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2008-04-29

〔教育コラム 夢の一枝〕 「わたげ」10年の歩み

 北海道の最東端は、根室の納沙布(ノサップ)岬だ。日本の最東端ではないが(銚子の犬吠崎が最東端に位置する)、日本の「最果て」の、少なくとも一つであることは確かである。

 最果て、納沙布の岬……そこが地の果てであることは、地理的であるよりも感覚的である。突堤のように突き出た半島が突然、そこで終わり、濃霧の海が断念を迫るように視界を閉ざす。

 1971年、新聞記者になり立てのわたしは、その根室で取材活動を始めた。
 その頃のことで今も忘れられないことがある。納沙布に続く一本道の沿道を、タンポポの黄色い前線が毎年、着実に、最果てを目指し、進んでいたことだ。

 タンポポ(西洋タンポポ)の綿毛が、車輪の巻き上げる風に乗って、一路、岬を目指していた。

                 ◇

 そんな納沙布のタンポポを思い出したのはほかでもない。仙台の「NPO法人わたげの会」が、10周年を迎え、会の理事長の秋田敦子さんが、小さな本を記念出版したからだ。
 秋田さんがこの10年の続けて来た、ふんわり、やわらかで、無理なく、しかも決然とした歩みに思いを馳せているうち、あの根室の道路沿いのタンポポの花が目に浮かんだからだ。

 本のタイトルは『わたげ・希望の種』、版元は、わたしたち(故・小池平和氏ら有志)が1997年2月に仙台に創設した出版社、「本の森」である。

                 ◇

 わたしが秋田敦子さんと初めてお会いしたのは、「本の森」を立ち上げた、その年の夏のことだ。

 秋田さんは当時、お寺の部屋を借り、お年寄りや障がい(秋田さんは、「障害」ではなく「障がい」と書く)を持った人たちの居場所を開いていて、わたしは一方通行の通りに面したその居場所を、車で訪ねたのだ。
 なかなか探し当てられないわたしのために、秋田さんは通りに出て来て、手を振ってくれた。白いブラウスが、昔の女学校の女学生のようで眩しかった。

                 ◇

 そんな秋田さんの居場所、「わたげ」に、「肩幅の広い、がっちりとした、体格の良い青年が、小柄な母親とともに」訪ねて来たのは、翌98年6月のことだ。

 「その外見とは裏腹に……表情が不安げだったことが今でも印象深い、その青年の出会いが、それから十年の私の人生を動かしていくとは、その時には想像もできなかった」と、秋田さんは書いている。

 お年寄りや障がいを持った人たちが、ふらっと遊びにゆける「わたげ」に、ひきこもりの若者や子どもたちも来るようになった。

                 ◇

 その2ヵ月後の同年8月、「わたげ」は広瀬川沿いの古い家を借りて、「フリースペースわたげ」として再出発する。その後、組織をNPO法人化して態勢を整え、これとは別に社会福祉法人「わたげ福祉会」をも発足させて、今では自前の施設を中心に、10歳から39歳まで200人が生活しながら進学や自立を目指す場となっている。

 就労訓練で蕎麦屋も直営している。「わたげ茶屋」……夜は居酒屋になる。全国から見学に来る人たちのための、宿泊施設もある。

 「わたげ」はいつの間にか、そこまで育っていた。

                 ◇

 「わたしたちの活動にはマニュアルも期限もありません」と、秋田さんは本の最初のところに書いている。

 時間の管理も、マニュアルによる管理も、「わたげ」にはないのである。

 じっくり時間をかけ、他者への信頼と、自分に対する自信が根付くのを、ふんわり、やわらかく、無理せずに自然体で待つ。

 そうして今年は3人が……登校拒否で勉強に背を向けていた3人の若者が、自分の意志で大学に進学したそうだ。

                 ◇

 秋田さんの本の巻頭に、あの有名な、エリュアールの詩、「自由」の一節が掲げられている。

 
             …………………………

            ひとつの言葉の力によって
             僕の人生は再び始まる
          僕は生まれたのは 君と知り合うため
             君を名ざすためだった

                自由、と

        (安藤元男訳、岩波文庫『フランス名詩選』より)

                 ◇

 大学を出て、新聞記者になったばかりのわたしは、根室という見知らぬ土地で、不安な社会人生活を始めていた。
 仙台に生まれ、仙台に育ったわたしは、根室にもタンポポが咲き、それが納沙布目指して歩みを止めないでいることに慰められ、勇気付けられたものだ。

 ふんわり、やわらかく、無理せず、決然と……

 わたしもまた、いま人生の岬へ向かう最後の旅の途上に立ち、「わたげ」で暮らす子どもたちや秋田敦子さんに見習って、自然体の、自由な「わたげ」として生きたいと切に思うものである。     

 ☆ 秋田敦子さんの本は、間もなく書店の店頭に並びます。本体1200円。四六版129頁。

   問い合わせは ⇒ 「本の森」 電話 022(712)4888
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Posted by 大沼安史 at 12:16 午前 2.教育改革情報 | | トラックバック (0)

2008-04-27

〔いんさいど世界〕 動き出す?「NAU」(北米連合) 米加墨を経済統合 共通通貨は「アメロ」 EU(欧州連合)を追撃

 アメリカ、カナダ、メキシコの3ヵ国を、「NAU」(北米連合)へ経済統合する動きが加速しそうな雲行きだ。

 ドル急落の中で、「ユーロ」共通通貨とする「EU」(欧州連合)の世界の政治経済の中で影響力を増し、アメリカ、ひいては北米の存在感が弱まっていることが、その背景にある。

 「NAU」の共通通貨の名は、「アメロ」。米加墨4億5千万人のアメロ経済圏の建設する世紀のプロジェクトの構想は、再来年、2010年までに、米外交評議会から発表されそうな見通しだ。

