〔COP15 NEWS〕 英ブラウン首相 エチオピア「トービン税」提案で打開に動く 広がる悲観ムード
英紙インディペンデントによれば、コペンハーゲンのCOP15で英国のブラウン首相は16日、エチオピアのゼナウィ首相の「トービン税」提案を、国連のバン事務総長、米国のジョン・ケリー上院議員にぶつけ、説得を試みた模様だ。
これに対し、バン事務総長は理解を示したらしいが、ケリー議員の「反応」は、同紙の記事から判断するに、どうも芳しくなかったようである。
英国のエネルギー・気候変動担当相、エド・ミルバンド氏は16日夜、次のように語ったそうだ。
"If this agreement were to fail because of issues of substance it would be a tragedy, but if it were to fail because of issues of process it would be a farce."
もしも合意達成が中身の問題でできなければ、悲劇になるわけだが、もしもそれがプロセス(手続き)によるものなら、お笑い草になるだろう。
"If we fail, people all over the world will be furious and they will be right to be furious."
もしもわれわれが合意できなかったなら、世界中の人々は怒るだろうし、怒る権利を持つことになるだろう。
ミルバンド担当大臣が、ここで「プロセス(手続き)」に言及したのは、ケリー氏が共同提案者として提出した、「温暖化対策法案」が、いまアメリカの議会にかかっており、ケリー氏が身動きのとれない状況にあることを示唆したかったから、かも知れない。
せっかくの「トービン税」による打開策が、「手続きの壁」にぶちあたり、葬り去られることを嘆いての発言かも知れない。
ケリー氏(民主党)もオバマ政権も、軍事産業とともにウオールストリ-ト(金融権力)を支持基盤としているから、「トービン税」導入論を、連邦議会における手続き問題を言い立てることで葬り去ろうとしているのかも知れない。
Posted by 大沼安史 at 12:44 午後 | Permalink

















