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2009-07-09

〔コラム 本の森・一番町日記〕  「平和をつくれないものに壊す資格はない……」

 「平和をつくれないものに壊す資格はない……」

 近刊の小説、『NONOと頑爺のレモン革命』の最後の方に、何度か出てくる言葉だ。

 クライマックスに向けた急展開の中で登場する言葉なので、「うるさくなっても」と、注釈をつけなかった。

 しかし、「出典」――出自のはっきりした言葉である。出所を明らかにするのは、小説の執筆者として当然の義務であろう。

 で、この場をかりて明らかにすると、1992年、ブラジルのリオで開かれた国連環境サミットで、カナダの日系、スヴェン・スズキさんという、当時、12歳になる少女が語った、いまや伝説の名演説から採った。

 (ビデオ画像) ⇒   http://www.youtube.com/watch?v=C2g473JWAEg

 スズキさんは、こう言った。

   If you don't know how to fix it, please stop breaking it!
   (直し方を知らないなら、壊すのは止めて!)

 これが原典の言葉だ。
 小説では、すこしアレンジして、「平和をつくれないものに壊す資格はない……」とした。

 小説の中で、この言葉を語るのは、10代半ばの日本の男の子である。

 そう、「平和をつくれないものに壊す資格はない……」!

 『NONOと頑爺のレモン革命』は、平和を壊さない、平和をつくる、ファンタジー小説である。

  

〔注〕 このコラムは、小生がボランティア編集長を務める、仙台市の市民出版社、「本の森」の編集部ブログ、「一番町日記」(⇒ http://hello.ap.teacup.com/vancouverbc/ )のコラムを転載したものです。
  

Posted by 大沼安史 at 02:30 午後 |

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