 アメリカで「NAU」構想がマスメディアなどで語られるようになったのは、昨年暮れから。大統領選を背景に、争点のひとつとして急浮上した。

 観測筋の間で、「NAU」構想がどうやら密かに進められており、これが現実化すれば安価な労働力の流入などで、アメリカのミドルクラス(中流階級)が破壊的なダメージをこうむるのではないか、との不安が表面化、連邦議会下院でNAU阻止の決議案が提案されるなど、警戒感が広がっている。

 「NAU」をめぐる事の起こりは3年前、2005年の春に遡る。

 その年の3月、テキサス州ウェイコーで、ブッシュ米大統領とカナダのマーチン首相、メキシコのフォックス大統領が首脳会談を開き、「SSP」を創設することで合意した。

 この「SSP」とは、「セキュリティー・プロスペリティー・パートナーシップ」の略。つまり、米加墨3ヵ国が「安全保障」と「繁栄」でチームを組み、互いにパートナーとして「行政のハーモニー」に力を合わせて行く枠組みが、この「テキサス・サミット」で立ち上がったわけだ。

 そしてその2ヵ月後の同年5月、アメリカの最有力シンクタンクのひとつ、「外交評議会」(CFR)が、カナダ、メキシコのシンクタンクとの共同研究の成果を、「北アメリカ共同体の建設」という報告書にまとめ公表する。

 この報告書はテキサス・サミットの合意を踏まえ、具体的な方針を提起したもので、政権レベルの動きと明らかに連関している。「シームレスな単一市場(北米経済圏)の創設」、「資源管理」、労働力の自由な移動と管理(「北米国境パス」の創設)などが、その提言の主な中身だ。

 昨年11月以降、アメリカの再浮上した論議は、こうした3年前の動きをさらに前に進めた観測に基づく議論である。

 3年前の「SSP」あるいは「北米共同体・経済圏」創設をめぐる提案が、いまや「EU」並みの「NAU」建設論議、「ユーロ」の北米版「アメロ」導入論議に発展しているわけだ。

 もちろん、「NAU」にしても「アメロ」にしても、メディアが勝手に捏造したコンセプトではない。「SSP」合意に道筋をつけた、カナダ・バンクバーのシンクタンク、「フレーザー研究所」の1999年9月の提言、「アメロ導入論」が下地になっている。

 この提言は、「北米通貨統合」を求め、その具体的なインフラ、カレンシーとして、「北米米中央銀行」と共通通貨「アメロ」の創設を提唱している。

 こうした情勢下、CFR(米国外交評議会)では2年後の2010年を目指し、さらなる具体的な提言を行うとしているが、その中に「北米中央銀行」「ユーロ」をめぐる提言も盛り込まれそうな雰囲気だ。

 「アメロ」はすでに、非公式の銀貨、銅貨のかたちで、ウェブ・サイトを通じ、記念硬貨として売られ、出回っているとか。

 米ドル、カナダ・ドル、メキシコのペソに代わって、「アメロ」が正式通貨として流通する日も、案外、近いかも知れない。
  

⇒  http://www.boston.com/bostonglobe/ideas/articles/2007/11/25/the_amero_conspiracy/

  http://www.globalresearch.ca/index.php?context=va&aid=7854

  http://www.cfr.org/publication/8102/

  http://www.fraserinstitute.org/Commerce.Web/publication_details.aspx?pubID=2512

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Posted by 大沼安史 at 05:27 午後 1.いんさいど世界 | | トラックバック (0)

2008-04-26

〔NEWS〕 イラン攻撃 「潜在的な軍事行動コースとして準備」 米軍統合参謀本部議長が警告

 米軍の統合参謀本部議長、マイケル・ムレン提督は4月25日の記者会見で、ペンタゴンは「潜在的な軍事行動のコース」を、イランに対する複数の選択肢のひとつとして計画している、と述べた。

 米軍の制服組トップの発言は、あからさまに「イラン攻撃」の可能性があることを明言したもの。

 ムレン提督は、「われわれが軍事能力をあなどるのは間違い」と、イランに対して警告を発した。

☆〔大沼・注〕 イラン攻撃の下地づくりが進んでいる……そうとれる発言を、米軍のトップがした。

 いま、アメリカ帝国にとっての切り札はひとつ、地上の「生」(バイオ)を全滅させかねない、神をも畏れぬ破壊的な軍事力である。トニ・ネグリ氏らの言う、「バイオ・パワー」化した軍事力だ。ブッシュのアメリカには、これがある。

 それはムレン提督がいみじくも指摘したように、「コースになった軍事行動」として、ほとんど自動的に突き進んでゆくものだろう。

 米軍にとっては、戦争しているときも、していないときも、毎日、毎月、毎年が戦争なのだ。開戦前と後の区別は、実はない。常時、戦争という「コース」を進んでいる。

 「イラン攻撃あり」と提督が記者会見で発言したのは、バイオ・パワー発現の地、五角形の爆心地、「ペンタゴン」。

 この爆心に発した衝撃波は、イラクで渦巻き、アフガンで失速したが、まだまだ余力はある、と提督はすごんでみせた。

 対イラン攻撃は実は米軍部が反対していると聞いていたが(思っていたが)、どうもそうではなくなって来たらしい。

 「イラク情勢」への喝入れ、「マケイン」へのヨイショで、イラン攻撃に踏み切ろうとしている……

⇒  http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2008/04/25/AR2008042501480_pf.html

Posted by 大沼安史 at 02:53 午後 | | トラックバック (0)

2008-04-25

〔NEWS〕 イスラエルが越境破壊したシリア「核」(?)施設に「北朝鮮」関係者 撮影「ビデオ」でイスラエル、攻撃を決断 WP紙が報道

 昨年9月6日、イスラエルが越境空爆で破壊したシリアの「核」施設に、「北朝鮮」の関係者がいる様子を撮影した「ビデオ」が存在すると、米情報当局者が主張していることが、ワシントン・ポスト紙の報道で明らかになった。

