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2007-05-12

〔NEWS〕 「社会のクズ(racaille)」サルコジ 仏新大統領に 「第三の道」のアンソニー・ギデンズ氏 「サッッチャーリズム・フランス版」の「強行」に警告

 地中海のマルタ島で大富豪の豪華ヨットに乗って「祝・当選バカンス」を楽しんだフランス上流「社会のクズ(racaille)」、サルコジ仏新大統領に対し、英国の社会学者、アンソニー・ギデンズがルモンド紙との会見(電子版、5月8日付け)で警告した。

 サルコジがサッチャー路線を採ろうとするのではないか、との見方に対するコメントを述べたもので、ギデンズ氏は「サッチャーリズムは移行期の一形態。どの国民に対しても薦められるものではない」と、フランスにおける適用に釘を刺した。

 ギデンズ氏はサッチャー元首相について、「彼女は不平等をひどくし、公共サービスの現代化を怠った」と指摘したあと、英国のブレア政権がサッチャー・メージャー政権後に実施した「持続可能な経済的な繁栄と社会正義を結合した」「第三の道」路線の意義、成果を強調。英国では保守派(党)も中道右寄りのスタンスながら「第三の道」に傾斜しているとして、フランスでもその方向での改革は、かんたんなものではないが実現は可能だ、と述べた。

(大沼・注)
 「経済的な繁栄(「いざなぎ」越え、したとされる、「円ジャブ(ジャブ)景気」)」と「社会正義」が結合していないのは、われらが「日本」もそうである。

 「戦時レジーム」=「1940年体制」(官僚支配+統制政治経済)がいまだ居座り、「公共サービスの現代化」に抵抗している。

 先日の日経新聞には、特殊法人が独立行政法人に移行する際、累積債務の穴埋めで政府出資金(国民の財産)を12兆円も、コッソリちょろまかしていた、というスクープ記事が出ていた。

 これはもう、ビューロクラシー(官僚政治)どころか、クレプトクラシー(泥棒政治)の世界の話ではないか!!  

 問題は「戦後レジーム」ではなく「戦時レジーム」である。
 その清算もしないで(できないで)、「サッチャー路線」に走る日本の上流「社会のクズ」たち。

 「社会正義」の実現のため、「公共サービスの現代化」に努めるのが先ではないか?

 「夕張」「人身事故」「保護費打ち切り」…………。ああ、ナントカ還元水流れる、この、美しい国よ!


http://www.lemonde.fr/web/article/0,1-0,36-907159,0.html

Posted by 大沼安史 at 09:27 午前 |

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