〔イラクから〕 5月は残酷な月……米軍 最悪の戦死者 ファルージャ戦以来
ワシントン・ポスト紙(電子版、5月30日付け)によると、この5月の米軍戦死者がファルージャ戦以来の最悪を記録した。
27日のアメリリカの祝日、戦没者追悼記念日には、この日だけで10人が死亡、月初め以来の戦死者数は117人に達し、ファルージャ戦(2004年11月、同4月)のそれぞれ137人、135人に近づいた。
同紙によれば、武装抵抗勢力の戦術も巧妙化、ヘリ墜落現場へ向かう救出部隊を狙って、あらかじめ埋設していた路肩爆弾を爆発させる、といった高度なものになっている。
[大沼・注] ファルージャ戦という局地的な激戦がイラク全土に拡散し、米軍はますます追い込まれて来た。
ブッシュ政権が「ぶんどり」を狙って制定を迫る「イラク石油法」も、「イラク政府」側がレジスタンスに出て、アメリカの思惑通り進んでいない。
アメリカの軍事的、政治的敗北が鮮血のようにはっきりして来た。
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http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2007/05/29/AR2007052900304_pf.html
Posted by 大沼安史 at 10:11 午前 | Permalink