 米情報当局者によれば、この「ビデオ」の存在が、イスラエルにシリアが北朝鮮の支援で核開発しているとの確信を持たせ、攻撃に踏み切らせた、という。

 米情報当局は連邦議会に「ビデオ」の存在を開示し始めているが、撮影されたシリアの施設の内部構造は、北朝鮮の原子炉と酷似しているという。

 しかし、米情報当局はシリアの施設が稼動には至っておらず、ウラニウムも搬入されていなかったことを議会に伝える方針だ。

 この「ビデオ」は昨年夏に撮影されたもので、イスラエルの攻撃以前にブッシュ政権も入手しているという。

 これに対し、シリアの駐米大使は「イラクの大量破壊兵器と同じでっち上げだ」と非難。米国の各専門家からも、シリアの施設がほんとうに核開発施設なのか極めて疑わしい、との指摘が出ている。

 なぜ、現時点でブッシュ政権(=米情報当局)が「ビデオ」の「存在」を「開示」したか、という点について同紙は、米国側は北朝鮮との関係改善の条件として、シリアへの核開発援助を認めるよう注文をつけており、言い逃れを未然に防ぐ狙いもある、としている。
 

⇒  http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2008/04/23/AR2008042302906.html?hpid=topnews

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Posted by 大沼安史 at 12:24 午前 | | トラックバック (0)

2008-04-23

〔コラム 机の上の空〕 岩国・松陰・河上肇

 東京・世田谷を走る路面電車、世田谷線の「松陰神社前」駅から歩いて数分のところに、幕末の志士、吉田松陰をまつる松陰神社がある。

 小塚原で死罪に処せられた松陰の遺骸を、維新後、世田谷に移し、改葬して建立した神社である。

 平日の午後、お参りに出かけた帰りの境内で、30前後とおぼしき若い男性とすれ違った。思いつめたような表情が、強い印象として残った。まるで村塾門下のような……。松陰の墓前で、しばらく時間を過ごしたせいで、そんな感じがしたのかも知れない。

                  □

 松陰と同じ山口の人、河上肇も東京帝大の学生時代、祭日になると、松陰神社に出かけた。「貧乏物語」のマルクス主義者は、吉田松陰を尊崇したナショナリストでもあった。

 戦前、共産党員として検挙された河上が収監されていたのは、松陰、処刑の地に近い小菅の刑務所。獄窓から夕空を見ながら、西の方、故郷、山口に思いを馳せ、幼少の頃に思い出に耽った。

                  □

 河上肇は山口の岩国の出身。岩国吉川藩、下級武士の子。維新後に生まれた、近代日本の第一世代に属する。
 東京帝大を出て読売新聞の記者になり、京都帝大の講師になって教授に昇格、前後して欧州に留学し、パリの客舎に島崎藤村を訪ねている。

 終戦は京都で迎えた。翌年、京都で死去。
 郷里に戻ることはなかったが、終戦前日の8月14日、岩国に対して米軍が空襲をかけ、500人の市民が死んだことは、その耳にも入っていたはずだ。

                  □

 去年、亡くなった小田実さんが指摘していたが、「8月14日」には大阪も大空襲に遭っている。それは日本政府が「降伏の正式回答をしぶ」ったからだ(「西雷東騒」より、以下の引用も同じ)。その3日前、「8月11日のアメリカ合州国の新聞はこぞって『日本降伏』とともに『大統領が「天皇制存続」を決めた』と報じていた」。
 
                  □

 岩国は昭和20年の5月にも空襲を受けている。瀕死の日本に対し、情け容赦ない無差別爆撃を加えたアメリカもアメリカだが、「国体の護持」にかまけ、天皇の「ご聖断」を遅らせ、ぐずぐずしていた日本政府も酷い。
 終戦の前日、岩国の500人の市民の命は、日米両国の権力者たちの思惑の中で奪われたのである。

                  □

 その岩国で、米海兵隊の基地の拡大強化が進められようとしている。かつての鬼畜、焼夷弾の雨を降らせた米軍の「岩国占領」を進めるのは、われらが日本政府の権力者たちである。

 建設される米軍住宅には、上ものの建築費だけで一戸あたり4500万円もの、日本国民の「血税」が投入されるという。多くの日本国民が「サブプライム」以下に成り下がり、マイホームをあきらめざるを得ないこのご時世に、対米追従政権のこの振る舞い……。
 
                  □

 この世にいま、河上肇が生きていたら……吉田松陰が生きていたら、この岩国のありさまをどう思うことだろう。

 27日は地元山口2区の衆院補選。

 肇、松陰の「日本のナショナリズム」が、日本の「愛国心」が、いま問われている。

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Posted by 大沼安史 at 11:43 午後 3.コラム机の上の空 | | トラックバック (0)

2008-04-22

〔NEWS〕 マイケル・ムーア監督、「オバマ支持」表明

 「華氏911」の映画監督、マイケル・ムーア氏が、「オバマ支持」を表明した。

 「ぼくはミシガンにいるのでペンシルバニアで投票できないが、ぼくのためにオバマに1票入れてくれ」と、呼びかけている。

☆(大沼)
 オバマ氏はフィラデルフィアのラジオ局のインタビューで、「負けるだろう」と述べ、ヒラリー候補に敗北する可能性が強いことを認めたそうだ。

 しかし、オバマ氏は「予想以上の僅差」になるに違いないとも語った。

 ヒラリー候補はオバマ氏に得票率で10%、差をつけなければレースに残るのは難しい情勢だそうだ。

 ヒラリー候補は父親がペンシルバニア北部の炭鉱の町出身。

 ⇒ http://www.michaelmoore.com/ 

Posted by 大沼安史 at 01:00 午後 | | トラックバック (1)

2008-04-21

〔イラクから〕 サドル師が最後通牒 

 英紙、タイムズが4月21日に報じたところによると、イラク・シーア派の急進的指導者、サドル師が先週末、米軍、イラク政府軍による同師派に対する攻撃が停止されないとき、「全面戦争」に入ると警告する最後通牒を発した。

