〔重要 NEWS〕 バグダッド郊外 米軍アパッチヘリ 住民ら10数人を30ミリ機関砲で掃射・虐殺 内部告発ビデオを「ウィキリークス」が公開
◇警告 このビデオには残虐な映像が含まれています。
⇒ http://www.youtube.com/watch?v=QJ_zTrjMhX8&feature=player_embedded#
内部告発情報をネットで公開している「ウィキリークス」は、米軍のアパッチヘリがバグダッド郊外で、イラクの住民たちを低空から機関砲(口径30ミリ)で掃射、約12人を殺戮する模様を実写したビデオを公開した。
機関砲を掃射したアパッチヘリによる実写ビデオ。
米軍関係者が「ウィキリーク」に「漏洩(リーク)して明るみに出た。
ヘリ虐殺が起きたのは2007年7月12日の日中、バグダッド郊外、新バグダッドでのこと。
アパッチヘリが上空を飛行中、住民の一部が銃を手にしているのを発見、銃を持たない非武装の人々が路上で立ち話しているところへ、機関砲掃射を加えた。
殺害されたイラク人の中に、ロイター通信バグダッド支局で働く、運転助手とカメラマンの2人が含まれていたことから、ローター通信では米軍に対して調査を要求、情報自由法に基づき、ヘリ搭載カメラによる実写ビデオ映像の公開を求めていたが、米軍は正当な戦闘行為であるとして拒否していた。
その実写ビデオが今回、リークにより公開されたことで、米軍の隠蔽工作が明らかになった。
実写ビデオは、たしかに銃を持ったイラク人男性を映し出しているが、ただ銃を持ってぶらぶらしているだけで(自警のためとみられる)、敵対行動をとってはいない。
実写ビデオは米軍の残虐行為の「証拠」となるもの。米軍はイラクでも、ベトナム戦争時の「ソンミ虐殺事件」のような行動をとっていたわけで、国際的な非難がさらに強まりそうだ。
英紙ガーディアンによると、今回のビデオ「公開」の前に米軍は、アフガニスタンで女性3人を殺害した米特殊部隊が、隠蔽を図るため、女性の遺体から銃弾を摘出していたことを認めていた。
戦争とは、戦場とは、こういうことが起こる場所なのだ。
今回、明らかになった実写ビデオには、通信の音声も録音されている。
「ナイス!」「グッドシュート」「サンクス」――なんということ……。
「ウイキリークス」ではいま、アフガンでの新たな米軍による残虐映像の公開に向け、準備中だそうだ。
ウィキリークスHP ⇒ http://www.wikileaks.org/
ガーディアン ⇒ http://www.guardian.co.uk/world/2010/apr/05/wikileaks-us-army-iraq-attack
ウィキリークス Wiki ⇒ http://ja.wikipedia.org/wiki/Wikileaks
Posted by 大沼安史 at 07:01 午後 | Permalink