〔NEWS〕 ワタダ中尉 軍事裁判 7月16日に開廷
Yahooニューズが伝えたAP電(2月28日付け)によると、イラク出征を拒否した日系アメリカ人、アーレン・ワタダ中尉に対する軍事裁判が7月16日に開廷することになった。
ワタダ中尉の弁護人は「一事不再理」の憲法条項の適用と求めていく考えを明らかにした。
(大沼・注)
米陸軍当局の意向通り、かりに「7月」に開廷するとしても、まだ先のことで、支援運動を強化する時間はある。
減刑を含むワタダ中尉「救済」で最も有効なのは、もちろん、米国、世界における反戦運動の高まりである。
■ イラク・イラン情勢の今後(私見)
ここで、こんごのイラク情勢・イラン情勢がどう推移するか、現代段階での私見を述べておきたい。
① ブッシュ政権は今月(3月)10日、バグダッドで開かれる、イラン、シリア参加の会議に出席することを表明したことで、柔軟な方針に転換したとの観測も流れているが、それは草案が固まった「イラク新石油法」の国会通過・成立(イラク石油資源の「確保」の合法化)を図る、一時的な融和的環境づくりのためである。
② 新石油法が通過したあと、ブッシュ政権が対イラン攻撃に乗り出す可能性が強い。「シーア派=イラン、ヒズボラ」退治・封じ込めのためには、なんとしてもイラン核武装化を未然に阻止しなければならないと、判断しているからだ。
③ イランを軍事的に徹底に叩いたあと、「イラク占領」を永続化し、石油資源の収奪を続ける。
……こうした流れになるものと考えている。
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http://news.yahoo.com/s/ap/20070228/ap_on_re_us/war_objector
Posted by 大沼安史 at 10:48 午前 | Permalink