〔NEWS〕 米軍ヘリ、イラク民衆機関砲掃射ビデオ ウィキリークス漏洩の疑いで22歳の米陸軍情報アナリストを逮捕 ペンタゴン 流出情報のさらなるネット公開を恐れ、ウィキリークスの指導者を追跡
「ウィキリークス」に米軍ヘリによるイラク民衆機関砲掃射ビデオが流出した件で、米軍当局はイラクに駐留する米陸軍情報アナリスト(特科兵)、ブラッドレイ・マニングさん(22歳)を逮捕した。
ネット・メディアの「ワイアド」がスクープで報じたもので、その後、ワシントン・ポストやBBCも相次いで報道、「内部告発」したとされるマニングさんに対し、世界的な注目が集まっている。
マニングさんはメリーランド州ポトマックの出身。バグダッドの東65キロにある「ハマー前進作戦基地」に配備されていた。逮捕されたのは半月以上前で、現在、クウェートに身柄を移されている。
「ワイアド」によると、マニングさんはコンピューターも元ハッカーとのオンラインでの会話で、「ヘリ掃射ビデオ」の漏洩を認めたとされる。
マニングさんはまた、元ハッカーに対して、機密外交文書が「公開」されたら、ヒラリー・クリントン以下、心臓麻痺を起こすのでは、と語ったとされる。
「ウィキリークス」は、米軍によるアフガンでの民衆虐殺ビデオの公開を予告しているが、これがマニングさんによる漏洩かは不明。
一方、ネット・メディア、「デイリー・ビースト」に掲載された、元ニューヨーク・タイムズ記者、フィリップ・シェノン氏のレポートによると、米軍当局(ペンタゴン)は、「ウィキリークス」のさらなる米機密情報の公開を恐れ、「ウィキリークス」主宰者のオーストラリア人、ジュリアン・アサンジ氏の捜索活動を続けている。
ワイアド⇒ http://www.wired.com/threatlevel/2010/06/leak/
ワシントン・ポスト ⇒ http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/06/09/AR2010060906170.html
ガーディアン ⇒ http://www.guardian.co.uk/media/2010/jun/11/wikileaks-founder-assange-pentagon-manning
Posted by 大沼安史 at 07:49 午後 | Permalink
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