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2007-01-30

〔A Happy New Life!〕 老夫婦 山ライオンと死闘 70歳の夫を65歳の妻が助ける カリフォルニア山中

 今回はこれぞ、究極の夫婦愛――というか、愛は獅子よりも強し、というか、そんな話を紹介したいと思います。

 今月(1月)24日、米国の北カリフォルニア山中で実際にあった出来事です。

 サンフランシスコの500キロ北に、「プレリー・クリーク・レッドウッド州立公園」という自然公園があります。
 そこにハムさん夫妻がハイキングに遊びに来ていました。旦那さんのジムさんは70歳。奥さんのネルさんは65歳。

 真冬のハイキング、元気ですよね。

 二人が公園を歩いていたときのことです。突然、山(マウンテン)ライオンが現れ、ジムさんに頭にガブリと噛み付きました。
 
 山ライオンって、クーガーのこと。猛獣ですね。
 クーガーに比べれば、熊なんて、かわいい縫いぐるみのようなものです。

 そう、血に飢えた(?)ホンモノの猛獣。
 それが70歳のお爺さんを襲ったわけです。

 山ライオンはジムさんを地面に引き倒すと、とどめを刺そうと、攻撃を激化させました。
 ウーウー、ガブガブって。
 ジムさんは悲鳴を上げることもできなかった。

 そのとき、奥さんのネルさんはどうしたか?
 
 逃げなかったんですね。日本の「年金離婚」を考えてる奥様方なら、「保険金、かけてたかしら」なんて思いながら、逃げ出してしまうんでしょうが、ネルさんは踏みとどまった。

 あたりを見回しても誰もいない。こうなると、自分で助けるしかないので、そばに落ちていた丸太のようなものを拾い上げ、それでバシバシと山ライオンを殴りつけたそうなんです。

 サンフランシスコからの報道によると、その丸太(ログ――ログハウスのあのログです)の長さは書いてありませんが、太さ約10センチ。そのログでもって、バシバシ叩いた。

 山ライオンのどこを叩いたか、現地の新聞の記事には出ていませんが、たぶん山ライオンの背中ですね。背骨に打撃を加えたのではないしょうか?

 でも、山ライオンは放さない。

 ここでジムさんがネルさんにこう言ったそうです。「ポケットにペンがある。そいつで、こいつの目を突いてくれ」

 グッドアイデアですね。
 それでネルさんがペンで山ライオンの目を狙ったんだそうですが、これが意外と難しく、曲がってしまった。

 でも、ここであきらめてはならないと気を取り直し、また丸太で叩き始めた。

 そしたら、遂に山ライオン、夫のジムさんを放して、血だらけの口をこっちの向けて、ネルさんのことをしばらくの間、凝視したそうです。彼女のことをじーっと見た。

 飛び掛ってくるのかなと思ったネルさんが丸太を振り回していると、山ライオンはそのまま森の奥へ消えていったそうです。

 ジムさんはすぐ病院に運ばれ、手当てを受けましたが、頭蓋骨を噛まれており、唇も千切れそうになっていて手術しなければなりませんでした。

 でも、命に別状なく、新聞に載った写真では、もうベッドでカラダを起せるようになっていて、退院の日もそう遠くなさそうです。

 で、ジムさんを襲った山ライオンですが、知らせを受けた公園のレンジャーが猟犬を放って追跡し、ペアでいた二頭を射殺したんだそうです。
 こっちも夫婦連れだったんですね。
 オスが襲ったのか、メスだったか、それはまだ分かっていません。

 実はジムさんとネルさん、来月(2月)が結婚50周年の「金婚式」。ニュージーランドに遊びに行く予定だったそうです。

 その金婚式の旅行に、二人は予定通り、出かけるそうです。
 よかったですね。ほんとうに。

 それにしても夫婦愛って、すごい「凄い」と思いますが、山ライオンを撃退するなんて、なかなかないことですよね。
 こういうことを経験すると、夫婦の絆もさらに強まるんじゃないでしょうか。
 まさに、 A Happy New Life! ですよね。

 愛は獅子よりも強し。
 (ついでに、丸太はペンよりも強し)

 ま、それはともかく、ぼくが気になるのは、オスだったかメスだったか、ジムさんを放した山ライオンがネルさんのことをじーっと見つめた、あの目のことです。

 これはもちろん、勝手な想像ですが、その山ライオン、

 ①オスの場合、「あんたには負けたよ。あんたらの夫婦愛には参ったぜ!」
 ②メスの場合、「わたしも同じ妻。だんなさんのこと、これからも大事にしてあげてくださいね」

 ――といった気持ちを込めて、ネルさんのことを見つめたのじゃないのでしょうか?

 そう、ネルさんに対する敬意を込めて。

 「わたしだったら、どうするだろう?」「うちのカミさんだったら、どうするだろう?」
 自分の(への)愛情を確かめるリトマステストにもなりそうな、「山ライオンと夫婦」の物語、まずはメデタシめでたし。

Posted by 大沼安史 at 07:57 午前 |

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