〔ビルマから〕 民主化デモを指導した僧のリーダー、逮捕さる 「対話」の動きのなか国連特使が「楽観的」な見方 続くNLDへの弾圧
□ ニューヨーク・タイムズ(電子版)が11月14日、伝えたところによると、国連のガンバリ特使は13日、安保理への報告の中で、ビルマ軍政が「国際社会に対して対応可能である」との見方を示した。
特使はまた、軍政当局に対して、「スーチー女史との対話をしたいなら、最善の道はすぐに彼女を釈放することだ」と、女史の即時釈放を求めたことも明らかにした。⇒
http://www.nytimes.com/2007/11/14/world/asia/14nations.html?_r=1&oref=slogin
■ ニューヨーク・タイムズ(電子版)が13日に報じた、ヤンゴン発のAP電によると、「全ビルマ僧侶連盟」の指導者、ウ・ガンビラ氏が数日前、逮捕された。タイの亡命反体制派が明らかにした。
DVB(ビルマ民主の声)も13日、ウ氏がマンダレーのシンガイン地区で、今月4日に逮捕された、と報じた。
ウ氏は27歳で、9月の民主化デモの組織者のひとり。
軍政当局は母親や家族を身代わりに逮捕していた。
一方、上記AP電によれば、女性活動家のスー・スー・ヌウェイさんも13日朝、ヤンゴン市内で逮捕された。二ヵ月以上、逃亡していたが、ついに見つかった。
タイの本拠を置くビルマ人権組織、「政治犯支援協会」のボ・キ氏は、ビルマ訪問中の国連のピネイロ特別報告者あてに、ウ氏と至急、面会することを求めるメールを送った。⇒
http://www.nytimes.com/aponline/world/AP-Myanmar.html
http://english.dvb.no/news.php?id=676
■ DVBが13日、報じたところでは、軍政当局は「国民民主連盟(NLD)」に対する弾圧は、「対話」への動きのなかでなお続いている。
カチン州のNLD活動家ら2人が9日に逮捕された。⇒
http://english.dvb.no/news.php?id=677
Posted by 大沼安史 at 05:07 午後 | Permalink