 バグダッドのサドル・シティー、南部バスラなどでは同師派、マハド軍に対する米軍、政府軍の攻撃が続いている。 

⇒  http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/iraq/article3785041.ece

Posted by 大沼安史 at 09:38 午後 | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 フィナンシャル・タイムズが「オバマ支持」表明

 世界的な経済紙、フィナンシャル・タイムズが社説で「オバマ支持」を表明した。

 FT紙は、米国民主党は火曜日のペンシルバニア予備選後、速やかにオバマ擁立正式決定に動きべきだと主張。

 その理由として、(ヒラリーより)オバマの方が「よりよい候補者」である点を挙げた。

   ☆(大沼)  FT紙の言うとおりだと思う。

 アリーナいっぱいの聴衆を魅する、その雄弁さ。デマゴーグではない、その真摯さ。党の壁を超えてゆくやわらかな姿勢。

 一言で言えば、オバマは「違いを超える男」である。違いを認め、その上でコモンを探り、連帯(ユニオン)のより完全化を目指す。

 ペンシルバニア情勢は、オバマが追い上げ、先行するヒラリーとの差を縮めているそうだ(ニューヨーク・タイムズ)。

 勝ちそうな気がしてきた。

⇒  http://www.ft.com/cms/s/0/19c88b7c-0f00-11dd-9646-0000779fd2ac.html

Posted by 大沼安史 at 09:15 午後 | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 花の香 大気汚染で流れず 到達距離、300メートル以内に縮小 米大学の調査で判明 この春も「ミツバチ群崩壊シンドローム」発生

 開花の春に、暗いニュースが聞こえて来た。英紙インディペンデントによれば、米国の大学の調査で、花の香の到達距離が大気汚染の影響で大幅に減少していることが分かったという。

 香りが届かなければ、受粉に活躍するミツバチたちも途方に暮れてしまう。昨年、米国で大発生したCCD(ミツバチ群崩壊症候群)も、案外、ここらあたりにも原因があるかも知れない。

 バージニア大学の研究者たち突き止めたのは、キンギョソウという花を使った調査。この花の香り(香りの分子)は、大気があまり汚染されていない環境では、ふつう1000メートルから1200メートルまで到達するという。〔ということはタクシーの初乗り区間程度、ということになりますか……〕

 ところが排気ガスなどで汚染された環境では大気中のオゾンや窒素化合物と結合することで、2、300メートルしか届かない。自然状態での到達距離の「4分の1~3分の1」までダウンしてしまうわけだ。

 風に乗ってほのかに漂う花の香りは、われわれ人間の心を和ませてくれるものだが、問題はミツバチたち。香りが飛んで来なければ、花のありかをゲットできなくなるから、これはもう死活の問題である。

 ミツバチたちが蜜を吸いつつ受粉に精を出してくれなければ、植物たちもお手上げ。せっかくの開花が何の意味もなくなる。受粉しないと実が成らないから、農業が壊滅する恐れも……これが昨年来、とくに米国で深刻化している、いわゆるCCD(ミツバチ群崩壊シンドローム)という、ミツバチ大量失踪に伴う恐怖のシナリオだが、バージニア大学の研究を考えると、この花の香りの問題も影響しているのではないか、と思いたくもなってしまう。

 ミツバチたちにしてみれば、どこからの花の香りがしてこない世界は、まさに「沈黙の春」の世界である。「ああ、世界は終わったのだ! もうどこかに消え去るしかない」と、ミツバチたちが事態を直感したとしても、そう的外れではないだろう。

 さて、気になる今シーズンのCCDだが、米国内のニュース報道(USAツデ-など)によると、まだ収束していない。群れぐるみ死滅したり、息絶え絶えになったりして、ますます養蜂家らを心配させているという。

 カリフォルニアではアーモンドの受粉に活躍するミツバチたちのレンタル料が、CCDによる減少で高騰しているそう。

 ことしの輝く春に暗い影を落としている。
 

  

⇒  http://www.independent.co.uk/environment/nature/why-flowers-have-lost-their-scent-812168.html

 http://www.usatoday.com/news/nation/2008-04-08-beekeepers_N.htm

 http://www.latimes.com/features/food/la-fo-almondbee26mar26,1,3887712,print.story

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Posted by 大沼安史 at 08:16 午後 | | トラックバック (0)

2008-04-17

〔ジャック天野の目が点丼〕 Born to WIN!  オバマよ 走れ!!

 畏友、ジャック天野より、いましがたメールが届いた。いまに必ず、メールが来る……と思っていたら、案の定、ブログ「オバマをスプリングスティーンが支持」をアップロードしたとたん、受信BOXに届いた。

 ジャック天野は、ブルース・スプリングスティーンの大ファン。おまけにオバマの熱烈な支持者である。

 以下、彼のメールを転載することにする。

     ◎△◎ → ●△● → *△* → ・△・

 大沼よ、今日は前祝いだな。ブルース・スプリングスティーンの「お墨付き」が出たから、これでオバマは「当確」だ。きっと、民主党の大統領候補になるぜ。

 ガーディアンの記事にアクセスしてみたら、おもしろい見出し、ついてるじゃねぇか。

 Born to run!  大統領選に出馬するために生まれて来た!……

 ほんとオバマはそういうやつだな。

 あいつの親父さん、ケニアのルオ族の出身。その血を引いてるせいか、オバマもけっこうなランナーのようだぜ。
 あいつ、若い頃、毎日3マイル走り、日曜日には絶食して体調を維持していたそうだ。

 走力、意志力……やつは凄い。

 もうひとつ凄いのは、筆力だな。お前に進められて、おれもあいつの本、2冊、読んだけど、ゴースト・ライターなし、だっていうから、脱帽だ。

 ビル・クリントンの「自?伝」を、メッタクッタにののしり倒した、あのニューヨーク・タイムズの書評記者、ミチコ・カクタニも褒めていたぜ。

 実はお前に負けず、おれもつい今しがたまで、落ち込んでいたのさ。

 俺にも最近、別れがあってね、それでレイ・チャールズのあの名曲、CDのリピートで延々と聴き続けて来た。

 そう、あの歌、Born to lose を、繰り返し、かけ続けてきた……。飲みながら、寝ながら……。

 そこへ、「ボス、オバマ支持」のお前のブログ・ニュース!!! 

