〔NEWS〕 アモス・オズ氏らイスラエルの作家 レバノン戦争の拡大に反対し停戦l交渉を呼びかけ
イスラエルを代表する3人の作家、アモス・オズ、A・B・ユェホシュア、デイビッド・グロスマンの3氏が8月9日、テルアブビ市内で記者会見し、イスラエル軍のレバノン侵攻拡大に抗議する意志を表明するとともに、レバノンのシニオラ首相が提示した停戦案を受諾し、即時停戦をするよう政府に求めた。
オズ氏らは6日の日曜日にも、停戦と交渉を求める意見広告を新聞に掲載している。
イスラエル紙「ハーレツ」によると、記者会見でオズ氏は、イスラム過激派があらわにしている憎悪のサイクルは、イスラエル・パレスチナ紛争でみられるものと異なっている、との考えを示した。
オズ氏はさらに、ヒズボラはイスラエル社会の破壊を狙っているとして、「イスラエルが軍事的挑発に対応していることは正しい」と発言。しかし、「時間が経つにつれ、ヒズボラをすべて殲滅するといった、とんでもない、非合理な目標が飛び出してきた」として、シニオラ首相の7項目停戦案には「ブラックホール」はあるものの、それを交渉のベースとして受け入れるべきだ、と述べた。
Posted by 大沼安史 at 11:47 午前 | Permalink