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2007-10-18

〔ビルマから〕 軍政の弾圧続く 中国国境沿いの地域の寺院も 「逮捕者3000人」と国営紙、「88年世代」国連事務総長に制裁強化を求める書簡 帰国者も空港で逮捕 コメディアンのザルガナール氏が釈放

■ DVB(ビルマ民主の声)が10月18日、報じたところによると、ビルマ軍政当局による逮捕・拘束はなお続いている。

 政府系の「ミャンマーの新しい光」紙が16日に伝えたところでは、軍当局はこれまで総計2972人を逮捕した。このうち、2284人はラングーンでの拘束。

 逮捕者のうち2500人は釈放していると報じている。 

■ DVBが17日に報じたところでは、「88年世代の学生グループ」は国連事務総長に対し、軍政の弾圧はなお続いているとして、国連のより明確な制裁を求める書簡を送った。

■ DVBが18日に報じたところによると、ゴンタラバウング村の僧院長が2日、逮捕された。

 民主化デモに参加した実兄(あるいは弟)の僧が捕まるまでの身代わりの措置だという。

■ DVBが18日に伝えたところによると、海外からの帰国者が、国外で反体制デモに参加した疑いで、ラングーン空港で当局に逮捕されている。

 空港関係者によると、最近、ビルマ人2人が捕まった。

 当局は容疑者の顔写真などを用意し、空港で待ち構えているという。

■ DVBによると、スーチー女史の弁護人、キーン・マウング・アイ氏が17日、病気で死去した。64歳だった。

■ 「ミジマ・ニュース」が18日、報じたところによると、北部カチン州や中国国境地帯、バマウの仏教寺院に対する軍政当局の襲撃、家宅捜索が強まっている。

 バマウの寺院では140人の僧が逮捕され、現在も少なくとも8人の拘束が続いている。

■ 「ミジマ・ニュース」によると、逮捕されていたコメディアンのザルガナール氏が釈放された。


http://english.dvb.no/news.php?id=573

http://english.dvb.no/news.php?id=569

http://english.dvb.no/news.php?id=572

http://www.mizzima.com/MizzimaNews/News/2007/Oct/71-Oct-2007.html

http://www.mizzima.com/MizzimaNews/News/2007/Oct/70-Oct-2007.html

Posted by 大沼安史 at 10:42 午後 |

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