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2008-01-31

〔アフガンから〕 「女性の権利」を考えようとしたアフガンの男子学生に死刑判決 福田政権は「給油」支援を凍結して抗議せよ!

 「女性の権利」について考えようとインターネットから論文をダウンロードし、学友に配ったアフガニスタンの男子学生(23歳)がアフガン政府の宗教裁判所から死刑判決を受けた。

 そう、あの「タリバン」に裁かれたのではなく、カルザイ政権の裁判所に。

 この死刑判決を報じた英紙インディペンデントは、カルザイ政権に抗議する国際的な抗議行動を呼びかけた。

 本ブログはこの呼びかけに応えるものだが、日本政府(福田政権)はカルザイ政権を支える「対テロ戦争」のため、「給油」支援を行っている。

 「学問の自由」を「死刑」でもって弾圧するカルザイ政権は、タリバンとは別種の「テロ政権」だから、日本政府は即刻「給油」を凍結し、駐日アフガン大使を呼びつけて抗議すべきだ。

 死刑判決を受けたのは、バルクー大学の学生、サイード・パーヴェズ・カムバクシさん。

 カムバクシさんがダウンロードしたファルシ語の論文は、「女性の人権抑圧はコーランによって正当化されている、とのイスラム原理主義者は間違っている」というもので、これを大学の学友や教師に配った。

 これを見た何者かの通報でカムバクシさんは弁護士もつけられず(友人や家族も知らないところで)宗教裁判にかかり、死刑を言い渡されたという。

 これを知った西側外交官(日本の外交官は含まれているのだろうか?)らは、早速、抗議を行ったが、アフガンの議会(上院)は30日、この死刑判決を確認する決議を採択した。
 死刑判決を支持する決議を提出した上院議員は、カルザイ大統領の盟友だという。
 
⇒  http://www.independent.co.uk/news/world/asia/sentenced-to-death-afghan-who-dared-to-read-about-womens-rights-775972.html

Posted by 大沼安史 at 01:37 午後 | | トラックバック (1)

2008-01-29

〔重要NEWS〕 「日本の脱ナチ化」を ジョージ・ソロス ダボスで語る

 ニューヨーク・タイムズ(電子版)の「ダボス日記」を読んで、「寒気」(?)を感じた。

 スイスの冬のリゾート地のホテルで、米国&世界政治経済に影響力を持つユダヤ人大富豪、ジョージ・ソロス氏が1月25日の土曜日、世界経済フォーラムを取材中の米国人記者たちをランチに招待し、さまざまな問題に対し、率直な見解・意見を表明したのだ。

 〔ソロス氏がダボスで、今回の世界不況を戦後最大のものだと述べたことは、日本の一部主流マスコミでも紹介されているので、今回は省く〕

 ソロス氏が米記者団との懇談で述べた中身で(われわれ日本人にとって)最も注目されるのは、「日本(とトルコ……アルメニア人虐殺問題に言及していると思われる)が、暗い歴史の過去を認めるのを嫌がっていることで傷ついている」と発言し、さらにこう続けていることだ。

 「アメリカはドイツで導入した政策をフォローする必要がある」「われわれはある種の脱ナチ化(de-Nazification)のプロセスを行わなければならない」と。

 これは戦後日本に巣くい続けている「戦前的なもの」のパージを提案したものと、とることができる。

 ソロス氏はつまり、日本の右派勢力(政治経済の官僚統制=抵抗勢力)の排除を行うべきだと提案しているのである。

 この懇談の席でソロス氏は、「オバマ支持」を表明(予備選でヒラリーが勝ったら「ヒラリー支持」)した。

 ブッシュ後の民主党政権はもしかしたら、ソロス氏のアドバイスに沿って、「日本の1940年体制」の本格解体に乗り出してくるかもしれない。

 だから、本ブログでは何度も口を酸っぱくして言って来たのだ。「美しい国」……言いたい気持ちはわかる。「事実ではありません」……言いたい心情はわかる。しかし、単なる「イデオロギー回帰」ではダメなのだ。政治経済の官僚統制・支配の解体に踏み切らないと、この国に未来はない。

 ソロス氏の昼飯論議を雑談と聞き流してはいけない。

⇒ 
http://dealbook.blogs.nytimes.com/2007/01/27/george-soros-backs-obama-but-hedges-his-bets/?scp=1-b&sq=Soros%2C+Japan&st=nyt

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2008-01-26

〔アフガンから〕 ランボーも真っ青 アフガンの地獄 過去2年間に1万人以上が死亡 米・NATO軍の戦死者も300人

 アフガン南東部、コースト発のロイター電(1月25日付)を読んで、あらためて背筋が寒くなった。

 こじれかけた風邪のせいではない。

 過去2年の間に、アフガンでは1万人以上が殺されているのだという。
 そのうち、300人は米軍・NATO軍の「外国人」兵士だそうだ。

 その「外国人」兵士の中に、日本の自衛隊員が含まれるようなことはあってはならない。
 アフガンはいまや、ランボーも真っ青の地獄になっている……。 

⇒ http://wiredispatch.com/news/?id=18867

Posted by 大沼安史 at 06:49 午後 | | トラックバック (0)

〔ビルマから〕 1850人以上が拘束 軍事政権 ガンバリ国連特使との約束を果たさず 米英仏外相が警告の共同声明

 英BBC放送(電子版)は1月25日、報じたところによると、国際的な人権団体の「アムネスティー・インタナショナル」は現在、ミャンマー軍事政権により、少なくとも1850人が拘束されている、と発表した。

 このうち700人は、昨年の民主化デモ以来、新たに拘束された人びとで、ミャンマー政府の首相がガンバリ国連特使に「逮捕の中止」を約束した同年11月以降も96人の活動家が逮捕されている。

 こうした中で米英仏3カ国の外相は24日、共同声明を発表、「デモクラシーへの移行と人権の改善」が、ダボスでの「世界経済フォーラム」で協議されるだろうと警告した。

 福田首相も「ダボス」に行くことになっているが、歩調を合わせて軍事政権に圧力をかけるべきだ。

⇒ http://news.bbc.co.uk/2/hi/asia-pacific/7209419.stm

Posted by 大沼安史 at 06:33 午後 | | トラックバック (0)

2008-01-25

〔アフガンから=関連〕 米軍 パキスタン辺境部への展開準備完了 「対テロ戦争」 パキスタンに拡大

 ワシントン・ポスト(電子版)の報道では、ゲイツ米国長官は1月24日、米軍をパキスタン辺境部に派遣する準備が整ったと述べた。

 〔同紙では派遣人員は触れられていないが、海兵隊3000人が派遣されると見られている〕

 アフガンのカイバル峠などパキスタン国境では米軍、パキスタン政府軍、アフガン政府軍の「調整センター」の建設が進んでいる。

⇒  http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2008/01/24/AR2008012403022.html

Posted by 大沼安史 at 02:59 午後 | | トラックバック (0)

〔アフガンから〕 米軍誤射 アフガン人(警官・民間人)10人死亡 住民が道路封鎖し抗議デモ

 「不朽の自由」作戦を続ける米軍が1月24日、首都カブールの南、ガズニ州で、アフガン人の警察官9人と民間人を誤射で殺害する事件を起こした。

 タリバン掃討作戦で米軍が民家の門を爆破したところ、アフガン政府の警察官らが駆けつけ、そこに米軍部隊が銃撃などを加えたらしい。

 警察車両に対して、ヘリによる攻撃もあったそうだ。

 村人たちは同日午後、街道を封鎖して抗議したという。

〔大沼〕 日本政府の「給油」再開が決まったとたんに、このありさまである。

 「自衛隊のアフガン派遣」に反対するぞぉ~!!
 
