〔NEWS〕 初の「気象難民」は南太平洋・カルテレット島から 水没の危機 住民 ブーゲンビリア島への移住を開始
遂に、地球温暖化による「気象難民」(Climate refugees)が出現――パプア・ニューギニアの東、南太平洋に浮かぶカルテレット諸島の住民が、海面上昇に伴う水没の危機の現実化の中で、近くのブーゲンビリア島に「移住」を開始したそうだ。
英国のジャナーリスト、ジョージ・モンビオ氏が、「ガーディアン」紙に書いたコラムで知った。
氏は氏で、ジョン・フリーマンという人物の通報で、この事実を知ったという。
モンビオ氏が引用する「ソロモン・タイムズ」(電子版)の記事などによると、6日(5月)に、最初の5つの家族の家長が、南西80キロにあるブーゲンビリア島テインプツ地区に渡り、移住の準備を始めた。
島(環礁)の最高地点は海抜1.7メートル(1.5メートルという説も)。
春になると高潮が押し寄せて、野菜、果物を育てる農園を破壊するようになったそうだ。
島の人口は、2600人。
「全人口」が気象異変で、ふるさとを放棄し、移住を強いられるのは、史上初めて、という。
⇒ http://solomontimes.com/news.aspx?nwID=3964
http://www.guardian.co.uk/environment/georgemonbiot/2009/may/07/monbiot-climate-change-evacuation
http://en.wikipedia.org/wiki/Carteret_Islands
Posted by 大沼安史 at 08:04 午後 | Permalink