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2010-02-25

〔いんさいど世界〕 黒人運動指導者 「マルコムX」の暗殺45周年 撃たれた「マルコムX」を最後に介抱した女性が、日系活動家、ユリ・コチヤマさんだったことをご存知ですか?

 「2月21日」は、黒人運動指導者、「マルコムX」が、ニューヨーク・ハーレムのホールで演説中、撃たれて死んだ命日である。
 1965年のその日に悲劇は起きた。ことしはその45周年にあたる。

 それを記念して、「デモクラシーNOW」が、暗殺の半年前の「マルコムX」の演説の映像を放映した。⇒  http://www.democracynow.org/2010/2/22/malcolm_x_by_any_means_necessary

 はにかむような、その知的な顔。
 39歳の早すぎる死。惜しい指導者を失ってしまったものだ。 

 さて、「マルコムX」の暗殺事件に関し、「知る人ぞ知る」エピソードをひとつ、ここで紹介しておきたい。
 それは、ステージに撃たれた、仰向けに倒れた彼の元へ、客席から駆け寄り、その顔を膝の上に乗せて介抱した、日系の女性がいたことだ。

 ユリ・コチヤマさん。1921年、カリフォルニア生まれの人権活動家。ハーレムで、「マルコムX」と活動をともにしていた人だ。
 彼女のWiki ⇒ http://en.wikipedia.org/wiki/Yuri_Kochiyama

 その彼女が2年前に、デモクラシーNOWのインタビューを受け、暗殺の模様を生々しく語っていた。ユリ・コチヤマ デモクラシーNOWでの証言 ⇒ http://www.democracynow.org/2008/2/20/civil_rights_activist_yuri_kochiyama_remembers

 それによると、会場で「いざこざ」が起き、マルコムXのボディーガードらがそっちに注意を向けていたその隙をついて、「銃弾13発」が撃ち込まれたそうだ。

 頭を膝の上に乗せ、「マルコムX」の言葉を聴き取ろうとしたが、息をするのも苦しげで、最後の言葉はなかった。
 彼女は「お願いだから、マルコム、生きてちょうだい」と声をかけたそうだ。

 ユリ・コチヤマさんと「マルコムX」の出会いは、その1年前、ニューヨーク・ブルックリンの裁判所でのことだった。(ブルックリンの裁判所には、僕も一度、裁判を傍聴しに行ったことがある)

 若い黒人たちに囲まれた彼に向かって、彼女は「私にも握手してちょうだい」と叫んだ。
 「なぜ?」
 「あなたが、みんなにしてあげていることのために」
 「僕が何を?」
 「あなたは方向を与えている」

 そういうと彼は手を差し出し、彼女と握手したそうだ。

 日系の女性活動家と黒人運動家の出会いは、ともに活動する中に発展し、その後、1年間、続いた。

  マルコムX 日本語Wiki ⇒ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%A0X

 

Posted by 大沼安史 at 06:24 午後 1.いんさいど世界 |

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