市民。
地下鉄の地下空間がオアシスとなったモスクワ……。
そんな記事が英紙インディペンデントに出ていた。
⇒ http://www.independent.co.uk/opinion/commentators/lena-melnikova-dark-rumours-in-a-city-suffering-a-nightmare-of-heat-and-smog-2043554.html
熱波が冷戦時代を思い出させたらしい。モスクワに、こんな噂が流れているそうだ。
「これはアメリカの気象兵器のせいだ」
モスクワから100キロ離れた、モンコヴォイェ村。400人が暮らすこの村は5日にすべて焼失した。7人が死亡、7人が行方不明。
同紙によると( ⇒ http://www.independent.co.uk/news/world/europe/russian-wildfires-even-the-road-seemed-to-be-on-fire-it-was-like-descending-into-hell-2043553.html )、火炎はこんなふうに襲って来た。
その日の朝、村人は「異変」に気付き、目をさました。午前10時、全員がパスポートなど持って集まった。
警察や消防に電話したが、自分たちで対策をとれ、と言われた。
アヌルエフさんはサイドカーつきのオートバイに奥さんを乗せて逃げようした。そこへ火炎が襲って来た。アヌルエフさんは奥さんを、オートバイの自分の前に乗せ、危機一髪で脱出に成功した。
アヌルエフさんは言った。
「周りは何もかも火の海だった。家も木も、地面さえも――みんな燃え上がっていた。道路のアスファルトさえも燃えているようだった。まるで地獄に落ちてゆくようだった」
Posted by 大沼安史 at 11:03 午前 | Permalink