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2010-01-16

〔コラム 机の上の空〕 オバマよ、戦争(人災)をやめて、震災ハイチの救援・復興に全力を挙げよ

  アフガン戦争をエスカレートさせたオバマが、ハイチに米軍の救援部隊を送り込んだ。
 2005年、イラク戦争の最中、ハリケーン・カトリーナがニューオルリーンズを襲った時の、ブッシュ政権の「不動」の姿勢は“見事な”ものだったが、それに比べて、オバマの動きは格段に速かった。

 が、しかし……。
 
 かつてハイチでの米軍の活動を現地で取材したことのある、英紙インディペンデントのジャナーリスト、パトリック・コバーン氏が、同紙に書いていた。

 「アメリカはハイチをダメにしようとしている――もう一度(The US is failing Haiti – again)」と。⇒ http://www.independent.co.uk/opinion/commentators/patrick-cockburn-the-us-is-failing-haiti-ndash-again-1869539.html

 なぜ、「もう一度」なのか?
 それは過去に、すでに一度、この国をダメにしているからだ。
 
 ブッシュ政権が、元神父のアリスティドを国外に追放、現政権を据えたのは、2004年。その時、この国の泥棒特権層のために街頭で暴れ回ったのは、地元のギャングどもだった――と、コバーン氏は指摘する。

 腐敗した、無能な政権。国内統治をおろそかにしたツケが、今回の大地震で噴き出した。
 あの、カトリーナのブッシュ政権のように、救援・復旧に「不動」の姿勢を貫いた(いまなお貫いている)、プレヴァル政権。

 オバマはハイチの復興に全力を挙げると見栄を切っているが、本気でハイチを再生させるなら、まともな、正統な政権を――国民のためのまともな、正統な政権を打ち立てなければならない、とコバーン氏は指摘する。

 それができなければ、イラク、アフガンの二の舞を演じることになるだけだと。

 ハイチとニューオルリーズの悲劇は、たしかに天災によるものだが、人災的な要素も強い。

 イラク戦争とアフガン戦争という、最悪の人災が続く中での惨憺たる事態、という点でも両者は共通している。

 戦争に反対する人々の思いと、被災者に救いの手を伸ばそうとする人の思いは同じだ。  

 オバマよ、戦争をしているときではない。被災者を救う時だ。
 アフガンで戦争を止め、戦災者を救い、ハイチを復興する時だ。

 戦争(人災)を止め、地震(天災)被害と闘う時だ。天災との闘いを通じて、アメリカのアイデンティティーを回復せよ!

 それが、君がなさねばらない、あのオスロで授与された、ノーベル平和賞にふさわしい行為である。

Posted by 大沼安史 at 10:01 午後 3.コラム机の上の空 |

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