〔ビルマから〕 僧200人が再決起!! ロスで「国際ビルマ僧連盟」発足 軍政に連帯の包囲網
■ DVB(ビルマ民主の声)が10月31日に報じたところによると、ビルマの都市、パコクの幾つかの僧院の僧たち約200人〔「ミジマ・ニュース」のよれば70人〕が31日朝8時半から、デモ行進を行った。
僧たちは「メッタ(慈悲の祈り)」を唱えながら、3人が横に並ぶ隊列を組んで行進した。
先頭には、〔ビルマ仏教のシンボル、ピンクの仏教旗〕「ササナ旗」が掲げられた。
僧たちはボギョケ通りからシダ通りに入り、ポーク通りに折れ、シュウェ・ク・ポゴタまで練り歩いた。
僧たちのデモはこの朝早く行われた軍政支持デモが終わったあとに決行された。
参加した僧のひとりは「われわれは逮捕も拷問も恐れない。われわれはササナにかけて歩き通した」と語った。
僧たちはより大規模なデモを計画している。
〔大沼・注〕 僧らが再び立ち上がった。軍政当局も国際社会の目を意識し、そうかんたんには弾圧できない。僧たちの無事を祈りながら、再燃した民主化運動の今後の行方に注目しよう。
■ DVBが10月30日、報じたところによると、ロサンゼルスに北米、アジア、ヨーロッパ在住のビルマ人僧が集まり、28日、「国際ビルマ僧連盟」を結成した。
連盟の代表には、ビルマ・マンダレーの学僧で、1988年の民主化運動後、ニューヨークで亡命生活を送る、ウ・ピンヤ・ウンサ氏が選ばれた。
集会は当初、ウンサ氏の80歳の誕生日を祝う催しとして計画されていた。
9月下旬に起きた軍政による僧、市民に対する弾圧が、集会の焦点を発展させた。
ビルマ国内、ラングーン、マンダレー、ミン・チャン、パコクの僧らも「国際連盟」を支持、スリランカ在住のビルマ人僧らも参加を表明した。
また、亡命生活の中の4人のビルマ人アーチスト(ケイモン・ウ・サング=バクコク在住、ジャーナリスト、「新世代」代表、マウング・スワン・ユェ=詩人、ウィン・ペ=ニューヨーク在住の映画監督・作家・画家、マル・マル。アユェ=歌手、元ビルマ国立音楽連盟代表)も連帯を表明した。
「国際連盟」代表に選ばれたウンサ氏は「関係する諸国に問題を提起したい」と述べた。
〔大沼・注〕 日本の仏教界は「連盟」の呼びかけにどう反応するのだろう? 政教分離のかの政党は、ビルマでの軍政弾圧を国外問題として「分離」するのだろうか?
⇒
http://english.dvb.no/news.php?id=631
http://www.mizzima.com/MizzimaNews/News/2007/Oct/118-Oct-2007.html
Posted by 大沼安史 at 05:50 午後 | Permalink