〔NEWS〕 NY交響楽団 北朝鮮国営TVが放映へ
ニューヨーク・フィルのピョンヤン公演が2月26日に行われるが、演奏の模様を北朝鮮国営TVが全国放映することになった。
演目はガーシュインの「パリのアメリカ人」と、ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」だそうだ。
「新世界から」のクラシック楽団、「ピョンヤンのアメリカ人(音楽家)」たちは、1920年代の「パリの喧騒」を、この地上最後の沈黙の全体主義国家で、どんな名演を行おうというのか?
それを北朝鮮の人びとはどんな思いで聴こうというのか?
演奏会の後景に流れるのは、「朝鮮戦争」の記憶であり、「新世界」への希求だろう。そこへ「戦中間」の「平和の春」を奏で、雪解けへとつないでゆく。
NYフィルの選曲は自分たちの使命を心得ている。
Posted by 大沼安史 at 01:34 午後 | Permalink