〔ビルマから〕 16歳 男子高校生、射殺さる 軍政支持デモに抗議の元教師夫妻を逮捕
■ DVB(ビルマ民主の声)の電子版は10月19日、16歳の男子高校生が民主化デモに参加し、軍政当局に射殺されていた、と報じた。
遺族、学友の証言を掲載した。
それによると、殺されたのは、タムウェ高校のマウング・テット・パイン・ソエ君。9月27日に学校のそばで銃撃され、死亡した。
叔母の話では、遺体は軍のトラックで運び出され、家族が対面できたのは翌日のことだった。
後頭部に銃痕があり、脳が吹き飛んでいた。
軍政当局は遺族への死亡証明書の手渡しを拒否した。
叔母は死体置き場で、ほかに5、6体の遺体を目撃したという。
「悲しくて仕方ない。けれどわたしは彼を誇りに思う」と、叔母はDVBに語った。
母親は言った。「一番下の子どもだった。4歳のとき、父親は亡くなった。わたしは息子の死を聞いて以来、立ち上がれない」と。
■ DVBが19日に報じたところによると、パウング・タルで16日、軍政支持デモに抗議した元教師夫妻が逮捕された。
ティン・マウング・オーサンとニ・ニ・マイさん夫妻で、二人はデモに参加しない誓約書に署名しなかったことで、教職を追われていた。
Posted by 大沼安史 at 09:14 午後 | Permalink