 そこで本ブログに「アフガンから」を新設、日本のメディアが触れない(触れなった)ニュースを書いて行く。

 自衛隊関係者の皆さん、読んでください!! 

⇒ http://www.nytimes.com/2008/01/25/world/asia/25afghan.html

Posted by 大沼安史 at 02:46 午後 | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 ブッシュ政権 嘘・嘘・嘘……なんと「935連発」 「9・11」後の2年間 世論操作の集中砲火 まるで「WMD=Weapon of Mass Deception(大量破壊欺瞞)」 米研究所の調査で判明

 ブッシュ政権が2001年の「9・11」以降、2年間の間に、実に935件もの「嘘」をつき、世論を欺いていたことが、米国の「公共正直センター(センター・フォー・パブリック・インテグリティー)」の調査で分かった。

 核の「キノコ雲」とか、「イエローケーキ・ウラニウム」など、いわゆる「WMD(大量破壊兵器)疑惑」のフレームアップに使われて「嘘」を集積すると、38万語に達するという。

 同センターの委託で調査し、報告書を執筆したチャールス・ルイス氏らは、「一言で言えば、ブッシュ政権は 組織的に宣伝され、2003年3月19日のイラク軍事侵攻でその頂点を迎えた誤った情報をもとにアメリカを戦争に引きずり込んだ」と指摘している。

 これはもう、大沼の勝手な「もじり」で言えば、嘘の「WMD=Weapon of Mass Deception(大量破壊欺瞞)」である。

 「大量破壊兵器」は嘘だったが、「大量破壊欺瞞」はイラク侵攻、イラク占領をもたらし、イラクという主権国を破滅の危機に追い込んでいる。

 これだけでも「ブッシュのアメリカ」の罪は重いが、「9・11」そのものが「やらせ」とわかったら、タダではすまないだろう。「ブッシュ政権後」の「真相究明」がのぞまれる。

⇒  http://www.publicintegrity.org/default.aspx

  http://www.commondreams.org/archive/2008/01/23/6551/

Posted by 大沼安史 at 02:17 午後 | | トラックバック (0)

〔ビルマから〕 ミャンンマー軍事政権 折句(おりく)の詩で詩人を逮捕

 英BBC放送が1月23日に報じたところによると、体制批判の折句の詩を書いたとして詩人のソー・ウァイ氏が逮捕された。

 ウァイ氏はミャンマーの雑誌、「ラブ・ジャーナル」に、「2月14日」と題する詩を発表した。

 詩の各行の頭文字をつなげる(折句、縦読み)と、「タン・シュエ将軍は権力の亡者だ」と読めることから、軍政当局に捕まったようだ。

 ウァイ氏が逮捕後、どうなったかわかっていない。

 BBCによると、昨年、ビルマの有力紙に、スウェーデンの旅行社の宣伝が載った。その「社名」には「タン・シュエを殺せ」とのメッセージが込められていた。

 旅行社は幽霊会社だった。

 〔大沼〕ビルマ民衆の抵抗は続いている。「ビルマから」を再開する。

⇒  http://news.bbc.co.uk/2/hi/asia-pacific/7205216.stm

Posted by 大沼安史 at 01:50 午後 | | トラックバック (0)

2008-01-23

〔重要NEWS〕 米政府高官も関与 核物質・情報を売りさばく トルコ・イスラエル・パキスタン…… 闇のネットワークが暗躍 FBI内部告発者、S・エドモンズさんが暴露 ブッシュ政権が封印

 英紙サンデー・タイムズが、FBI(米連邦捜査局)内部告発者、シベール・エドモンズさんらの指摘をもとに、米政府高官も関与した核物質・情報密売スキャンダル暴露キャンペーンを続けている。

 米国の核施設から盗み出した核物質・情報を国際的な核の闇市場で売りさばいているという密売事件で、在米のトルコ、イスラエル、パキスタンのエージェント(情報部員)が関わり、ネットワークの中枢には米国務省、国防総省の「高官」がいる、とんでもない構図のスキャンダルだ。

 サンデー・タイムズは、イスラエルによるイラク原子炉(オシラク炉)空爆破壊や、イスラエル核開発をめぐるスクープ(バヌヌ事件)報道で知られる高級紙。
 同紙の追及(1月6日付、同20日付)の連打に対し、米国の主流メディアは沈黙を守っているが、今後の展開次第では、ブッシュ政権の屋台骨を揺るがしかねない、破壊的な可能性を秘めている。

 サンデー・タイムズの情報源の一人となった、S・エドモンズさんは、9・11後、トルコ語など中東の言語に堪能なことから、ワシントンにあるFBI翻訳センターで、傍受された電話での会話の翻訳にあたり、9・11前後のFBI上層部によるサボタージュ、情報隠蔽を内部告発して解雇された「ホイッスル・ブロワー」(警告の笛を吹く人=内部告発者)。

 彼女は9・11後、「調査委員会」が米上院での秘密会で証言したが、米司法省から国家安全保障を危うくするとして「発言」を封じられていた。

 今回、エドモンズさんがサンデー・タイムズとコンタクトをとったのは、二つの理由から。
 ひとつは、米司法省が2002年1月までに、彼女に関する「プログラム」を打ち切ったことがわかったこと。もうひとつは、同紙が昨年(2007年)11月25日の紙面で、アルカイダのテロリスト(現在、トルコの刑務所に収監)がトルコ滞在中、9・11ハイジャッカーたちの訓練を支援した、と報じたことから、同紙なら調査報道に取り組んでくれるのではないか、と期待したためだ。

 同紙は、「密売スキャンダル」の証拠である、「封印」された問題のFBIの関係ファイル、「203A-WF-210023」の存在を、米国の市民団体「リバティー・コアリション」に通報した「匿名の内部告発者」(身元は明らかにされていない)の「告発の手紙」とともに、「リバティー・コアリション」が情報自由法に基づき、情報公開を求め、「存在しない」と申請を却下された同ファイルの存在を確証する文書を入手。さらに、FBI、CIA関係者に取材して報道に踏み切った。

 同紙に対するエドモンズさんの暴露(S・E)と同紙の取材結果(S・T)は次の通り。

 ① (S・E)「トルコとイスラエル」のエージェントは、核情報を扱うロス・アラモス研究所など米国内の「あらゆる」軍事施設、研究機関に、PHD研究者らを「モグラ(モール)」として潜入させ、毎月、数回の頻度で核物質を取り引きしていた。
 トルコのエージェントは入手した秘密文書をコピーし、高値のつけたところなどへ売りさばいていた。

 ② (S・E)エドモンズさんは電話盗聴テープ〔彼女によれば、盗聴録音テープは1997年以降のものだったという〕に録音された、米国の当局者が15000ドルの現金による賄賂の受け渡しをアレンジする会話を聞いた。ワシントンの「アメリカ・トルコ評議会」など、トルコの在米外交ネットワークの場所が指定された。

 ③ (S・E)核物質・核情報の買い手の中にはパキスタン政府が含まれていた。トルコのエージェントはしばしば、パキスタンの軍情報部、「ISI」のために動いていた。トルコのエージェントの方が目立たず、動きやすかったからだ。「こうした取引をわたしは2年半の職務の間に少なくとも3回、(盗聴で)耳にした」

