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2010-08-21

〔いんさいど世界〕  「認識を示す」国の「公共放送」 距離と温度 倒錯の 「報道物理学」

 私はテレビを観ない。(受像機を)持たない主義――つまり、家にテレビがない! けど、やはり天下の「NHKニュース」は気になる。

 NHKは、全国の「視聴者」から受信料を徴収して「公共放送」を続けている、我が国最大のメディアだからだ。

 そんな「みなさまのNHK」がどんな「報道」をしているか?……メディア・ウオッチャーの私としては、やはり気になる。

 NHKNHKNHKNH

 ネットの「グーグル(Google)ニュース」で、時々、「NHKニュース」(ネットニュース)が流れることがある。時々、読む。

  グーグルが最近、こんな「NHKニュース」を伝えていた。

 それを読んであらためて思った。いや、愕然とした……。
 う~ん、NHKって、ジャーナリズムなの?――と。

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 まずは、「首相再選支持勢力にも温度差」なる「報道」を見ていただこう――。 ⇒ http://www.nhk.or.jp/news/html/20100821/t10013482251000.html

 これが凄い!

 「民主党代表選挙をめぐって……菅総理大臣は、すでに挙党態勢は確立されているという認識を示す一方で、閣僚からは、まだ十分とは言えないという指摘もあり、菅総理大臣の再選を支持する勢力の間でも小沢氏との距離感をめぐって温度差が出ています」

 例によって、ヨイショ権威付けの「認識を示す」報道。それに加えて、「距離感をめぐって温度差」なる、難解な「物理学的」な表現!

 距離感に温度差?

 どういうこと? サル山の派閥の「駆け引き&様子見」、それだけのことじゃない?

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 もう一個。あきれ果てた例を。
 
 「 電気料金払えず 熱中症で死亡」のニュース報道。⇒ 
  http://www.nhk.or.jp/news/html/20100821/t10013482251000.html

 さいたま市で、電気を止められた76歳のお年寄りが、熱中症で死亡した、との報道である。

 ――警察によりますと、同居していた長男は「収入が父親の年金だけで電気料金が払えず、冷房を使っていなかった」と話しているということで、警察が詳しい状況を調べています。

 「冷房を使っていなかった」?……

 電気が止められていて、クーラーを(そして扇風機が、たとえあったとしても)使いたくとも使えなかったのを「使っていなかった」という、この無神経!

 でも、これはまだ序の口……。「生活保護は受けておらず」という部分を読んで、怒りがこみ上げて来た。

 まるで「生活保護を受けていない」のは、死んだ老人の過失のような物言い。

 事実(?)は「さいたま新聞」( ⇒   http://www.saitama-np.co.jp/news08/17/07.html )などが報じているように、死んだ老人は「10年以上前に長男の生活保護を申請したが認められ(ず、そのころ電気とガスを解約した。男性の年金は、2カ月で十数万円。月5万5千円の家賃を支払うと、光熱費を工面でき)」なかった、のだ。

 NHKNHKNHKNH

 果たして「事実」はどうだったか? NHKは「警察によりますと……警察が詳しい状況を調べています」と、短いニュース報道で、2度、いや3度も「警察……」を、繰り返しているが、報道機関としての、君たちの「取材」は――君たちの「取材」結果はどうなっているのだ?

 政局記事では「温度差」などと軽くノタマワッテいる(気温差に敏感であることを誇っているようでもある)が、扇風機もないオーブンのような家の中で、「暑熱死」しななくちゃならない庶民(お年寄り)のことを、NHKの報道局の諸君よ、君たちはどう思っているのだ?

 距離感?……
 権力との「距離感」をなくしているのは(民衆のための社会の木鐸意識をなくしているのは)、君たち「みなさまのNHK」ではないか?

  (「距離感」に注目する諸君なら、「暑熱死」した「老人」と「行政」の距離感――民生委員との距離、生活保護窓口との距離――にも注目すべきではなかったか?)

 温度差?……庶民の「体温」を感じられなくなったNHKは、「おれさまのNHK」でしかないのではないか?

 (そんなにも「温度差」が気になるなら、「老人」宅の室内温度、亡くなったときの体温についても報じるべきではないのか?)

 NHKよ、恥を知ることだ。襟を正すことだ。

 権力者にごますり、庶民を見下す、強きを助け弱きを挫く、上意下達の君らの姿勢は、ジャーナリズムに求められる、由緒正しき、草の根の「地上の力学」に反するものだ!

 「上(へ)」と「下(へ)」とでベクトルが逆になる、倒錯した、NHK・SM、マゾ・サド、報道物理学! 民の声、地の声を語ることなく、権力の声を電波に乗せて、放射しまくる報道物理学!  

 受信料を払いたくない視聴者が出るのも、当然のことである。

〈NHK受信料の拒否に関心のある方は〉 ⇒ http://www.zipangu.com/nhk/kyohi.html

 

Posted by 大沼安史 at 09:44 午後 1.いんさいど世界 |

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