〔COP15 NEWS〕 英紙インディペンデントのジョハン・ハリ記者 地球を守る「非暴力直接行動」を呼びかけ
英紙インディペンデントの環境問題担当記者、ジョハン・ハリ氏が21日の同紙(電子版)で、地球を守る非暴力直接行動を呼びかけた。
石炭火発への石炭列車を取り囲め、空港の滑走路新設を阻め――と。
記事のタイトルは「コペンハーゲンが破局に終わったあと、それは私たち次第である」。
他人事ではないのだから自らの問題として行動を起そう、と訴えたのだ。
ハリ記者は「2度」以内の上昇に抑える、の「2度」の重大な意味を、ピクニックと体温の違いにたとえて、こう説明する。
ピクニックに出かけて、気温が予想より±2度違っても、それはたいしたことではない。しかし、ピクニックに出かけるわれわれの体温が2度上昇したら――つまり高熱を発したら、ピクニックどころではない、と。
プラス2度とは地球の「体温」の上昇のことであるのだ。
ハリ記者はさらに、この「プラス2度」が「臨界点」であることを、懸命に訴える。プラス2度を越えてしまったら、最早、後戻りできないのだと。
極地帯の永久凍土は溶け、熱帯雨林は燃え上がる……ポイント・オブ・ノーリターンは、すぐ目の前に来ているのだと。
ハリ記者は、記事の中で、「石油ロビー」のポチに成り果てた米連邦議会上院に足をとられたオバマを批判し、ヒマラヤの水資源に依拠する中国人民を結果的に裏切った中国の温首相を非難しているが、COP15があんな結果に終わった以上、「民主主義を奉じる、ふつうの市民による大衆運動」で、「世界政治の力学」をチェンジするしかないと主張を展開する。
白熱電球を取り替え、政治が最善を尽くしてくれるだろうと希望して待つ時は、とうに過ぎてしまった、と。
ハリ記者は最後にこう指摘して、世界の人々に対する「檄」のような記事を結んでいる。
コペンハーゲンは価値あるものをひとつ残した。ひとつだけ残した。われわれが今、自己防衛を始めなければ、誰も助けてくれない、という教訓だけを残した。……
この切迫した、必死の訴え!
日本の同じ21日付の新聞のコラムと比べてみるがよい。
某紙の看板コラムの書き出しは、こうだ。「要するに、肝心なことは先送りらしい。……」
「……先送りらしい」ではない。「先送りされてしまった!」のだ。
「本日の歌」は Greenfields コペンハーゲン挽歌
Posted by 大沼安史 at 05:01 午後 | Permalink

















