〔コラム 本の森・一番町日記〕 「日の丸」を背負った亀、「国会」に向かう!
小生(大沼)の2冊目の「世直し小説」、近々、仙台の市民出版社「本の森」から出す、新作のタイトルが決まった。 『NONOと頑爺のレモン革命』!
「NONO」は、フランスから来た(小説の主人公のひとり)女の子のニックネーム。
20世紀の初め、フランスで活躍した思想家・教育家が子ども向けに書いた物語、『NONOの冒険』から拝借した。
「頑爺」は「がんじぃ」と読む。もちろん、あのインドの「ガンジー」さんにちなんだ由緒ある(?)名前である。
じゃ、「レモン」は?……これはマル秘。
でも、「ヒントその1」は、「高村光太郎さんと智恵子さん」。
そして、昔、街頭デモをして、催涙ガスに巻かれたことのある人なら、その汁を××に絞り込み、○○させた経験がおありでしょうから、分かるはず……これが、「ヒントその2」。
なんだか、思わせぶりで、済みません!
で、ストーリーも、読んでのお楽しみ(つまり、買ってください、というアピール!?)になるが、
(ただし、「あとがき」未定稿は、本ブログで既報 ⇒https://app.cocolog-nifty.com/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=58298437&blog_id=153575)
そのエッセンスを取り込んだ、カバーの絵が完成し、昨日、「本の森」に届いた。
仙台在住のイラストレーター、H女史の力作。
凄い!
まるでシャガール!(H女史と誕生日が同じ!)、しかもパンクな。
「オモテ」の表紙の絵は、「NONO」が中心。レモン色の「レモンちゃんNONO」になっている。ギターを抱えて、歌いながら「国会」へ向かうNONO!
おお、ドラクロア! デモ隊を率いて、「国会」へ雪崩れ込む、自由の女神!
NONOの足元には、亀さんがいる。背中に白地に赤丸の「日の丸」を背負った亀がいる!
な、なんだ? 何なんだ、これは? ま、まるで、ミヒャエル・エンデさんのMOMO!
NONOのレモン色のギターには、白地の緑丸の「緑の日の丸」。
い、いったい、これは何なんだぁ~?
しかも、画面右下が「キャンドル・ライト」の海。
光の海の中で、「平和の聖火」のトーチを掲げている男性は、若い頃の、小田実(まこと)さんではないか!!!
「ベ平連」時代の、若々しい小田実さんではないか?
「頑爺」とは、あなたのことですか? 教えてください、小田実さん!!
背表紙の絵も凄い。
いまにも海に沈もうとする、オランダの病院船!
その上の空を、抱き合って飛んでいるのは誰だ?!
おお、な、なんと、ジョン・レノンさんとオノ・ヨーコさんではないか?
おお、シャガールが遂に、ジョン&ヨーコ&ラブ&ピースを描いた!
――――というわけで、H女史の手になる、物凄い、迫力満点の絵のおかげで、すばらしいカバーの本になりそうだ。
ハチャメチャなストーリーのエッセンスを、見事にシャガール化し、「構図化」してくれたHさん、ほんとうに、ありがとう!
『NONOと頑爺のレモン革命』は、前作、『緑の日の丸』に続く、シリーズ第2作。
目下、編集作業中で、遅くても8月中には発売の予定です。
⇒
〔注〕 このコラムは、小生がボランティア編集長を務める、仙台市の市民出版社、「本の森」の編集部ブログ、「一番町日記」(⇒ http://hello.ap.teacup.com/vancouverbc/ )のコラムを転載したものです。
Posted by 大沼安史 at 11:37 午前 | Permalink
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