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2007-06-02

〔NEWS〕 イラク帰還兵 ピース・ウォーク開始  カリフォルニア州議会議事堂を24時間周回 市民らが連帯の共歩

 米カリフォルニア州の州都サクラメントで、ひとりのイラク帰還兵が「ピース・ウォーク」を始めた。
 戦没者追悼記念日の5月28日午前8時から歩き出し、1周800メートル、州議会議事堂の周りを黙々と歩き続けている。

 イラクで戦士したカリフォルニア出身の米兵は362人。

 黄色いリボンを身につけた帰還兵は、議事堂前に戻るたびに、同郷の戦死者の名前を1人ずつ読み上げ、その短かった人生を語っている。

 次の水曜日(6月6日)の午後、目標の「362周」を歩き切るのが目標だそうだ。

 1日24時間、歩き出した米兵は、衛生兵としてイラクに送られた。イラク侵攻が始まった2003年3月のこと。

 そのとき、生涯忘れられないことがあった。戦闘で倒れた仲間の遺体を収容しに行ったときのことだ。遺体はイラクの人びとが、犬に食われるのを防ぐため、とっくに埋葬していた。

 スコップを持っていなかったので、同僚とふたりで素手で掘り起こした。

 指の骨が出てきた。白骨化が進んでいたのだ。

 上官は遺体の放棄を、彼に命じた……。

 帰還兵は生還後、負傷米兵がわずかな補償金とともに軍隊から放り出されるありさまを見た。

 戦争の悲惨と不正義。帰還兵は反戦に立ち上がることを決めた。

 帰還兵の歩みに、市民たちも加わった。平和団体のメンバーらが、イラク戦争で死んだイラクの人びとの名前を書いた白い紙を手に、ピース・ウォークに加わった。

 連邦議会民主党指導部のふがいなさを憤り、運動の「顔」として使われるのを拒否した「平和の母」、シンディー・シーハンさんの夫のパットさんも、一緒に並んで歩き出した。

 ネット紙「トゥルースアウト」の記者によれば、帰還兵は疲れきったいるが、歩みをやめないという。万一に備え、医療関係者が付き添って、見守っているそうだ。

 自分の名前を名乗らない、無名の帰還兵による無言の歩み。
 イラクに平和が戻る日に向け、その日に向かって少しでも近づくために、一歩、一歩、地を踏みしめて歩いているのだろう。

 そのサクラメントの空の下に向かって、わたしもまた、連帯の挨拶をおくろう。
  


http://www.truthout.org/docs_2006/060107D.shtml

Posted by 大沼安史 at 05:00 午後 |

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