〔NEWS〕 オバマ、パキスタンの大都市、クエッタ攻撃の構え 無人攻撃機でタリバン後方司令部を狙う
米紙ロサンゼルス・タイムズは、オバマ政権がパキスタン・バルチスタン州の州都・クエッタのタリバン後方司令部に対し。CIAの無人攻撃機「プリデーター」による攻撃を行う構えを見せている、と報じた。
CIA「プリデーター」による攻撃は、これまでアフガン国境に隣接した辺境地帯で行われていたが、クエッタに対する攻撃は、人口の密集した都市部への攻撃になるわけで、実行されれば、ベトナム戦争の際のカンボジア侵攻に似た軍事エスカレーションとなる。
CIAはブッシュの時代、国防長官の指揮下に入り、軍事行動を行うまでに至っている。
オバマ政権が強硬姿勢を見せているのは、パキスタン政府がタリバンの指導者たちの引渡しを拒否しているため。
クエッタ攻撃が行われればパキスタンの反米感情はさらに高まり、その分、パキスタン当局も苦しい立場に追い込まれる。それを見越して、パキスタン側に「協力」を迫る作戦と見られる。
同紙によれば、クエッタは人口85万の大都市。
「3万人増派」でアフガン戦争決着に向け、見通しをつけたいオバマ政権だが、「アフガン戦争」は、ますます「アフガン・パキスタン戦争」の様相を深めて来た。
⇒ http://www.latimes.com/news/nation-and-world/la-fg-us-pakistan14-2009dec14,0,119787,print.story
☆ 『本日の歌」は Eilen Jewell の Back to Dallas
Posted by 大沼安史 at 04:03 午後 | Permalink
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