〔ビルマから〕 亡命学生の母親を逮捕、ノルウェー前首相が「国際社会の一致した行動」呼びかけ、米国が制裁を強化
■ DVB(ビルマ民主の声)が10月21日に報じたところによると、アメリカに亡命中の「1988年世代の学生」のメンバー、コ・ニ・ニさんの母親や姪らが19日早朝、ラングーン市内で逮捕された。
ニ・ニさんがDVBに語ったところでは、同組織の指導者、コ・ハタイ・クイウェ氏(既逮捕)との関係を疑われたのでは、という。
〔大沼〕 家族まで逮捕するミャンマー軍政。日本の政府は、国会議員は何をしている!?
■ DVBが21日に報じたところによると、「オスロ平和・人権センター」の創始者であるノルウェーのボンディヴィク前首相は、DVBのインタビューに答え、国際社会が一致してビルマ軍政に対してより一層の圧力を加える必要があるとの認識を示した。
ボンディヴィク氏は国際社会は対ビルマ政策において「分裂している」と指摘、それが軍政の延命につながっているとの見方を示し、とりわけ中国の責任は大きいと述べた。
同センターは首相、大統領経験者の連名で中国の胡主席に書簡を出しているが、返事はないという。
■ 「ミジマ・ニュース」によると、アメリカのブッシュ大統領は19日、ワシントンでの演説で、ビルマに対する制裁を強化する方針を明らかにした。
軍政指導者ら13名を、米財務省の制裁リストに加えたという。
ホワイトハウスのスポークスマンは軍政の夜間外出禁止令の解除措置について、「表明的なごまかし」と一蹴した。
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http://english.dvb.no/news.php?id=589
http://english.dvb.no/news.php?id=588
http://www.mizzima.com/MizzimaNews/News/2007/Oct/80-Oct-2007.html
Posted by 大沼安史 at 05:38 午後 | Permalink