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2007-01-07

〔重要NEWS〕 イスラエルが対イラン核攻撃を準備 英紙サンデー・オブザーバー ナタンツなど3地点 通常爆弾投下後に核爆弾(バンカー・バスター)を使用

 英紙サンデー・オブザーバー(電子版、1月7日付け)が報じたところによると、イスラエルはイランの核施設に対し、核による空爆を行う準備を進めている。

 攻撃目標は、ナタンツ(ウラン濃縮施設)、イスファハン(ウラン転換施設)、アラク(重水炉)のイラン国内3地点。

 ナタンやイスファハンは、通常爆弾を投下して「開口」後、貫通核爆弾(バンカー・バスター)を使用、地下施設を破壊する。

 攻撃するイスラエル空軍機は、ネゲブ砂漠のハトゼリム基地、テルアビブ南方のテル・ノフ基地に所属する空挺団で、イラン攻撃に備え、ジブラルタル上空との間を往復するなど、長距離空爆の訓練を続けている。

 イラン攻撃のルートは3ルート検討されており、うちひとつはトルコ領空を通過する。

 イスラエルとアメリカの当局者はこの問題でこれまで数回、協議している。

 イスラエルが核攻撃に踏み切るのは通常兵器による攻撃ではイラン核施設の破壊は困難と最終判断が出て、なおかつブッシュ政権が「同意」した場合。
 消息筋は「事後同意」もありうるとしている。

 サンデー・オブザーバー紙はこれまで、①イスラエルのイラク・オシラク炉攻撃②イスラエルの核技術者による暴露、など、イスラエルの核問題報道では定評のある高級紙だ。

 今回の同紙の「スクープ」は、イランに核開発放棄を迫る「最後通牒」の要素も含んでいるといえる。

http://www.timesonline.co.uk/article/0,,2089-2535310,00.html

Posted by 大沼安史 at 07:43 午後 |

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