〔イラクから〕「バグダッドの壁」で抗議行動 数百人 「壁」の撤去を求める
英BBC放送(電子版)が9月12日に報じたところによると、バグダッド市内のスンニ、シーア派居住区域を隔てる「壁」で11日、数百人の市民たちが「壁」の撤去を求めて抗議行動を行った。
BBC電子版の記事には、「壁」の上で気勢をあげる人びとや、壁の下で大きな「イラク国旗」を広げる市民を写した現場写真が添えられている。
この、「壁」の撤去を求める市民の声は、現場に持ち込まれた「イラク国旗」が示すように、宗派を超えた「イラク・ナショナリズム」の「健在」ぶりを物語るもので、今後の広がりが注目される。
デモ・集会が行われたのは、シューラ区とガザリーヤ区を分ける「壁」の周辺。
集まったスンニ、シーア派の住民たちは、イラク政府が宗派対立を煽っていると抗議の声を挙げた。
Posted by 大沼安史 at 04:36 午後 | Permalink