〔NEWS〕 パトリック・コバーン記者 「アフガンで1年以内に勝つ? ナンセンスを言うのではない!」 米軍部の主張を一蹴
英紙インディペンデントのパトリック・コバーン記者が8日付の同紙電子版で、アフガン戦争に対する「戦争の家=米国防総省」のスタンスを、「ナンセンスを言うな」と斬り捨ていた。
米軍当局者が、アフガンで勝つも負けるも、この1年が勝負、などと言い出している――だから、米軍を増派せよ、と脅していることに対し、「バカも休み休み言え」と斬り返していた。
なぜ、1年で勝てないのか?
いわゆる「タリバン」がパキスタンの支援を受けている――これがひとつ。
徹底したゲリラ戦術で、米軍にダメージを与え続けている――これが二番目の理由だ。
米兵を4万人増派するとどうなるのか? タリバンにとってそれだけ「戦果」が上がることになるだけ。獲物ウジャウジャ、選り取り見取り、である。
米軍や保守派から、増派を迫られ続けるオバマに対する、コバーン氏の“アドバイス”は、時間はある、焦らないで考えろ!
コバーン氏がこの記事の中で提示している、アフガン政府治安部隊の待遇改善の必要性、「タリバン」が人口の4割ちょっとを占めるパシュトン族に限られている実態、そしてその「タリバン」に対する、パキスタンの支援――など、いくつかのファクターを、オバマに代わって考え合わせてみても、その何処からも「米軍増派」という「答え」は出て来ない。
久しぶりに読んだ、コバーン記者の、切れ味のいい解説記事。
息子さんのご病気にもかかわらず、心挫けず、健筆をふるう氏に、あらためて声援をおくりたい。
Posted by 大沼安史 at 04:32 午後 | Permalink

