 ④ (S・E)彼女によれば、核の秘密情報の入った「パッケージ」は、外交官などをカバーとして装ったトルコ情報部員によって、ワシントンのトルコ大使館に配達された。

 ⑤ (S・T)パキスタン側のチーフは、ISI長官を務めていたマームード・アーマド将軍だった。〔同紙によると、このアーマド将軍は同時多発テロ直前、アタ容疑者に10万ドルを電信送金した疑いがもたれている〕アーマドは〔「イスラムの核の父」〕カーン博士と近い人物で、盗み出された核情報はカーンを通じ「ならずもの国家」に流れた可能性がある。

 ⑥ (S・E)エドモンズさんによると、このスキャンダルには、「よく知られた」米国務省の高官〔現在、退任。匿名の告発者の「手紙」で名指しされた。S・Tの取材に対し、事実無根と関与を否定。「手紙」はまた、この高官がトルコの関係者にCIAのフロント企業に接触するなと警告した電話の盗聴記録もある、としている〕)が関与しており、FBIのターゲット(捜査対象)になっていた外国のエージェントが国務省高官に電話をかけ、釈放・国外退去を依頼、「4人が尋問されずに国外追放」となった。〔大沼:この4人は、9・11後にニュージャージで捕まったイスラエル・エージェントである可能性がある〕

 ⑦ (S・E)エドモンズさんによれば、ペンタゴン(国防総省)の「数人の高官」も関与していた。その中の1人は、米国の一般家庭でも知られた高官だった。〔大沼:ラムズフェルド、あるいはウォルフォビッツあたりか……??〕

 ⑧ (S・E)エドモンズさんによれば、FBIは2000年夏、トルコのエージェントがデトロイトでサウジのビジネスマン2人と会い、アラバマ州の米空軍基地から入手した核情報を25万ドルの値をつけ売りさばこうとする現場を監視していた。

 ブッシュ政権(司法省)が「封印」するのも当然な(???)、前代未聞のスキャンダルだ。エドモンズさんは公開の公聴会の開催を要求しているが、ブッシュ政権がこれに応ずる気配はない。

 ブッシュ政権はいま「終末期」を迎え、「イラク占領」などさまざまな問題を抱えながら、ダッチロール状態に入りつつある。

 こうした「末期症状」のなかでさらに「内部告発」「暴露」が続くようだと、危機が進化し、政権の命取りになる可能性も高い。
 「9・11やらせ疑惑」の追及に発展する可能性さえはらんでいる。

 こんごのサンデー・タイムズの「続報」報道、米マスコミの「後追い」に注目しよう。

http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/middle_east/article3137695.ece

http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/us_and_americas/article3216737.ece

http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/europe/article2936761.ece

Posted by 大沼安史 at 02:52 午後 | | トラックバック (0)

2008-01-21

〔NEWS〕 日本を国連常任理事国に 英首相が提案

 英国のブラウン首相が日本を国連の常任理事国にする下地作りに乗り出しているそうだ。

  ドイツ、インド、ブラジル、そしてアフリカ代表(1、2ヵ国)と一緒に常任理事国するべく、秘密折衝に入っているという。

⇒  http://news.independent.co.uk/world/article3356210.ece

Posted by 大沼安史 at 01:37 午後 | | トラックバック (0)

2008-01-15

〔NEWS〕 指紋・掌紋・虹彩……米FBIが主導でグローバルな「生体認証」データベース構築 その名も「空のサーバー」 

 米国主導による「生体認証」のデータベース構築が世界規模で構築されてようとしている。
 英紙ガーディアンが1月15日に暴露したもので、その名も「空のサーバー」。

 米国のほかオーストラリア、カナダなどアングロサクソン系5ヵ国が参加し、「テロリスト」や「犯罪者」の指紋・掌紋・虹彩などバイオメトリクス情報を共有するという。

 (大沼・注)日本政府も昨年11月から、16歳以上の外国人に対し、入国の際、指紋と顔写真を義務付けているが、これもFBI=米連邦捜査局主導の動きの一環かも知れない。

 このアングロサクソン系5ヵ国は、全世界盗聴・盗視・盗読ネットワーク、「エシェロン」を秘密運用しているが、今回の「空のサーバー」はそれを補完・強化するものだろう。

 そのうち、日本政府へも「参加せよ」との圧力がかかるかも……いや、すでに警察・入管当局による、バイオメトリクス情報の提供が始まっているかも知れない。

 新聞・テレビの主流メディアの記者には是非とも、この点に探りを入れてほしい。

⇒ http://www.guardian.co.uk/print/0,,332065468-105744,00.html

Posted by 大沼安史 at 12:08 午後 | | トラックバック (0)

〔イラクから〕 ロンリー・ソルジャー、マシュー・セピ(20歳) イラク帰りのナバホ族米兵が夜のヴェガスでギャングを撃ち殺した訳

 ニューヨーク・タイムズ紙で、イラク・アフガン帰りの兵士たちの殺人事件に焦点を合わせた特集記事の連載が始まった。

 タイトルは「戦争に引き裂かれて(War Torn)」。その名の通り、戦争で心を引き裂かれた復員兵(ベテラン)たちの苦悩の絶望に迫ったシリーズだ。

 第1回の掲載は、1月13日付。同紙スタッフの調査報道による、力のこもった長文のレポートだ。

 それによると、イラク、アフガンの戦場から生還した米兵によって、この6年間に、少なくとも121件の殺人事件が引き起されているという。

 その中に、イラクのファルージャで、片足を吹き飛ばされ、脳に衝撃を受けながらも生還した、20歳の米兵の話が出ている。テキサスで治療を受けていた復員兵は、何を血迷ったか、2歳になる愛娘を壁にたたきつけ、殺してしまったそうだ。

 PTSD……。戦場での心的外傷が、復員兵たちの心を切り裂き、彼らを殺人者に仕立て上げている。

 シリーズ一回目の記事には、そんな心に傷持つベテランが何人か登場するが、そのうちのひとりが、ナバホ族インディアンの米兵、マシュー・セピ(20歳)である。

 2005年の夏の夜のことだった。
 歓楽の街、ラス・ヴェガス郊外、「裸の街(ネイキド・シティー)」と呼ばれる一画に、コンビニがあった。この地区は夜は危険きわまりない死の街に一変することから、地元警察の殺人課の刑事たちから「ファルージャ」と呼ばれている。

 アルコールを飲まないと眠れない彼は、自衛のためトレンチコートの下にライフルをしのばせ、ビールを買いに出かけた。未成年なので、店では買えないことから、見知らぬ男に売ってもらい、帰ろうとした。

 そのときのことだった。暗がりから、2人組のギャングが現れた。ピストルを持っていた。突然の発射音と閃光。われを忘れて撃ち返していた。ギャング1人が死亡、もう一人は負傷して路上に倒れた。

 ナバホ族のマシュー・セピは、アリゾナ州に生まれ、16歳で陸軍に入った。イラク戦争が始まった2003年春、セピはバグダッドの北部で掃討作戦に従事、「撃って、撃って、撃ちまくった」。

 1年間、イラクで戦闘を続けたあと帰国、除隊してラス・ヴェガスに流れた。アルコールに依存しながら、それでも地元のジュース用プラスティク・ボトル製造工場で働いた。孤独な生活の中で、戦場のことを思い出すようになった。

