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2007-07-24

〔いんさいど世界〕 8・8・8・8 北京五輪カウントダウン あと1年 ハエたたき運動始まる 天安門広場のビーチバレーは会場変更

 中華の威信をかけた歴史的なスポーツの祭典まで、あと1年――。中国が来年夏の北京五輪に向け、フィーバーしています。準備は進んでいるのでしょうか?

 北京五輪の開催日をご存知ですか? そう、来年2008年の8月8日です。つまり、8・8・8。
 中国人にとっても、末広がりの「八」って、ラッキーナンバーなんだそうです。

 それじゃぁ、開会セレモニーの開始時間は?

 正解は(午後)8時。
 そうなんです。8年8月8日8時のスタート。8888。
 中国って、ここまでゲンを担ぐんですね。元の国ですから、なんちゃって……??

 この世紀の祭典に北京市が投入する予算は、日本円で5兆円。老朽化した建物はブルドーザーで撤去され、代わって超モダンな施設がどんどん建って、ハイウェーなど都市インフラの整備も進んでいるといいます。

 前回、2004年のアテネ五輪のあがり(収入)は、日本円でざっと8兆円。こんどの北京五輪はこれを軽く上回る、史上空前の「黄金五輪」になる見通しです。

 世界1の経済大国に向かって驀進する中国。その巨大なマーケットを狙って、公式スポンサーになりたがる外国企業が目白押しなんだそうです。TV中継料、グッズの売り上げもありますから、アテネなんか目じゃありませんね。

 そこでまず、競技の話題から見ますと、天安門広場で開催されることになっていたビーチバレーが会場変更になりました。朝陽公園ってところに移されてしまった。

 日本でビーチバレーって言っているあのスポーツ、英語(たぶん正式名)では、「バレーボール、サンド(砂)、ビキニ(水着)」って言うんですが、かなり「健康的」な競技。

 それをあの天安門事件(1989年)が起きた、あの広場でやるのはどうか?……
 中国って、そういうことにヤッパ、抵抗があるんですかねぇ~。

 公衆マナーの徹底運動(唾を吐かない、など)も盛んですが、公衆衛生運動も始まっているそうです。
 具体的にいうと、「ハエたたき」。

 ある北京のレストラン(料理屋さん)では、死んだハエを持って来た人に一律日本円で10円の報奨金を支払い始めたそうです。

 もちろん、ハエを食材にするわけではありません。北京五輪に向け、ハエの撲滅運動を呼びかけてのこと。

 洛陽っていう人口155万人という都市では、区がハエ一匹10円の報奨金制度をつくり、一斉ハエたたきデーの今月(7月)1日は、2000匹のハエの死骸が集まったそうです。

 実は中国って、1950年代にも、同じようなことをしたことがあるんだそうです。毛沢東主席の命令で、ハエ、ネズミ、蚊、ツバメを一掃する大キャンペーンが繰り広げられた……。

 五輪協賛のこのハエたたき運動、現段階ではポツラポツラって感じですが、来年のいまごろには、すさまじいキャンペーンになってるかも知れませんね。

 五輪記念グッズの話では、この6月、ベルギーのブリュッセルに本部を置く、「プレーフェア2008」って団体が中国で現地調査をして、「12歳の子どもまでグッズづくりをさせている」と非難する報告書を出して、注意を喚起しています。

 五輪のロゴ入りバックパック、帽子、その他のライセンス・グッズを製造している工場を調査し、その劣悪な労働条件を告発したわけです。

 記念グッズではありませんが、先日、子どもたちに奴隷労働をさせていたレンガ工場がビデオ映像で告発されましたよね。あれも、五輪特需のなかで起きたこと。

 北京の工事現場では転落事故などが多発しているといい、史上空前の「黄金五輪」に暗い影を落としています。

 8888、末広がりの北京オリンピック。 
 金にまみれた、ギラギラ・ウハウハ・ドロドロ五輪にだけはならないでほしいですね。

   

Posted by 大沼安史 at 09:56 午前 1.いんさいど世界 |

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