〔NEWS〕 実りの秋 畑のクラスター爆弾
収穫の秋を迎えたレバノン。畑に、果樹園に、数百万発のクラスター爆弾が散乱するなか、農作業を強いられるレバノンの農民たち――そんな厳しい実態を、英紙インディペンデント(電子版、9月18日付け)が現地から報じていた。
同紙が伝えるモニター報告によれば、イスラエルが戦闘最後の3日間に撃ち込んだクラスター爆弾のミニ爆弾により、停戦後、少なくとも83人が死亡しているそうだ。
そう、死亡した人が少なくとも83人。
それは、それ以外に負傷した人が、おそらくそれ以上の数に達することと意味する。
記事に70歳の農民、アリ・アハマドさんのことが出ていた。
ヨモール村のアハマドさんはオレンジの木の手入れをしていてクラスター爆弾を踏んだ。
意識不明の重体。ナビティエの病院のベッドで昏睡状態に陥っている。
(大沼・注)
11月にジュネーブで、非人道兵器禁止条約の見直し会議が開かれるという。
日本政府(外務省)は、クラスター爆弾禁止に向けてイニシアチブをとってもらいたい。
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http://news.independent.co.uk/world/middle_east/article1616665.ece
Posted by 大沼安史 at 09:09 午後 | Permalink