 「裸の街」での事件で逮捕されたマシュー・セピに、公的弁護人がつき、収監されたセピから話を聞いた。
 イラクでの経験を話しているうちに、セピの目に涙があふれ、突然、「間違った家だった、間違った家だった」と叫び出した。

 2003年12月のことだった。門を爆破し、掃討作戦を続けるマシュー・セピらの前に、イラク人の男が中庭の車の中から降りて出て来た。その男を撃った。撃ち殺した。
 男の家を捜索したが、何も出て来なかった。
 間違った家だった。間違って、罪もないイラク人を撃ち殺していた。
 炎、地面に倒れる男……そのイメージが、マシュー・セピを苦しめ続けていた――。

 もうひとり、記事の中で紹介されている事例を見てみよう。ネブラスカの田舎町出身もベテラン、セス・ストラスバーグ(29歳)のケースである。

 米軍の兵士(軍曹)としてイラクの戦場に送られ、除隊後、戦争請負企業の兵士に応募して、いったんイラクに戻ったあと、無事に帰郷した経歴の持ち主だ。

 ウォッカ・カクテルで泥酔したセス・ストラスバーグが若者と喧嘩し、銃を手に相手ともみあっているいるうち、銃が暴発して若者を殺してしまったのは、2006年の元旦のことだった。
 現場から車で逃走した彼は、防弾チョッキを着て森の中の雪原に寝転んでいるところを、警察のヘリなどに発見されて逮捕された。

 彼のトラウマは、2004年、イラクのモスル西郊で生まれた。
 夜、小麦の袋を引き摺って歩くイラク人の男を見つけた。路肩爆弾を仕掛けているかも知れなかった。
 無線で指示を仰いだ。「好きに判断していい」。撃ち殺した。
 袋を調べると、中には爆薬どころか、石ころが入っているだけだった。部隊に報告すると、こんな応答が返って来た。「グッド・シュート(ナイスな射撃だね)。合法的だ」

 今回のニューヨーク・タイムズの調査は、地方紙などで報道されたものを拾い上げ、調べ直したもので、報道されていない悲劇も多数あると見られることから、この「121件」という数字は、かなり控えめなものだという。

 過去6年間に、米兵がかかわった殺人事件は349件で、その前の6年間(184件)よりも89%も増えており、しかものその3分の2が、イラク、アフガンで戦った米兵がらみの事件(米国外を含む)だそうだ。

 戦争が兵士を狂わせている……異国の生活の場を戦場とし、民間人と見分けのつかないゲリラを相手とするイラク、アフガンでの戦闘が、どれほど兵士の心にトラウマを残すものなのか、この記事を読んでよくわかった。

 日本の政治家よ、政府高官よ、識者たちよ、「テロとの戦いだ」とか「アフガンに自衛隊を送る」などと軽々しく言うな!
 二度と言うな! 絶対に言うな!
 現にイラクのサマワに駐屯した自衛隊員の間から、3人もの自殺者が出ているというではないか。
 
 日本の「9条」を守るためにも、ニューヨーク・タイムズの今後の調査報道に期待する。

⇒ http://www.nytimes.com/2008/01/13/us/13vets.html?scp=1&sq=The+study+of+killings+by+military+veterans+

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Posted by 大沼安史 at 12:19 午前 | | トラックバック (0)

2008-01-14

〔NEWS〕 ブッシュよ、「自由」を語るなら、サウジ、エジプトのブロッガーの釈放を独裁者に迫れ! 世界の人権団体が要求

 ブッシュよ、お前が「自由」を語るなら、サウジ、エジプトの獄中にいるブロッガーの釈放を、両国の独裁者たちに求めよ!……アムネスティー・インターナショナルなどの人権団体が、中東歴訪中の大統領に、こんな要求を突きつけた。

 ブロッガーの端くれとして、わたしも(大沼)も、ブッシュに迫りたい。「自由」を標榜する国の大統領であるのだから、サウジ、エジプトのブロッガーを、塀の中から奪還してみよ、と。

 英紙インディペンデント(電子版)が1月14日付の記事で報じた。

 アムネスティーなどが釈放を求めているブロッガーは、サウジのファウアド・アル・ファルハン氏と、エジプトのアブデル・カリム・スレイマン氏。

 ファルハン氏(32歳)は実名でサウジの政治・社会問題をブログで分析し、昨年暮れ、当局に逮捕され、罪名も告げられないまま、すでに35日、獄中につながれている。

 スレイマン氏(20歳代)は「カリム・アメル」の名前で、昨年2月、エジプトのムバラク大統領を独裁者とグログ上で批判するなどしたことから、4年の刑を言い渡され、獄中にある。

 ブッシュ大統領は13日、アラブ首長国連邦で演説し、デモクラシーにとっての「表現の自由」の必要性を強調したそうだ。

 それなら、ブッシュよ、口先だけでなく、釈放を実際に勝ち取ってみな、と迫っているわけだが、日本政府も「テロとの戦い」ばかり言っていないで、たまには「言論の自由」「人権の尊さ」に言及してみてはどうか?

 「中国」「北朝鮮」「ミャンマー」……言うべき国は中東のほかにもいっぱいある。

⇒ http://news.independent.co.uk/world/middle_east/article3336093.ece

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Posted by 大沼安史 at 09:13 午後 | | トラックバック (0)

〔机の前の窓 2008・01・13重要ニュースLINK〕 ▲ 「あなたがつくった悲惨な世界へ、ようこそ」 ブッシュ中東訪問にJ・スティール記者がコメント

▲ 英紙ガーディアンにジョナサン・スティール記者のブッシュ中東訪問に対するコメントが載った。米国のシンボルの「鷲」はいまや「レーム・ダック」に!
⇒ http://www.guardian.co.uk/commentisfree/story/0,,2239039,00.html

【NEWS】 パトリック・コバーン記者の『イラク占領』が、酒井啓子氏の「2007年の収穫 3冊」(朝日新聞書評)の1冊に選ばれました!! (⇒ 右サイドにアイコンあり)

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 卒業式の「日の丸」が消えた! 「緑の学校」が日本を救う!  「日の丸・君が代」の強制を超えて……

 ことしもまた「希望の春」に繰り返される、悪夢のような「統制卒業式」……戦前・戦中の負の遺産はどう克服されるべきか? 

 「教育再生会議」では統制教育が再生するばかり。 「改訂・基本法」では、文科省だけが栄え、子どもたちはスポイルされ、結果として、日本は滅んで行くことでしょう。いまこそ、「緑の国づくり」、「緑の教育再生」に取り組んで行かねばなりません。  
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Posted by 大沼安史 at 12:59 午前 | | トラックバック (0)

〔イラクから〕 バグダッド無法! 戦争下請企業「ブラックウォーター」がCSガス(暴徒鎮圧ガス)を空中投下

 ニューヨーク・タイムズ紙の敏腕記者、ジェームズ・ライゼン記者(ワシントン駐在)が1月10日付の同紙(電子版)で、米国の戦争下請企業「ブラックウォーター」社が2005年5月、バグダッドの「グリーンゾーン」近くの「暗殺者の門」検問所で、ヘリコプターから暴徒鎮圧用のCSガスを投下したことを暴露した。

 CSガスは催涙ガスのように暴動の鎮圧に使われるものだそうで、これをかぶると目が見えなくなるなど治療を受けなければならない。

 この使用には厳しいガイドラインが設けられているが、「ブラックウォーター」のヘリは、「グリーンゾーン」への交通の要衝で、車や人で混雑する「暗殺者の門」検問所に向けて、CSガスを放った。

 ヘリだけでなく同社の装甲自動車も地上からCSガスを放射、イラク人のドライバーや通行人、さらには米兵10人以上が一時的に視力を失ったという。

 同社のスポークスマンは「誤射」を認めた。

⇒ http://www.nytimes.com/2008/01/10/world/middleeast/10blackwater.html?_r=1&ref=world&oref=slogin

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Posted by 大沼安史 at 12:46 午前 | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 オーウェルもビックリ!……「監視社会化」する英国 保釈犯罪者の体内にスパイ・チップの埋め込みを計画

 ジョージ・オーウェルが生きていたら、きっと「1984年」の「続編」を書きたい気持ちになるだろう。英国の「監視社会化」がさらに進もうとしているのだ。

 保釈された犯罪者の体内に「スパイ・チップ」を埋め込み、動静をモニターする計画が進められているという。
 英紙インディペンデント(電子版、1月13日付)が英国内務省の動きをスクープ報道し、警鐘を鳴らした。

 報道によると、刑務所から保釈で社会に“復帰”した犯罪者の体内に皮下注射で、米粒2粒の大きさの、コンピューター・チップと銅線のアンテナ、発信装置の入った強化ガラス製のカプセルを埋め込む。

 コンピューター・チップには犯罪者の個人データが記憶されており、犯罪者の動静をGPS(ナビ・システム)でモニターする。

 ある特定の犯罪者がいまどこにいるか、リアルタイムで把握し、犯罪者の「再犯」に防ぐ狙いだ。

 英国内務省の当局者はインディペンデント紙の取材に対し、計画を進めていることを確認した。

 「スパイ・チップ」と呼ばれるこの方式、犯罪者をどんどん保釈し、パンク寸前の刑務所の収容者を減らすのが狙いだ。

 英国の刑務所の収容者数は急増の一途をたどり、この10年間で2万人増えて、現在8万人に達している。警察署内での留置者は昨年(2007年)だけで、前年の、驚くなかれ13倍に増えている。

 このため英政府は今後、6ヵ年で「超巨大(スーパー)刑務所」を2ヵ所新設するなどして2万人の「定員増」を図るが、それでも対応しきれないことから、「スパイ・チップ」つきで“野放し”する方向で準備に入った。

 実は英国ではすでに「格子なき刑務所」プロジェクトの名の下、保釈した犯罪者の足首にブレスレット(足環)を取り付け、、携帯電話の通信ネットワークを利用して監視を続けるシステムを2005年から稼動して来た。ところが、「足環」を壊すなどして「逃亡」する受刑者が急増したりしたことから、昨年から休止し、信頼性の高いシステムへの切り替えを検討して来た。

 この「スパイ・チップ」、米国のベリ・チップ社が世界的な業界リーダーだが、もともとは犬な牛などペット、家畜用に開発されたもの。それが人間にも使われるようになっており、米国では刑務所内で他の受刑者の脅威となっているギャングに対して埋め込まれ、刑務所内の動静の監視に使われているそうだ。

 こうした英政府の動きに対して、「リバティー」など人権擁護団体から反発が出ているが、「足環」よりいい、という意見や、性犯罪者の監視対策として有効といった声もあり、このままスンナリ、実現してしまう恐れもある。

 英政府の計画では、「スパイ・チップ」は当面、保釈した犯罪者の「監視」に限定したシステムにする予定だが、技術開発が進めば、「バイブ警報」や「電気ショック」で犯罪者をリモートコントロールするようなところまで行き着くのは必至だ。

 英国でうまく行けば、日本政府も当然、真似しようとするだろう。日本の人権団体も今のうちから、反対運動を強める必要がある。

 
⇒ http://news.independent.co.uk/uk/politics/article3333852.ece

Posted by 大沼安史 at 12:11 午前 | | トラックバック (0)

2008-01-11

〔イラクから〕 米軍、バグダッドの南を猛爆撃 イラク戦争始まって以来の規模

 米軍は1月17日、バクダッド南郊のティグリス川沿いを猛爆撃した。

 イラク戦争始まって以来の大規模なもので、B1爆撃機2機とF16戦闘機4機が計4万ポンドの爆弾を、10波に及んだ波状爆撃で、アラブ・ジャブール地区の40目標に対して降らせたという。

 米軍はこれにより、「イラク・アルカイダ」の35人を殺害したとしている。

⇒  http://www.usatoday.com/news/world/iraq/2008-01-10-iraq-thursday_N.htm

Posted by 大沼安史 at 06:18 午後 | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 ホルムズ海峡 イラン艦艇・一触即発事件 「自爆攻撃するぞ」 ブッシュ政権 ビデオ音声 でっち上げ疑惑

 ホルムズ海峡で6日に起きた、米艦とイラン艦艇とのニアミス事件は、ブッシュ政権のフレームアップである疑いが濃厚となった。

 米政府が8日に公表した現場の様子をとらえたビデオでは、なまりの強い英語による「攻撃するぞ。お前らは数分以内に爆破される」という「自爆攻撃」の脅しの声がかぶっていたが、10日、イラン側が公開した、ビデオによる交信の音声は声質が違っており、内容も「連合軍の軍艦73号、こちらイラン海軍のパトロールボート」と、米艦に呼びかけるものだった。

 ペンタゴン当局者も、ビデオの「自爆脅迫」が現場のイラン艦艇から直接出されたものでないことを認めたそうだ。

⇒  http://www.guardian.co.uk/iran/story/0,,2239119,00.html

Posted by 大沼安史 at 06:02 午後 | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 ケリー氏 「オバマ候補を支持」

 2004年大統領選の民主党候補、ジョン・ケリー氏が、オバマ候補の支持を表明した。今月26日に行われるサウスカロライナ州での予備選で同候補を支援する。

 ケリー氏は「誰がオバマ氏以上にアメリカの政治史に新しい一頁を開くのか?」と問いかけ、ホワイトハウスにおける「権力の移行ではなく、権力の変容」をオバマ氏に託した。

 ケリー氏の「オバマ氏支持」はヒラリー候補によって大きな打撃だ。

http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2008/01/post_678d.html href="http://news.independent.co.uk/world/americas/article3328416.ece">http://news.independent.co.uk/world/americas/article3328416.ece

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Posted by 大沼安史 at 05:31 午後 | | トラックバック (0)

2008-01-09

〔NEWS〕ヒラリー 巻き返す ニューハンプシャー

 ヒラリーがニューハンプシャーの予備選で巻き返し、僅差でオバマ候補を破った。
 
 オバマに勝つために「変化」を言い出し、無党派層、とりわけ「若者」を取り込む巻き返しに出ていたヒラリーが、息を吹き返した。

 オバマに期待をつなぐわたしとしては残念な結果だ。
 巻き返せ、オバマ!

 勝って、イラク戦争を終えよ!

⇒ http://www.boston.com/

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Posted by 大沼安史 at 02:23 午後 | | トラックバック (0)

2008-01-08

〔観る! ビデオ、この映像〕オバマ候補、アイオワ勝利宣言 「変化のときは来た」

 遅ればせながら、オバマ候補のアイオワ勝利宣言、 「変化のときは来た」をビデオで観た。

 「反ワシントン」を明確化し、「変化」の旗を高く掲げた、強く、激しく勇気付ける、素晴らしい演説だった。

 シカゴのストリートからここまで来た。両親はケニアとカンサス生まれ、いまここにある「物語」をつくったのは、アメリカ合州国である。われわれはひとつのネーション、ひとつのピープルだ……

 「ニューハンプシャーで勝てば、わたしが大統領になる」

 オバマ候補の健闘を……いや必勝を祈る。

⇒  http://www.truthout.org/docs_2006/010408A.shtml

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Posted by 大沼安史 at 05:36 午後 | | トラックバック (0)

2008-01-07

〔NEWS〕 デモクラティック・スクール 「サドベリー・バレー校」の代表、ダニエル・グリーンバーグ博士(PhD)の開校30年記念講話集、『自由な学びが見えてきた ~ サドベリー・レクチャーズ』、日本語版(本邦初訳)を出版 

 ダニエル・グリーンバーグ氏のレクチャー集、『自由な学びが見えてきた』を、拙訳(大沼訳)で緑風出版から出版しました。

 かねがね翻訳作業を続けていたもので、またも出版社(緑風出版)のご理解と励ましにより、出版にこぎつけました。

 訳者として……「日本にサドベリー校を」と願うひとりとして、是非、読んでいただきたいと思います。

 とくに「会話」の重要性を「語りおろした」部分は圧巻です。
 目からウロコがおちました。こどもたちの「私語」の意味、それを抑圧する無理解……小生もまた、いわゆる「自由教育」について20年近く、学んできたものですが、教えられることばかりでした。

 「ポスト産業社会」に入った斜陽・日の丸=日本における「教育再生」の道は、戦前・戦中型の「統制教育」の復活ではなく、サドベリー流の「デモクラティックな教育」にある……そのことをいっそうクリアに見せてくれる一冊です。

 広げていただければ、幸いです。「解題」は下記(6行ほど下)参照。

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 ○○○○ 以下は、『自由な学びが見えてきた』の「訳者あとがき」です。

 
 ★ 訳者あとがき 解説・解題に代えて

 本書は「サドベリー・バレー校」の創始者で、その中心的指導者であるダニエル・グリーバーグ氏による、同校の創立三十周年を記念した連続講話をまとめた原著、A Clearer View : New Insights into the Sudbury School Model (二〇〇〇年、サドベリー・バレー校出版会)の全訳である。

 原著のタイトルが示すように、この本は、サドベリーの一九六八年以来の歩みを、三十年後の時点で振り返り、「デモクラシーの学校」であるサドベリーの基本理念を再検討し、経験の広がりと奥行きの中でその本質に焦点をあて、「サドベリー教育」の本質をより鮮明な視野(クリアラー・ビュー)の中でとらえ返したものだ。

 三十年という時間は長く、その経験は重い。それは「歴史の単位」といってよいほどの時間の流れである。その三十年に及ぶ実践の積み重ねの中で、「サドベリーの教育」の基本理念は、当事者(子ども、スタッフ、親)によってどのように「生きられ」、どう深まって行ったか?
 その再検証の結果を、包み隠さず、あますところなく語ったものが、本書に収録されたグリーンバーグ氏による、この全六回の三十周年記念連続講話(レクチャー)である。

 第一講の「遊びの意味」が語られたのは、一九九七年十月二十八日。最終の第六講、「サドベリーが全員のためのものではない理由」が行われたのは、翌九八年三月二十五日。

 つまり、グリーンバーグ氏による連続講話は、半年間近い時間の流れの中で、月一、二回のゆったりしたペースで、じっくり語られたものなのだ。

 それは二十世紀の教育改革運動のひとつの頂点を自ら築き、新たな学校モデルとして全世界に広がり出した「サドベリー」の、最初の熟成と言っても構わない、完成度の高いものである。

 自画自賛ではない、徹底した自問自答。
 教育的な「言説」にありがちな、現実を隠蔽する美辞麗句を見事に排した、平易で透明な言葉づかい。
 それは元々、コロンビア大学で教えていた物理学者で科学史家でもある、グリーンバーグ氏の真骨頂を示すものである。

 第一講は「遊び」の意味を縦横に論じたものだが、訳者が感心させられたのは、「遊び」と「革新(イノベーション)」の相似を指摘した部分である。

 「遊び」と「革新(イノベーション)」をともに「広い枠組」と「狭い枠組」の二つに分け、それぞれが対応し合っていることを、科学史を振り返ることで明確に指摘したところなど、「サドベリー」で子どもたちの「遊び」を目の当たりにして来た科学史家、グリーンバーグ氏ならでは見事なものだ。
 各自の創意工夫による「革新」が経済の主エンジンになるべき「後(ポスト)・産業期」を迎えた今、日本にも「自由な遊び」を基調とする「サドベリー教育」が必要な理由はここにあると言える。
 
 第二講は「会話」の死活的な重要性を指摘したものだが、ここでも目のうろこが落ちる思いがした。
 子どもたちの「会話」(おしゃべり、話し合い)の「起源」を、古代ギリシャのアリステレスの学園に求め、二〇世紀理論物理学の砦であったコペンハーゲンの「ニールス・ボーア研究所」の逸話で補強しながら、その教育的な意味を開示してみせたあたり、古代ギリシャ哲学に関する著作を持つ、グリーンバーグ氏ならでは力技である。
 
 これを読めば、わが国の教育現場における「私語」に対する見方も一新されることだろう。

 第三講は「親」の役割について述べたものだ。
 グリーンバーグ氏はサドベリーのスタッフ(教師)であると同時に、子どもをサドベリーに通わせる親であった経験を元に、家族の転居といった「大きな決断」は親が、それ以外の「小さな決断」は、サドベリーにおける日々の決断を含め、すべて子どもに任せ、その子どもの「決断」を親として守り抜く必要性を指摘している。
 それこそが、子どもに「干渉」しながら、子どもの「独立」を促す、「親」の矛盾した立場を解決する現実的な道だ、と。
 
 このくだりを読んで、なるほど、子どもに「干渉しない保護」というのもあるのか、と気づかされるのは、訳者であるわたし一人ではないだろう。

 第四講は、サドベリーの中心的な指導者(創設者、当事者)であるグリーンバーグ氏が、「デモクラシーの学校」理論を全面的に語り下ろしたもので、連続講話の山場とも言うべき部分だ。
 
 グリーンバーグ氏は「サドベリー教育」の素地を「アメリカのデモクラシー」に求め、その核心的コンセプトである、「個人に対する権利の付与(インディヴィジュアル・エンパワーメント)」を現実化するものこそ、サドベリー的な「デモクラシーの学校」であると主張する。
 
 つまり、サドベリーにはアメリカのデモクラシーが息づき、子どもたちにパワーが与えられているということだ。言い換えれば、サドベリーのデモクラシーとは、アメリカのデモクラシーの理想の「小宇宙」であるのだ。
 その点で言うと、「日本の学校」には子どもに対するエンパワーメントを軸とした「デモクラシー」の「デ」の字もない。
 ということは、学校の現実を拡大した「日本社会」にも実は「デモクラシーがない(あるいは不足している)」ということか?……

 さて、第五講は「子どもの自立」と「役割モデル」の関係に焦点を合わせたものだ。

 「サドベリー教育」のひとつの特長は、四歳から十八歳までの子どもが入り混じり、群れのようになって育つ「年齢ミックス」教育だが、この「年齢ミックス」が子どもたちの「役割モデル」としてどのような役割を果たしているか、具体的な事例をもとに詳しく分析されている。

