〔NEWS〕 ブッシュ政権が「軌道修正(Redirection)」 S・ハーシュ記者が指摘 シーア派封じ込めでスンニ過激派を秘密支援
米国の調査報道ジャーナリスト、シーモア・ハーシュ氏は2月25日発売の米誌「ニューヨーカー」に、「軌道修正(The Redirecion)」と題したレポートを発表、ブッシュ政権がチェイニー副大統領主導で、イラン=シーア派を封じ込めるため、アルカイダを含む、スンニ派過激組織に対する秘密援助を、サウジその他経由で行っていることを暴露した。
「軌道修正」グループには、サウジのバンダル王子(前駐米大使)も参加、秘密活動の部分は、チェイニー副大統領が仕切っている。
一方、対イラン攻撃では、米軍の統合参謀本部内に特別計画グループがすでに設置され、ブッシュ大統領の命令で24時間以内に攻撃できる態勢ができている。
イラン沖には現在、空母2隻を中心とした機動部隊が展開しているが、3隻目の投入論も出ているという(そうなると、米軍の対イラン攻撃の時期はずれこむ)。
ハーシュ記者はレバノンで「ヒズボラ」指導者、ナスララ師との会見にも成功、「レバノンとシリアのシーア派を、イラク南部(のシーア派地区)に追い出そうと考えているかもしれない。そんな臭いがする」との見解を引き出した。
⇒
http://www.guardian.co.uk/frontpage/story/0,,2021436,00.html
http://www.newyorker.com/fact/content/articles/070305fa_fact_hersh
Posted by 大沼安史 at 03:38 午後 | Permalink