 ・△・ → ◎△◎

 おれ、いっぺんに「ハイ」な気分になっちゃったぜ。

 行け、オバマ、かませ、オバマ、勝つんだ、オバマ、おれのためにも勝ってくれってね。

 おれはね、オバマの凄いところは、either-or の2分法、敵か味方か、味方でなきゃ、そいつは敵だ、といったマニ教的単純思考を超えている……超えようとしていることだと思う。敵味方の絶対分法を軽く飛び越えてゆく、思想的な身の軽さを持っている。

 そして何より、人生の悲しみを、アメリカに生きる人びとの苦悩と誇りの「ストーリー」をよく知っている……。

 『希望の果敢さ』って本なんか、同じシカゴの、あのスタッズ・ターケルのような庶民インタビューをもとに書いている……。

 アメリカにはいろんなアメリカ人がいる。保守もリベラルも。でも、そこには「コモン」がある。「コモン」があるから、理解し合える。だから、おれは大統領選に名乗りを上げたって言っているんだぜ。

 オバマっていうやつは「コモン」を信じている……ということは「政治」の可能性の信じた男なんだな。

 たとえば、オバマはイリノイ州の上院議員時代、こんなことをした。

 死刑の可能性のある犯罪を犯した容疑者の取調べのビデオ収録義務化法案(州法案)を提案、死刑反対、推進の両派から批判されながら、結局、全会一致で通したそうだ。

 「自白」の場面だけの収録じゃないんだぜ。それ以外の取調べも全部、ビデオに収めるって法案なんだ。

 これなら、とりあえず、無実の人を死刑にしなくて済む……。

 イリノイ州ではな、これがひとつの契機になって、州知事の死刑執行全面停止が実現したそうだよ……。

 茅ヶ崎にすむ、チャック・緩井も言ってたけど、あの「アルカイダのダチのダチ」、再審請求を4回も出し続け、無実を訴えていた人を含め、一挙に4人も死刑台に送った、あの日本の政治家とは、人間としても政治家としても、出来が違うようだ。

 おれはね、オバマはマケインにも勝って、アメリカの大統領になると思っている。
 
 そう、Born to WIN!!

  アメリカの悲惨と絶望がついに改革者を、アメリカの希望を生んだんだ!! 
 
 
   

 

Posted by 大沼安史 at 04:06 午後 | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 ブルース・スプリングスティーンがオバマ支持を表明

 大ヒット、『ボーン・イン・ザUSA』でおなじみのアメリカを代表するシンガー・ソング・ライター、愛称「ボス」こと、ブルース・スプリングスティーンがオバマ支持を表明した。

 草の根の庶民の声を「代唱」するブルース・スプリングスティーンが態度を明らかにしたことで、このところ、守勢に追い込まれていたオバマ候補にまたも勝機が見えて来た。

 ヒラリーとの天王山の戦いは来週火曜日(22日)、舞台はペンシルバニア。

 これに勝てば文句なし、敗れても小差であれば、民主党の大統領チケットを手にすることができる。

 ガンバレ、オバマ。
 ペンシルバニアで勝ったら、好きな白身のサシミと緑茶アイス、(たぶん誰かが)差し入れるぞ!!?? 

⇒  http://www.guardian.co.uk/world/2008/apr/17/barackobama.uselections2008

Posted by 大沼安史 at 02:53 午後 | | トラックバック (0)

2008-04-14

〔NEWS〕 アメリカ人の自殺の20%は米軍兵士 政府機関の調査で判明

 ブルームバーグの報道によると、アメリカ人の自殺の約20%が、現役・退役の米軍人であることが、米疾病予防センター(CDCP)の調査で分かった。

 2005年のデータをまとめたもので、この年、1821人の兵士が自殺した。約半数が鬱病にかかり、3分の1が遺書を残していた。

 米陸軍の昨年の調査では、2003年から06年にかけ、イラクに駐留した米軍兵士の自殺率が、米軍の全体平均のそれを40%も上回ることが確認されている。
 

⇒  http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601124&sid=aqlUKTADVlAM&refer=home

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Posted by 大沼安史 at 10:33 午後 | | トラックバック (0)

〔いんさいど世界〕 テキサスの大平原に世界最大の「風の農場(ウィンド・ファーム)」 石油王が事業開始 100世帯分の電力を供給へ

 米テキサス州西北部で今月、世界最大の「風の農場(ウィンド・ファーム)」の建設プロジェクトが始まる。

 地元の大富豪(石油王)、T・ブーン・ピケンズ氏が一世一代の大事業に乗り出すのだ。

 「石油」から「風」へ。79歳、たたき上げのビジネスマンは、時代の風向きを敏感に嗅ぎ取り、テキサスの大平原を舞台に、風力発電の事業化に挑もうとしている。

 英紙ガーディアン、米紙ニューヨーク・タイムズなどによると、「風の農場」が生まれるのは、テキサスの最深部、オクラホマ寄りに突き出たパンハンドル地域。

 プロジェクトの取っかかりとして今月、風力タービンを500基、設置して発電を始める。1基あたり、200万ドル。これを今後4年かけて、2700基まで増やす。

 風車のタワーの高さは、20階建てのビルの背丈と同じ。20万エーカーもの建設予定地に屹立する巨大な風車の群れが、大平原を渡る風をとらえ、電気に換える。

 総工費は100億ドル。発電総量は4000メガワット。100万世帯の電力をまかなうことができるそうだ。

 ピケンズ氏はアメリカでも有名な、富豪オイルマン。大恐慌下の混乱の中に生まれ、1956年、若干28歳の若さで「メサ石油」を設立。以来、石油会社の買収を繰り返し、自前のヘッジファンド(BPキャピタル・マネジメント社)を設立するなど、アメリカで117位、世界でも369位のビリオネーアまで立身出世を遂げた。

 ハリケーン「カテリーナ」の被災者を救援するなど、慈善事業にも私財を投じている、スケールの大きな人物である。

 その石油王がなぜ、今なぜ「風力発電」に関心を持ったのか?