 子どもの群れを「学年」「学級」に分割・隔離し、「教室」の枠内に閉じ込めておくことが、果たして「正気の沙汰」なのか、日本人のわれわれにも鋭く反省を迫るくだりだ。

 最終講の第六講は、全体を締め括るクライマックスの部分である。

 ここでは「サドベリー教育」の根幹にある「自由な学び」を阻害しているものの正体が明らかにされる。「時代」はいまや「後(ポスト)・産業期」入りしているにもかかわらず、子どもの主体性を奪い、子どもを無力化する「産業期」の学校教育の弊害が「学習障害」としてなお居座り、子どもが「自由な学び」という「自然状態」に帰るのを阻んでいると、グリーンバーグ氏は指摘するのだ。

 これを日本にあてはめれば、わが国の「後(ポスト)・産業社会」化を阻んでいるのは、文部科学省の「統制教育」である、ということになる。

 文科省とはすなわち、子どもの主体的な学びを破壊する「学習障害」の総元締めであり、速やかな「後(ポスト)・産業期」への移行を図らなければならないわが国の「国益」さえも損う「元凶」、というわけだ。
 
 グリーンバーグ氏の「連続講話」が行われたのは、サドベリーの「納屋(バーン)」校舎(といっても昔、納屋として使われていた棟を改築しただけのことだが)である。

 ここは卒業式など「全校集会」が行われる場所だが、訳者であるわたしは、本書を翻訳中、アリストテレスやプラトンの時代の古代ギリシャの「学園」(アカデミヤ)とは、もしかしたらこの「納屋」のような雰囲気のものだったのではなかったか、との空想に何度もとらわれた。

 話者が自ら問いかけて真理に迫り、聞き手が質問して「対話」が生まれる、あの「アカデミア」の雰囲気を勝手に想像したのである。

 そう、「サドベリー」とはまさに、現代の「学園(アカデミア)」であると。

 こんな「サドベリー」を日本にも欲しい。「管理と統制のゾンビ」が「再生」するのではなく、「子どもの学びが再生する」学校が欲しい。
 そう願うのは、訳者一人に限ったことではないだろう。これは、本書を読み終えた読者諸氏に共通する切実な思いではないか。

 本書は、緑風出版から二〇〇六年四月に出た、ダニエル・グリーンバーグ著、『世界一素敵な学校』の続編である。併せて読んでいただければ幸いである。

 なお、本書(日本語版)では、一九九九年に来日し、全国各地で講演を行ったダニエル・グリーンバーグ氏による「日本訪問記」と、サドベリーの卒業者の証言をいくつかまとめた、訳者による「サドベリー素描」なる一文を付録として添えた。

 とくにグリーンバーグ氏による「日本訪問記」は、日本における教育改革の方向を指し示すもので、ぜひ読んでいただきたいものである。
 
 最後に訳者の特権(?)として、私的なことに触れることをお許しいただきたい。

 本書の第六講に、「太陽」を「緑」色に描いた女の子の話が出て来る。
 このくだりを読んで触発されたわたしは、「自由が丘サドベリースクール」という架空の「学校」を舞台にした、『緑の日の丸』という小説を書き、二〇〇七年一月、仙台市の出版社、「本の森」から刊行した。

 このときも実は、書きながら何度も思った。
 日本にもサドベリーを!

 これが間もなく還暦を迎えようとする「七〇年世代」の訳者の、見果てぬ最後の夢である。

                               二〇〇七年十一月 横浜で
                                  訳者 大沼 安史

Posted by 大沼安史 at 12:13 午後 | | トラックバック (0)

2008-01-06

〔コラム 机の上の空〕 米国から「ラコタ共和国」が分離・独立

 「もう、こんな国になんか、いられない」――そんな気持ちになるのは当然のことだ。

 イラクで戦争をするわ、住宅バブルは弾けるわ、医者にもかかれないわ……ブッシュのアメリカにいたら、よほどの金持ちでもないかぎり、どこかへ出て行きたくもなるだろう。(国家崩壊、全般的な貧困の進む、東洋の斜陽の属国=日本に行きたがる者はいないだろうが……)

 そんな「アメリカ合州国」で昨年(2007年)の暮れ、「ラコタ共和国」が分離・独立し、新国家として新年を迎え、世界に承認を求めている……。
 初夢の続きを見ているのではない。夢物語ではなく、現実の話。

 ただ、知られていないだけのこと。フランスの高級紙、ルモンドなどは大々的に報じたが、肝心のアメリカではマスコミからソッポを向かれ、知る人ぞ知る状態だ。
 アメリカだって元々は、独立宣言をして、英国から分離・独立した国。ラコタだって同じことをしただけなのに……。

                    ◇

 「ラコタ共和国」は、北米先住民族(インディアン)の「ラコタ」の人びとによる新しい国だ。「合州国」ができる前からあったから、「古くて新しい国」と言うべきかも知れない。
 「国土」は、アメリカの中北部、サウスダコタ、ネブラスカ、ノースダコタ、モンタナ、ワイオミングの各州にまたがる広大な地域。
 ただし、現在、占有している土地は、いわゆる「保護区」(6ヵ所)に限られており、今後、ワシントンの連邦政府を相手に、「先取特権」の確認を求める裁判を起こし、領土の回復を図る考えだ。

 「ラコタ」の人びとは、スー族7部族の連合体で、「ラコタ語」を話す。18世紀の半ばの人口は推定で2万人。21世紀初頭の現在は7万人(その半数が「保護区」で生活している)だから、人口は増えている。

 そんな「ラコタ」の人びとが、ワシントンの国務省に出向き、合州国からの「一方的脱退」を通告したのは、暮れの12月17日のこと。
 ヴェネズエラや南アフリカなど、先住民族に対して理解のある各国にも新国家としての承認を求める公文書を送付し、「ラコタ」のウェブ・サイトで「(昔から継続していた)独立」を宣言した。

 ではなぜ、ラコタの人びとは「再独立」に立ち上がったのか?
 理由は大きく分けて二つ。ひとつは、これまでさんざん、だまされ、裏切られて来たことで、もうひとつは、合州国の国民として、悲惨な生活(生存)を強いられているからだ。

 ラコタの人びとの悲しい歴史のなかでも最も悲しい出来事は、1890年12月に起きた「ウンデド・ニー」(サウスダコタ州の地名)の悲劇だ。騎兵隊が150人を超えるラコタの人びと(婦女子を含む)を虐殺した事件である。

 度重なる「条約(ララミー砦条約)違反」に怒ったラコタの人びとは土地の返還を求めて、合州国を相手に訴訟を起こして来たが、連邦最高裁が1980年に「補償金」の支払いを命じる判決を下しただけで、先祖代々の土地はついに還らぬまま。(ラコタの人びとは、なお補償金の受け取りを拒否している)

 「貧困率97%」「平均寿命44歳」が物語るように、条約締結から155年過ぎた今になっても、悲惨な生活は変わらず、これ以上、連邦に留まる意味がないと、独立を通告した。

 アメリカで、ID(身分証明書)代わりに使われている「運転免許証」を破り捨て、連邦政府に対する納税拒否を宣言している。

 「ラコタ共和国」は、ラコタの人びとでなくても国民になることができる。合州国の国籍を放棄するだけでいいのだそうだ。
 「国内」での税金はゼロ。「中央」による「統制」の縛りもなく、各コミュニティーがそれぞれ一個の自治体として、生きてゆく……。
 つまりは、「旧大陸」の白人たちが侵入する以前の「新大陸」に戻るわけだ。

                    ◇

 「ラコタ」の人びとの「独立宣言」を読んで、思い出したことがふたつある。

 ひとつは、インディアンの学校のことだ。

 これは前に一度、書いたことだが、1980年代の半ば、ミネソタ州のAIM(アメリカ・インディアン運動)の学校、「サバイバル・スクール」を訪ねたことがある。

 そのインディアンの自治学校に、これから取材に行く、と知り合いの白人に言ったら、嫌な顔をされた。その白人は「進歩的」な、知的な人だったが、それでもそんな反応だった。
 インディアンの人びとの土地と生活を奪ったことは、白人入植者の末裔にとって、原罪のようなもの。それを認めたくないらしい。

 サバイバル・スクールは刑務所内にも分校を設置していた。自分たちの言葉を教え(学び)、民族の誇りを取り戻してもらう(取り戻す)のだ。
 その学校のディレクターは、日系3世の男性だった。ナカジマというその若者に会えて、嬉しかった。

 もうひとつは、わたしにとってたった一人の、インディアンの旧友のことである。

 わたしがミシガンの大学町にいた頃、下宿の屋根裏部屋に、インディアンの男が住んでいて仲良くなった。いくつかの大学、コミュニティー・カレッジで、英文学を教えている詩人だった。数歳年上の、もの静かで、孤独な男だった。
 
 有色人種がほとんどいないその町で、わたしも孤独で、わたしも白人でなかったから、ウマが合った。

 スティーブ・クロウというその詩人は、自分はスー族だと言った。

 その彼が、「ラコタ」独立をどう思うか、聞いてみたい気がする。 
                      
 
⇒  http://www.republicoflakotah.com/portfolio.html

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Posted by 大沼安史 at 12:55 午後 3.コラム机の上の空 | | トラックバック (0)

2008-01-01

〔コラム 机の上の空〕 「氷の国」から届いた「平和の光」……新年、明けましておめでとうございます。

 時々、小田原の先へ、小田急で通っている。箱根ではなく手前の風祭へ。ボランティアで出かけている。
 暮れの車窓から丹沢の山を見て、少し怖くなった。雪がまったく、ない……。
 しばらくして、ようやく、真白き富士の嶺が見えて来て、少し、ほっとした。

 ことしの冬ほど、「雪」や「氷」の貴さを思ったことはない。「地球暑熱化」(「温暖化」という言葉は、やめにしよう)は、「雪や氷」がまさに純粋な生の宝物であることを、かけがえのないものとして、わたしたちに教えてくれた。
 雪が積もり、氷が張らなければ、ほんとうの春は来ないのだ。

               *    ◇    *

 北大西洋に小さな島国がある。文字通り、「氷の国」、アイスランド。賛美歌を国家にしている「雪と氷の共和国」だ。北海道と四国を合わせた大きさの国土。人口は30万人だから、宮城県の7分の1程度。

 雪と氷に閉ざされ、守られたこの国は、火力発電所もなければ原発もない、自然エネルギーの国でもある。「水力」と「地熱」による発電。

 水の力と地の熱で30万の人びとが生き、経済活動を続けている。最新の調査(2006年)では、国民1人あたりのGDP(国内総生産)は、ルクセンブルク、ノルウェーに続き、世界3位。

 前年、05年の15位から「18位」に転落した、真っ赤に燃える斜陽・日の丸の日本とは、同じ島国でも大違い、対極に位置する。

               *    ◇    *

 その「雪と氷、水と地と人」の国の首都、レイキャビィーク(レイキャビック)からフェリーで5分のヴィーズエイの小島に、昨年(07年)10月9日、不思議な灯台が生まれた。

 その日、「10月9日」は、あのジョン・レノンの(生きていれば67回目の)誕生日。

 不思議な灯台は、ジョン・レノンの妻、オノ・ヨーコさんが、「二人」の願いを込めて建てたもの。
 
 「イマジン・ピース・タワー」……。「イマジン」とはもちろん、レノンが作って歌った、あの歌である。

 地熱を利用したもので、地面に開いた直径10メートルの照明装置から、光の円柱が空に向かって伸びてゆく、平和の灯台。

 台座には、「イマジン」の歌詞が各国語で刻まれている。

 この「ピース・タワー」のアイデア、「二人」が出会った40年前に生まれたものだそうだ。そのイメージを、彼女がアイスランドでカタチにしたのは、この「氷の国」こそ、地球のエコと世界の平和を再生してゆく足場になる場所だと考えたからだ。

               *    ◇    *

 「イマジン・ピース・タワー」は、ジョン・レノン誕生日の10月9日から、彼がニューヨークで射殺された命日の12月8日まで2ヵ月間、光を放ち続け、大晦日の07年12月31日にも再び、点灯された。

 「生」と「死」の間と、「世界の新年の夜明け前」に。

 アイスランドと日本の時差は(マイナス)9時間。つまり、現地の24時は、日本の朝の9時。

 「氷の国」で立ち上がった「平和の光」は、日本の元日の朝の「光」でもあったわけである。
 
               *    ◇    *

 「イマジン・ピース・タワー」は、「平和の光」をネットを通じ、言葉とイメージ(像)でも放っている。イマジンピース・ドットコム(www.imaginepeace.com) 

 その「想像・平和」サイトに、オノ・ヨーコさんの新年(2008年)のメッセージが載っている。一部を紹介しよう。

                   
        すべての人に、喜びに満ちた2008年があるように。
           わたしたちは、こう言ったことがあります。
        「恐れることなく、それをいいものにしようと願おう」と。
         愉快にゆこう。体中で笑って。そして踊ろう!

             イマジン・ピース(平和を想い)
          平和を考え、平和を行い、平和を広げよう

               *    ◇    *

 オノ・ヨーコさんのメッセージのそばの、ビデオの画面をクリックすると、ブッシュ大統領の言葉と、イラク戦争の現場を重ね合わせた作品が流れた。

 ブッシュの言葉を、さまざまな演説、発言から採取したのをつなぎ合わせたもので、ジョン・レノンの「イマジン」の歌詞を「朗読」するように編集されている。

 別のビデオを見ると、少女たちが替え歌を合唱する作品もあった。

  WAR IS OVER, if you want it!  BUSH IS OVER, if you want it!
(わたしたちが願えば戦争は終わる! わたしたちが願えばブッシュは終わる!)

 そしてオノ・ヨーコさんがこう言う(2007年のクリスマス・ビデオ・メッセージ)。

  WAR IS OVER, if you want it! これってほんとに「クール」(cool)じゃない!

  ここで言う「クール」とは、シャキッと冷涼な、正しく素敵な凄さの意味である。

               *    ◇    *

 戦争のない平和な世界をイマジン(イメージ)することは、アイスランドのような、白く、ピュアな、正気の世界に帰る、第一歩のような気がする。

 そして、平和な世界をイマジンするには、心の中で「イマジン」を歌ってみるのが一番だ。

                    ♪ above up only sky
                               imagine all the people
                               living for today

                             *     ◇    *

 誰にだって空がある。机の上にも空がある……。

 いや、なければならない。

 わたしの前には机がある。だからその上でものを書く……。

              ♪ above up only sky!
                imagine all the people
                  writing for today

 新年、明けまして、おめでとう!
 

 http://www.imaginepeace.com/news.html

  http://www.imaginepeace.com/NewYear2008.html

 http://www.remus.dti.ne.jp/~todo/imaginekashi.html

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Posted by 大沼安史 at 12:59 午後 3.コラム机の上の空 | | トラックバック (0)