« 〔いんさいど世界〕「正しい生き方賞」を知っていますか? スウェーデン国会議場で授与される“もうひとつのノーベル賞” ことしの受賞者決まる 正賞は南米の「詩の祭典」やインドの女性解放運動家ら3人(団体)に 栄誉賞は「世界社会フォーラム」の産みの親のブラジル人活動家に | トップページ | 〔NEWS〕 9・11テロ 事前警告は7月10日に 米国務省スポークスマン、認める »

2006-10-03

〔NEWS〕 9・11テロの2ヵ月前のCIA長官警告 調査委員会に報告されず ウッドワード記者による暴露 「テロゲート事件」に発展か?

 ワシントン・ポストのボブ・ウッドワード記者が新著『ステート・オブ・ディナイヤル』で暴露した、テネットCIA長官(当時)によるテロ警告について、「9・11独立調査委員会」のメンバーが何にも聞かされていなかったことが、ニューヨーク・タイムズの報道(電子版、10月2日付け)で明らかになった。

 ウッドワード記者によると、テネット長官は同時多発テロの2ヵ月前、2001年7月の時点で、アルカイダのよるテロが切迫したものになっていることを、ライス国家安全保障会議顧問(当時、現国務長官)に警告していた。

 (大沼・注)

 CIA長官の事前警告がありながら、なぜブッシュ政権はこれを無視したか?

 答えはもう明らかである。

 「テロ」を阻止しない、ためである。
 「テロとの戦い」に米国民を総動員し、イラクに侵略するための「きっかけ」づくりのために。

 その意味で、ウッドワード記者による今回の暴露は、ウォーターゲート事件など比較にならない起爆力を秘めている。

 「泥舟」になりつつあるブッシュ政権。

 ブッシュ辞任にいたるこんごの流れは「テロゲート事件」として歴史に残るかもしれない。


http://www.nytimes.com/2006/10/01/washington/01cnd-book.html?_r=1&oref=slogin&pagewanted=print

Posted by 大沼安史 at 09:09 午後 |

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 〔NEWS〕 9・11テロの2ヵ月前のCIA長官警告 調査委員会に報告されず ウッドワード記者による暴露 「テロゲート事件」に発展か?: