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2008-09-27

〔NEWS〕 2008年のノーベル平和賞は 獄中の中国人活動家、胡佳氏に? 観測報道に中国政府が不快感 10月10日のオスロでの発表に注目集まる

 2008年のノーベル平和賞が、獄中の中国人人権活動家、胡佳(フ・ジア)氏に贈られるのではないか、との期待感が高まっている。

 オスロ(ノルウェー)にある国際平和研究所のトネソン所長が最有力候補に挙げたことから、受賞を待望する声が、とくに世界の人権団体関係者の間で強まっている。

 これに対して中国外務省のスポークスマンが「どこから出たニュースか知らないが、ノーベル賞はそれにふさわしい人に授与されるべきだ」と牽制する発言を行い、国際問題化しかねない状況になっている。

 それにしても、日本ではあまり知られていない、この胡佳(フ・ジア)氏とはどんな人物なのか?

 写真、あるいはネットの上のビデオで見る胡佳氏は、拍子抜けするほどの優男だ。35歳。奥さんの曾金燕(ゼン・ジンヤン)氏も人権活動家で、二人の間には一粒だねがいる。

 それがどうして当局に睨まれ、国家転覆扇動罪で逮捕、投獄されてしまったのか?

 それは胡佳氏がエイズ患者を支援する運動を行い、チベットの民族自決を支持する運動を続けて来たからだ。

 おまけに胡佳氏は大学で学んだ情報工学の知識を活かし、自分たちの運動をネットを通じ、映像やメッセージで広く伝えてきた来たからだ。

 例えば胡佳氏は北京のアパートに軟禁中の昨年夏、アパートの前に陣取って監視を続け、外出しようとする奥さんを妨害する「公安」の姿をビデオで実写、ネットを通じ全世界に「公開」した。

 2年前から拘留、自宅軟禁を繰り返し、ことし4月には「北京五輪」を前に3年6月の禁固刑を言い渡され、現在、獄中にある胡佳氏だが、当局に狙い撃ちされたのは、「北京五輪」を国家の威信をかけた最重要行事として取り組む当局を厳しく批判する「公開状」を昨年9月に発表したため、とみられる。

 国際人権団体、「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」を通じて発表された公開状は、中国における人権抑圧の悲惨な実態を告発、北京五輪を契機に人権状況の改善を求めるものだった。

 公開状に書かれた実例をひとつだけ挙げると、円盤投げの障害者記録(国内)を持つファング・ゼン氏が、北京五輪に北京パラリンピックの中国代表チームから外されたという。

 車椅子のファング・ゼン氏はなぜ代表入りしなかったか?
 それは氏が両脚を戦車に轢かれて失ったからだ。
 いつ? 1989年6月4日。
 どこで? 天安門広場で。

 ゼン氏は友人を助けようとして戦車に轢かれてしまったそうだ。

 胡佳氏は、ゼン氏のような43タイプのアスリートたちが五輪から排除されたことを指摘、国際社会に対し、オリンピックの陰の「真実」に目を向けるように訴えたわけだ。

 中国ではことしの夏のオリンピック後も、人権状況はまったく改善されていないという。その現実を象徴する存在こそ、胡佳氏なわけで、その彼にノーベル平和賞が授賞されるとなれば、その釈放を含め、国際的な大問題になることは必死な情勢だ。

 授賞が正式決定すれば、11月のオスロでの授賞式には曾金燕夫人が代理出席することになるが(夫人も共同授賞する、との観測もある)、中国政府がすんなり彼女の出国を認めるかどうか、これまた不透明な部分だ。
(先の胡佳氏の「公開状」によれば、2007年のマグササイ賞を獄中受賞した盲目の活動家、チェン・グアンチェン氏の夫人が代理出席のため、フィリピンに向おうとしたところ、北京空港で拘束、連行されたという)

 胡佳氏は果たして、ノーベル平和賞の授賞者に選ばれるのか?

 オスロ国際平和研究所のトネソン所長は発言は、「権威筋による予想」であるだけに、信頼性は高い。

 北京の優男(でも筋金入り)人権活動家に、北京五輪の金メダル並み、いやそれ以上の「メダル」が贈られる!

 そのアナウンスの瞬間に向け、希望のカウントダウンが始まった!

⇒  http://www.guardian.co.uk/world/2008/sep/24/nobelpeaceprize.hujia

   http://www.independent.co.uk/news/world/asia/beijing-issues-warning-over-peace-prize-choice-942826.html

  http://afp.google.com/article/ALeqM5jIxCHWn889GVRQXdedLtIFAsH0Ig

  http://www.guardian.co.uk/world/2008/feb/27/china.humanrights

Posted by 大沼安史 at 04:53 午後 |

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