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2010-03-22

〔いんさいど世界〕 舌で見る!

 英紙インディペンデント(電子版)、BBC(英国放送協会)の電子版に、イラク戦争で失明した英軍兵士が、「舌を使って見る」ことに挑戦し、成功している――という記事が出ていて、驚かされた。
  インディペンデント ⇒ http://www.independent.co.uk/news/science/blind-soldier-sees-with-tongue-device-1921830.html
  BBC ⇒ http://news.bbc.co.uk/2/hi/health/1220632.stm 

 クレイグ・ルンドバーグ伍長(24歳)。
 3年前、イラクのバスラで、手榴弾の爆発により、両目の視力を失った。

 そのクレイグさんが、どうやって「見る」ことができるようになったか?

 それは、米国ウィスコンシン州ミドルトンという町の「ウィキャブ(Wicab)社が昨年春に開発した、「プレインポート(BrainPort)」という機器のおかげである。
  Wicab 社HP ⇒ http://vision.wicab.com/index.php

 英国防省がこの「ウィキャブ」を使ったリハビリ実験を始めたところ、クレイグさんの「目が見える」ようになった。
 (米国では昨年時点で、この機器の素晴らしさが報じられている。 ワシントン・ポスト ⇒ http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2009/07/20/AR2009072002343.html )

 ウィスコンシン大学の脳科学者たちが開発したこの機器、大きく分けて二つのパーツに分かれている。

 ひとつはサングラスに装着する小型ビデオカメラ。

 もうひとつは、カメラが捉えた映像を電気パルスにして、「ロリポップ(板状のキャンディー)」というデバイスに送り込む装置。

 この「ロリポップ」には、映像の画素を伝える400ののポイント(点)があり、それを口に咥えることで、舌が電気刺激を感知する。

 その刺激で、脳が「映像」を「見る」ことになるのだそうだ。

 今のところ「400ポイント(画素)」の解像力だが、数字も読めるし、その気になれば、ロッククライミングもできる(どこを摑んでよじ登るか、ちゃんと「見える」)! ただし、クレイグさんには今のところまだ、盲導犬のヒューゴ君のサポートが必要だ。
 ユーチューブ ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=xNkw28fz9u0&feature=player_embedded#

 同社では今後、「画素」数を4000に10倍増し、「ロリポップ」の小型化を目指すそう。

 「ロリポップ」を小型化し、歯の裏側などに装着できるようなれば、食べながら「見る」ことも可能になるのだそうだ。

 これは別に戦傷失明者だけのものではない。
 日本でも文科省あたりが、目の不自由な子どもたちのために、導入すべきではないか。 

Posted by 大沼安史 at 02:11 午後 1.いんさいど世界 |

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