 地球環境を守るために……といった答えを期待したいところだが、英紙ガーディアンの記者の問いに対する答えは、「金儲け」のため。

 なぜ、パンハンドル地区を選んだか、の問いに対しては、「50年もクイナ撃ちをやってるから、どこでどんな風が吹くか分かるんだ」と、軽く受け流す。

 地元にはもちろん、自分の農場もあるが、そこには風力タービンは設置しないそう。「あんなけったいなもの、気味が悪い」と言ってのける強心臓の持ち主だ。

 夢はこれだけにとどまらない。テキサスの一角、パンハンドルにつくる、この世界最大の「風の農場」は最初の一歩。北米の大平原を南北に貫く風の回廊の風力発電のタワーの大群を配し、テキサスからカリフォルニアへ、西に向かって太陽発電のパネルを並べてゆく大構想を練っているそうだ。

 アメリカの風力発電は、全発電量の約1%(450万世帯分)だが、ピケンズ氏の大風呂敷……いや大構想すれば、目下、風力発電・世界1のデンマーク並みに、20%の水準まで持ってゆくことも夢ではなさそう。 

 「ワイルド・ウエスト」(大西部)から、「ウィンド・ウエスト」(風の西部)へ。アメリカはいま、テキサスを中心に自然エネルギー大国へと変身を遂げそうな風向、風力である。 

⇒ http://www.guardian.co.uk/environment/2008/apr/14/windpower.energy/print

 http://www.nytimes.com/2008/02/23/business/23wind.html?_r=1&oref=slogin

 http://www.lubbockonline.com/stories/061407/nat_061407027.shtml

 http://www.boonepickens.com/

Posted by 大沼安史 at 10:09 午後 1.いんさいど世界 | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 米国とイランの関係者 「核」をめぐり、5年も「裏交渉」を継続

 英紙インディペンデントが4月14日に報じたところによると、米国とイランの関係者が「核」をめぐり、すでに5年間も「裏交渉」を続けていることが分かった。
 
 ストックホルム国際平和研究所がスポンサーになり、米国国連協会が進めて来たもので、米国側は元外交官や核の専門家が参加。イラン側の参加者の中には、イラン国内の核施設とつながりのある科学者たちが含まれているという。

 同紙の電話取材に対し、元米国務省高官のトーマス・ピカリング氏が明らかにした。

 話し合いは、米国、イラン以外の第三国で行われて来たという。

 〔大沼・注〕イランのウラン濃縮は認める一方、軍事転用を行わない保証をする妥協案が模索されて来たようだ。

 久々にホッとする話題ではある。

⇒  http://www.independent.co.uk/news/world/politics/us-and-iran-holding-secret-talks-on-nuclear-programme-808647.html

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Posted by 大沼安史 at 06:54 午後 | | トラックバック (0)

2008-04-08

〔いんさいど世界〕 SNIFFサービスが場所を嗅ぎつけ 携帯サービス 諸刃の剣

 「電脳世界」の発展は、基本的な矛盾をはらんでいます。つまり、「自由」と「管理」のせめぎあい。
 一方で、わたしたちが享受する「自由」(たとえば、情報をゲットする自由)が爆発的に拡大する反面、徹底的に「管理」されてしまいます(たとえば、検索の履歴分析)。
 
 そんな矛盾をあらわにする、あらたな携帯サービスが世界で始まっていて、いま注目の的です。北欧ですでに大変な人気を呼んでいるサービスだそうですが、「これはちょっと」と二の足を踏む動きも多いとか。

 今朝はそんな、携帯サービスをめぐる話題を紹介したいと思います。

 SNIFF(スニフ)って聞いたこと、あります? S(ソーシャル=社会的)N(ネットワーク)I(インテグレイティド=統合)F(フレンド=友)F(ファインダー=発見者)の略。
 SNIFFそのものの意味は、英語で「クンクン、嗅ぎつける」ってことです。

 このSNIFFサービス、アメリカの「ユースフル・ネットワーク」ってIT企業がソフトを開発したもので、いつでも、どこでも、自分の「友だち」の居場所を、地図つきで確かめることができるんだそうです。

 この「友だち」が「恋人」だったりすれば、「彼女・彼氏、いまどこにいるんだろう、気になるな?」とか、「待ち合わせ場所、間違えているんだろうか? ちょっと確かめよう」とか、いろんな使い道が出て来ますよね。

 いまのところ、北欧・スカンジナビア諸国で大流行しているそうですが、そのうち、日本でもきっと始まりますよね。

 このSNIFFってIT技術、警察の捜査用に開発、実用化されているものと同じ発想のもので、そこから「嗅ぎつける(SNIFF)」って愛称もついたわけです。

 さて、「友だち」(あるいは家族)の居場所を「嗅ぎつける」というところまでは大歓迎ですが、これが別の使われ方をすると、プライバシーがなくなってしまう。

 たとえば、だんなさんが奥さんの目を盗んで、浮気なんかしていたら大変、一発、地図つきでバレバレになっちゃうわけですね。

 まあ、この程度なら許容の範囲内かも知れませんが、企業が社員の監視に使うんじゃないか、って不安が欧米で出ているんです。

 なぜ、そこまで心配するかというと、ドイツのスーパーチェーン(世界に7000店舗も展開してるんだそうです)、「LIDL(リデル)」ってところが、探偵を雇って従業員の行動を徹底調査していたことが明るみに出て、たいへんな騒ぎになっているからです。
 トイレに行った回数までチェックしてたっていいますから、すごいですね。

