〔NEWS〕 「生薬」でも「派兵」でも、「戦争」には勝てず??? イラク増派、P・コバーン記者 ブッシュ大統領にアドバイス
イラク問題をカバーする英紙インディペンデントのパトリック・コバーン記者が、イラク駐留米軍の増強を図ろうとするブッシュ大統領に、紙面でアドバイスしていた。
いくら米兵を送り込んでも「平和」は来ないから、やめた方がいいという、親身(?)のアドバイスだった。
コバーン記者は、ロバート・フィスク氏と並ぶ、インディペンデント紙の看板記者だが、フィスク氏同様、自分の足で歩き、自分の目で確かめる取材活動を続けて来た人。
その報道の背景には「歴史」に対する深い知識があって、奥行きのある記事を書き続けている。
そのコバーン記者の同紙電子版(1月8日付け)の記事を読んで、勉強させられた。
コバーン氏によれば、いまのブッシュ大統領は150年前、英国と阿片戦争を戦った中国の皇帝とそっくりだという。
皇帝は取り巻き側近のこう吹きまれ、安心しきっていたそうd。「大丈夫ですよ、陛下。中国は英国への大黄を輸出を全面的に止めていますから、そのうちやつら、集団便秘になって戦えなくなります」と。
大日本帝国の「神風」に似た「大黄禁輸」ではあるが、米軍増派はその程度のものに過ぎないとコバーン氏は言う。ビロウついで言うならば、要するに、そんなことでは屁のつっかえにもならないってことだ。
増派した米軍はバグダッドに展開するようだが、スンニ、シーア派ともそれぞれ戦闘意識は高揚しており、仮に米軍が個別の戦闘で勝利を収めたとしても、それは「殉教者」を大量に生み出すだけで、逆効果にしかならない、というのが、コバーン氏の見立てである。
ところで筆者(大沼)は現在、コバーン氏の「イラク占領」という本を翻訳中だが、そこに面白い歴史的な比較が出ている。
赤軍支配下のベルリン(1945年)と、米軍支配下のバグダッド(2003年)の比較である。
赤軍は廃墟ベルリンの復興に成功したのに、なぜ米軍=アメリカはダメだったか?――とコクバーン氏は問題を提起する。
ブッシュのワシントンはニューオルリーンズでもそうだったように、無能で腐敗している。
その無能がいくら頭数をそろえたところで、無能は無能なのだ。
負けを取り戻そうと、ここ一番の賭けに出たブッシュ大統領。が、結果は目に見えている。
「裏目」に出るだけである。
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http://comment.independent.co.uk/commentators/article2134847.ece
Posted by 大沼安史 at 03:11 午後 | Permalink

















