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2008-02-24

〔イラクから〕 トルコ軍、イラク最後の「平和郷」に侵攻

 トルコ軍がイラクの最後の平和郷、北部クルディスタンに侵攻した。
 これを、パトリック・コバーン記者(英紙インデイペンデント特派員)はどう見ているのか?

 同記者の(2月)23日発の記事を見ると、注目すべき指摘がいくつかある。紹介しよう。

 ① トルコ軍に侵攻はPKK(クルド労働者党)のゲリラをたたくのが目的とされているが、米国はPKKの居場所(PKKのキャンプ)に関する情報をトルコ政府に伝えていた。このため、米国は今回、トルコ軍の突然の侵攻開始(トルコのエルドガン首相がブッシュ大統領に伝えたのは、侵攻開始直前だったそうだ)に慌てたという。
 
 ② トルコ軍侵攻の隠された目的(とクルド人指導者らは信じている)は、「石油の都」キルクークを自分たちのものだと主張するイラク・クルド人たちが、すでに「半・独立」を遂げていることに対してトルコが脅威を感じていることだという。クルド人の「独立」がトルコ国内に波及することを恐れているわけだ。

 ③ イラク・クルディスタンで請負工事をしていたトルコの土建会社は、すでに現地から撤退していたという。

 ④ 今回の侵攻は、トルコ軍部にとって政治的な力を回復する狙いも込められている。

 イラク中南部と比べ、相対的に「平和」が保たれていた北部だが、クルド人の「自治」が「平和」の中で強まれば強まるほど、トルコにとっても脅威が増大し、それが今回の「侵攻」のような事態を招いてゆく……。
 コバーン記者の報告を一読しての感想は、今後、「クルディスタンがイラク化していくかもしれない」という嫌な予感である。   
 

 ⇒ http://www.independent.co.uk/news/world/middle-east/the-new-invasion-of-iraq-786142.html

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Posted by 大沼安史 at 11:20 午後 |

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