 そんなところへ、この「SNIFF」が使われたら、これはもう息が詰まってしまいますよね。

 このSNIFFってサービス、もちろん当事者の合意が必要ですが、社員ってそんなに強い立場にありませんから、最終的にはきっと「わかりました」って言ってしまうかも知れませんね。

 SNIFFはこのように「諸刃の剣」になりうるものですが、旅先で道に迷ったときなんか、威力を発揮して助けてくれるんだそうです。
 「自分の居場所」を「嗅ぎつけ」てもらうわけですね。自分がいまどこにいるのか、地図つきですぐわかる。

 進化し続ける「電脳世界」……次はどんなサービスが飛び出すことでしょう。 

Posted by 大沼安史 at 10:38 午前 1.いんさいど世界 | | トラックバック (0)

2008-04-06

〔NEWS〕 英政府当局者が警告、イラク駐留米軍司令官、「イラン参戦」宣言の恐れ

 英紙デーリー・テレグラフは4月5日、英政府当局者が、イラク駐留米軍のペトラエス司令官が、イランがイラクにおいて参戦していると宣言するのではないか、と警告している――と報じた。

 イラク情勢は、バスラでの戦闘激化、バグダッドの「グリーンゾーン」に対する連日の砲撃で、このところ悪化の一途を辿っている。スンニ派による武装抵抗が沈静化する中、シーア派の武装勢力は引き続き、イラクの安定を阻む強力な立場を維持している。

 ペトラエス司令官は来週、ワシントンでイラク情勢について証言することになっているが、英政府当局者は、同司令官がその際、イランがイラクに参戦して米軍に対して攻撃を仕掛けていると言い切り、それを足場に、イラク国内の軍事施設への攻撃する恐れがある、と警告を発した。

〔大沼・注〕 米国の同盟国、英政府中枢から、米軍による対イラン攻撃をめぐり、警戒警報が出た。外部の観察者の指摘ではなく、インナーサークル内からの警告である。要注意だ。

 ブッシュ・マケインの共和党ラインが、米大統領選に向け、「イラン攻撃」という「選挙戦」に打って出る危険が現実のものになりつつある……。 

⇒  http://www.telegraph.co.uk/news/main.jhtml?xml=/news/2008/04/05/wiran105.xml

Posted by 大沼安史 at 12:54 午前 | | トラックバック (1)

2008-04-05

〔For the Record〕 オバマ氏 「A More Perfect Union」スピーチ

 遅ればせながら、オバマ氏が3月18日、フィラデルフィアで行った、「より完全な団結を目指して」演説を、歴史の記録として再録することにする。

 ビデオと演説草稿の全文。草稿と実際の演説はほとんど変わりない。

〔大沼・注〕 オバマ氏には2冊の著作がある。「自伝」と「政治論集」。
 「自伝」を読み終え、いま政治論集を読み進めているところだ。いずれも邦訳があることを知らずに、英語の原書で読み始めてしまった(だから、どうしても時間がかかってしまう)。

 いずれ、ぼくなりの「オバマ小論」を書くつもりだが、その圧倒的な描写力、記述力、表現力には驚かされる。(たとえば、ケニアの村を訪れ、祖父と父親の墓参りをしたくだり等々)

 オバマの政治姿勢についてニューヨーク・タイムズは「シビル・リバタリアン」と書いていたが、この2冊(まだ1冊半)を読んで、その意味が分かった。

 自伝によれば、オバマ氏は、コロンビア大学に転学して、ニューヨークのイースト・ハーレムの外れに住んでいたそうだ。
 ちょうどその頃、ぼくはそのイースト・ハーレムに1週間ほど通い、歩き回っていた……。
 ただそれだけのことだが、なんとなく嬉しいし、懐かしく感じられる。

 1984年当時のイースト・ハーレムは、公立学校改革が進み、貧困との戦いの真っ最中にあった……。NPO活動をしている若い黒人女性(ブラウン大学を出たばかりだった)に、スラムを案内されたことを今でも覚えている。〔ぼくは、どんなきっかけで、彼女と知り合ったのだろう? 思い出せない。すべてがまるで、夢だったように……〕

 そんなイースト・ハーレムから、オバマ氏はコロンビア大学卒業後(いったん就職後)、シカゴのサウス・サイドのスラムに向かう。

 そして、そこでのコミュニティー組織者としての活動が、彼の政治活動の原点になってゆく。

 ぼくの英語力は貧しいかぎりだが、オバマ氏の「言葉」には「真」を感じる。感動してしまう。〔恥ずかしいことだが、涙を流してしまう……。これは、ぼくが落ち込みからの回復過程にあるせいかも知れない〕

 危機のアメリカに改革者がついに登場した……これが率直な、ぼくの感想である。   

⇒  http://www.truthout.org/docs_2006/031808A.shtml

Posted by 大沼安史 at 11:06 午後 | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 英紙が「2008年アメリカ大恐慌」と「直言見出し」

 インディペンデント紙が4月1日付けの電子版で、ズバリ「2008年アメリカ大恐慌」と言い切った「直言見出し」つきで、米国の経済危機の深化ぶりを報じた。

 念のために言うと、もちろん、エイプリル・フールの記事ではない。

 今回の「グレート・ディプレッション」、抑え込みは果たして可能か?

