〔NEWS〕 ドバイ警察 ハマス指導者のホテル暗殺事件 一部始終をビデオで公開
湾岸のドバイの超高級ホテルで、1月19日夜、ハマスの指導者が、何者かに暗殺された事件で、ドバイ警察は、ホテルや空港などを監視カメラによる、犯行グループの映像を公開した。
犯行グループは、暗殺実行チーム(2人1組)を2チーム、作戦の監視チームを3チーム、投入するなど、組織的な連係プレーで、イスラム過激派、ハマスの指導者、ハマムード・アブフー氏(50歳)を、ドバイの最高級ホテル、アル・ブスタン・ホテルの「230号室」で殺害した。
警察の検死では、同氏は、脳内血圧の急上昇で死亡したとされる。どのような手口で、殺害されたかは明らかにされていない。
ニューヨーク・タイムズ紙によると、アブフー氏はシリアを拠点として活動していたハマスの指導者で、軍事部門のリーダーのひとり。これまでイスラエルの暗殺の企てを何度も潜り抜けて来た人物だった。
暗殺されたアブフー氏がドバイの空港に到着し、入国手続きを済ませたのは、空港の監視カメラによると、1月19日午後3時20分。
同氏は同3時25分、空港近くのアル・ブスタン・オテル、230号室にチェックインした。
同氏のドバイ入りを、暗殺グループは事前に察知しており、犯行(午後8時27分前後)の8時間ほど前から、活動を始めていた。
暗殺グループのリーダー格とみられるのが、ガイルという女性とケヴィンという男性(英紙インディペンデントによると、英国籍の実在に人物のパスポートを所持していたらしい)。
ドバイ入りするなり、アル・ブスタン・ホテルの近くのホテルにチェックイン、ショッピングセンターで、他の暗殺チームと合流し、作戦を開始した。
監視チームを3チーム配置し、アル・ブスタン・ホテルの「230号室」の真向かいの「237号室」を確保。
暗殺実行犯の2チーム(計4人)が、一時外出からホテルに帰って来たアブフー氏の部屋に侵入。殺害したあと、ドバイ空港から全員、出国した。
アブフー氏が遺体で発見されたのは、翌20日の午後1時半だった。
水際立った犯行の手口からみて、イスラエルのモサドの仕業と見られる。
ドバイはイランとの関係も深い「窓口」で、アブフー氏はイラン関係者と接触したものとみられる。
英紙インディペンデントによると、ドバイはイランの国際金融の窓口の役割を果たしており、それが米国の怒りを買って、先の金融危機に追い込まれた。
まるで、ジョン・ルカレのスパイ小説を地で行ったような、暗殺事件。
こんなことを、イスラエルはいつまで繰り返して行こうというのか。
http://www.nytimes.com/2010/01/30/world/middleeast/30dubai.html
Posted by 大沼安史 at 09:20 午後 | Permalink

















