〔ジャック天野の目が点丼〕 安部首相 年金“大失言” 「国民から申請があれば、自動的に給付しろというのか?」
季節はずれの台風のように、畏友・ジャック天野から突如、メールが飛び込んで来た。
生きてたんだ! 忘れてた! ごめん!
例によって「怒り」のメールだった。彼もまた「年金不払い」に、頭に来ているようだ。
例によって、メールの全文を「原文」のまま、掲載する。
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おい、大沼、どうしてる? P・コバーンの『イラク占領』って本、「突貫翻訳」して、くたばり損ねたそうだけど、大丈夫か?
おれは元気だぜ。ああ、おれはいま怒っている。国会へ怒鳴り込みたい気持ちだ。
「年金」だよ、「年金」。
この国の「政府」って、ちと「国民」をなめすぎじゃないのか?……「救済策」だなんて抜かしやがって、土下座しろ、土下座を!
でもなぁ、大沼よ、あの党首討論は何なんだ?
安部シンゾーが致命的な「大失言」をやらかしているのに、野党代表のオザワと来たら、突っ込みを入れることさえできない。シンゾーもシンゾーだが、一郎も一郎だぜ。
「大失言」って何、だって?
新聞、読んでみろよ、こう出てるじゃないか? これって、テレビのニュースにも出ていたハイライト部分だぜ。
〔For the Record〕 (朝日新聞5月31日付け朝刊2面)
……さらに小沢氏が食い下がると、首相は「小沢代表は国民から申請があれば、自動的に給付しろと言われるのか」と切り返し……
そうだよ、「美しい国」の宰相は、たしかにこう言ったんだ!!!
小沢はこう「切り返されて」、しどろもどろになっていたが、これって千載一遇のチャンス、おれが小沢なら、こう突っ込みを入れていたぜ。
「国民から申請があれば自動的に給付するのが年金じゃないですか?」
ついでに、「おたくはまさか、国民がデタラメ申請するとでも思っているのか? 国民はみな、年金ドロボーと言いたいのか? 年金ドロボーはいったいどっちなんだ」とも。
銀行だって、預金の引き出し申請があれば、自動的に払い戻ししているし、当の政府だって政党助成金の交付申請があれば、ナントカ還元水であろうと、自動的に税金を回している。
申請即交付……そう、それが行政の原則。申請を受けたら、手元の控え(記録)を参照して、それが万が一、「過少申告」とわかったら、「あなたはもっと払っています。年金、もっともらえますよ」といって、すぐさま支給するのが筋だろうに……。
こういう国なんだよ、官僚支配のこの国は……。
な、大沼、わかったろ?
だったら、あれもチャラだな!
お前、新橋の飲み屋の割りカン、払え払えってしつこいけど、お前、あのときの領収書、ちゃんと保管しているのか?
えっ、してない?
なら、おれは払わないぜ。申請したからといって、自動的に払ってもらえるなんて、思うなよな!!!
ま、こんな国に生まれたのが悪い、お前も、あきらめることだな……
Posted by 大沼安史 at 09:55 午後 | Permalink