 日本の「エコ」(家=経済)に生きるわれわれとしても、非公式通貨による自己防衛策を、真剣に考えるべき時期に来ている。

 英国の経済誌「エコノミスト」の表現をかりれば、世界はいま、まさに「金融・核の冬」の危機に立っているのだ。

 チープ・マネー(円、オイルマネー等)の「乱れ撃ち」で、世界のエコノミーはいまや、死滅の危機に瀕している。

 「アメリカ経済のメルトダウン」(炉心融溶)との表現も、あちこちで目にするようになった。

 この先、どうなるか、正直、不安である。

⇒  http://www.independent.co.uk/news/world/americas/usa-2008-the-great-depression-803095.html

 

Posted by 大沼安史 at 10:30 午後 | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 「この国は間違ったコースに向かっている」 アメリカ人の81%が回答

 ニューヨーク・タイムズとCBSテレビの合同世論調査で、アメリカ人の実に81%もが、米国が「かなり深刻なかたちで、間違ったコースに向かっている」と感じていることが分かった。
 4月4日、同紙が報じた。
 2002年初めの調査でそう答えた人はわずか35%、昨年でも69%にとどまっていたのが、ここに来てさらに増加した。

〔大沼・注〕 オバマ氏の支持がなぜ広がっているのか、端的に示す数字ではある。
 「ブッシュのアメリカ」に忠実な、わが日本政府は、「間違ったコース」に向かっているのか、いないのか?
 答えは、もはや言うまでもない。

 選挙があるたびに電話してくる、知り合いの女性(ある宗教団体に所属)から、留守電が入っていた。

 総選挙間近……次の総選挙は日本を「間違ったコース」から引き戻すチャンスである。
  

⇒  http://www.nytimes.com/2008/04/04/us/04poll.html?scp=1&sq=things+have+pretty+seriously+gotten+off+on+the+wrong+track&st=nyt

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Posted by 大沼安史 at 10:06 午後 | | トラックバック (0)

2008-04-01

〔ジャック天野の目が点丼〕 ♪ グリーン・グリーン・ゾーン・オブ・ヘル

 おい、大沼、最近、どうしたんだ? 「机の上の空」、ずいぶん、さぼってるじゃねぇか? 何、上の空、してるんだよ?

 大丈夫か?

 茅ヶ崎に住む、お前の親友の親友、チェック甘井に聞いたけど、またストンと落ち込んだそうだな。お前、最近、臭覚が戻って来た、もう大丈夫だなんて言ってたくせに、いい加減にしろよな。ブログ、お前の仕事だろうが……ちゃんと書けよ。

 気付け薬代わりに、いいこと、教えてやる。いいか、耳の穴、かっぽじり、聴覚を研ぎ澄ませてしっかり聞くんだぞ。

   仏道をならふといふは、自己をならふ也。自己をならふといふは、自己をわするる也。

 道元さまの言葉だ。森本和夫さんの「『正法眼蔵』読解」(1)で出て来る言葉だ。
 苦しくなったら、これ唱えろ! わかったか、そしてブログ、もっと書け!

             ●△● ⇒ ×△× ⇒ ・△・

 お前が書かないから、きょうのところはオレが書いてやる。

 そう、あの「藪」から棒に、いきなりイラク戦争を始めやがった、藪男こと、ジョージ・ブッシュの野郎がワシントンの記者会で歌った「替え歌」のことだ。

 たぶん、その場に言わせた記者会の誰かが、ケータイか何かでビデオに収録、ユーチューブに投稿して全世界の知るところとなった、あのブッシュの替え歌だ。

 イラクでもう4000人も米兵を死なせ、家のグリーン・グリーン・グラス(緑草)を2度と触れなくしたくせに、「我が家の枯れ草(ブラウン・ブラウン・グラス)にタッチするのはいいことだ」なんて、思い入れたっぷり、あの「思い出のグリーングラス」の替え歌を歌いやがっていた!

 あの野郎、なんて神経してるんだ! 

 まあ、「おれはやったぜ」って感じでいるんだろうな。イラクの石油をゲットし、石油価格を暴騰させ、ついでに軍事産業までぼろもうけさせたんだから、勲一等もの。
 あとはテキサスの牧場で引退するだけ、帰ったら愛犬も、オレに飛びついてくるだろうし、こんなメダタイこと、ほかにあるかよ?……って、のぼせ上がった態度だぜ。すっかり浮かれまくっている。

 でもな、大沼、お前も感づいていると思うんだが、ブッシュのあの替え歌、どうやらイラクのレジスタンスを燃え立たせてしまったな。
 ブッシュの野郎、なめたことしやがったな、そんじゃ、いっちょう、やってやろうじゃないか、てなわけで、イラクの野郎ども、ついにおっぱじめやがった!

 そう、その通り、米軍と「イラク政府」が立て篭もる「緑の聖域」、バグダッドでただ1ヵ所、緑の芝生が広がる、サダムの元玉座、「グリーン・ゾーン」に、イラクの抵抗勢力が砲撃を加え始めた……

 「グリーン・グラス」の「替え歌」には、「グリーン・ゾーン」への「攻撃」で答えた。
 連日続く、砲撃音、爆発音が、有頂天ブッシュへの「返歌」だったというわけさ。

 ♪ It's good to hit the Green Green Zone of HELL!

  どうやら遂に、「終わりの始まり」が始まったようだな……
 バグダッド市内唯一の「安全地帯(グリーン・ゾーン)」が、いまや「危険地帯」と化している。

 アメリカのあるブロガーが、ブッシュの「替え歌」を、「刑務所で歌うブッシュ」の歌に替えていたが、これからの展開次第では「大統領弾劾」だってあり得る……そうだよな、大沼。お前もそう思っているんだろ?

 だったら、落ち込んでなんかいないで、もっと「イラク」のこと、書けよな。

 あの英紙インデペンデントのバグダット特派員、パトリック・コバーンの気力、迫力に、少しは見習ったらどうだ。

 あれだけ、毎日、新聞記事を送り続けながら、あのアイルランド人、また本を書いたよな。

 ごっつい野郎だぜ。生死の境に居続けながら、「自己をわするる也」やってる。

 な、もうわかっただろ?

 な、大沼、わかったら、元気、出せ!    
 

⇒  http://news.yahoo.com/s/afp/20080330/wl_mideast_afp/iraqunrestbaghdadgreenzone

     http://thelede.blogs.nytimes.com/2008/03/13/bushs-surprise-serenade-hits-youtube/?scp=1-b&sq=Bush%2BGreen+grass&st=nyt

Posted by 大沼安史 at 12:21 午前 | | トラックバック (0)