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2007-10-05

〔イラクから〕 「餌」をまいて狙撃 「上の指示」で射殺数を引き上げ 米軍のスナイパーチームが証言

 駐留米軍のスナイパー小隊、「ペインティド・デーモン(顔ペンキの悪魔)」の所業に注目が集まっている。
 同小隊は、米陸軍第1旅団第501歩兵連隊に属する、13人の狙撃兵からなるチームで、バグダッドの南の「死の三角地帯」で活動している。

 その狙撃兵のうちの3人が、イラク人拘束者を至近距離から射殺したことが発覚、現在、イラク内で軍事裁判にかけられているが、その審理の中で、その活動の実態が明らかになった。

 ロサンゼルス・タイムズの報道によると、小隊は「キル(戦果)」をあげるため、わざと武器を放置し、それを取りに近寄ったイラク人を狙撃しているという。

 そうした狙撃による射殺数を増やす行動は、イラクにおいて「していない」(ペンタゴン)ことになっているが、被告兵士の弁護団によると、「上からの指示」によるものだという。

 小隊の指揮官は、陸軍の狙撃大会で優勝したこともある、ヘンズレー2等軍曹。顔面にトラの縦縞模様をペンキで描いたことから、小隊に「顔ペンキの悪魔」という異名がついた。

 「餌」をまいて狙撃する方法は、ベトナム戦争時に採られた方法だという。
 それと至近距離での射殺と、その卑劣さにおいて、どこに違いがあるというのか?……


http://www.latimes.com/news/nationworld/world/la-fg-snipers5oct05,0,5481304.story?coll=la-home-center

Posted by 大沼安史 at 07:42 午後 |

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