« 〔いんさいど世界〕 GE米が流通 ヨーロッパ 揺れる「食の安全」 | トップページ | 〔NEWS〕 イラク戦争 負傷米兵 2万人の大台に »

2006-09-19

〔NEWS〕 実りの秋 畑のクラスター爆弾

 収穫の秋を迎えたレバノン。畑に、果樹園に、数百万発のクラスター爆弾が散乱するなか、農作業を強いられるレバノンの農民たち――そんな厳しい実態を、英紙インディペンデント(電子版、9月18日付け)が現地から報じていた。

 同紙が伝えるモニター報告によれば、イスラエルが戦闘最後の3日間に撃ち込んだクラスター爆弾のミニ爆弾により、停戦後、少なくとも83人が死亡しているそうだ。
 そう、死亡した人が少なくとも83人。
 それは、それ以外に負傷した人が、おそらくそれ以上の数に達することと意味する。

 記事に70歳の農民、アリ・アハマドさんのことが出ていた。
 ヨモール村のアハマドさんはオレンジの木の手入れをしていてクラスター爆弾を踏んだ。
 意識不明の重体。ナビティエの病院のベッドで昏睡状態に陥っている。

(大沼・注)
 11月にジュネーブで、非人道兵器禁止条約の見直し会議が開かれるという。
 日本政府(外務省)は、クラスター爆弾禁止に向けてイニシアチブをとってもらいたい。 


http://news.independent.co.uk/world/middle_east/article1616665.ece

Posted by 大沼安史 at 09:09 午後 |

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 〔NEWS〕 実りの秋 畑のクラスター爆弾: