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2007-01-22

〔NEWS〕 米軍の対イラン先制攻撃 空軍機、潜水艦、対艦ミサイルの壊滅目指す 大規模攻撃の恐れ、元国務省アナリストが警告

 米ニューヨーク・タイムズ紙(電子版、1月19日付け)が掲載したロイター電によると、元国務省情報調査局のトップアナリスト、ウェイン・ホワイト氏は同日、ワシントンのシンクタンク「中東政策評議会」で講演、米軍のよる対イラン攻撃が核施設に対する限定的なものではなく、空軍機、潜水艦、対艦ミサイルの壊滅を目指した大規模なものになる、と警告した。
 
(大沼・注)
 レイム・ダック状態のブッシュ政権内ネオコン強硬派は、どうやら「対イラン攻撃」を、イラク情勢を打開し、米国内世論を動員する唯一の道筋と考えているようだ。

 攻撃に踏み切る場合、イランの報復を封じ込める必要があるから、ホワイト氏の言うとおり、攻撃が大規模なものになるのは当然である。

 つまり、「対イラン攻撃」ではなくて、「対イラン戦争」が始まる。

 もちろん、ブッシュとしても戦争突入に不安を感じており、この「戦争カード」を最後の切り札に、できればイランに対して核開発の中止と、イラクに対する不介入を約束させたいはずだ。

 しかし、イラク・イランをめぐる情勢は、米軍の軍事力の行使の方向に動いている。
 米軍は武装抵抗を制圧はできないが、軍事施設を破壊する能力には自信を持っている。

 圧倒的な軍事力でイランを叩き、その一方で「新石油法」をイラク議会で早急に成立させ、イラク侵攻の「戦争目的」を達成する。

 ブッシュにとっては、イラクの石油を確保すればいいのだ。
 石油施設を守備するために、米軍を半永久的にイラクに駐留させる。
 そのためには、イランとの間に「戦争状態」が生まれ、緊張が維持される方が望ましい。 

 そんなふうに、ワシントンのネオコン強硬派は、ブッシュをそそのかしているのだろう。

 ブッシュをホワイトハイスに送り出した「軍油複合体」にすれば、ブッシュにどんな汚名を着せられようと、問題ではない。
 「9・11」まで演出してスタートさせた「資源確保戦略」を完遂すればそれでいいのだ。

 彼らはもはや、対イラン攻撃を、イラク利権を防衛する戦いと位置づけているに違いない。
 

http://www.nytimes.com/reuters/news/news-iran-usa-experts.html?_r=1&oref=slogin

Posted by 大沼安史 at 08:48 午後 |

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